第46回東京大会

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第46回東京大会

第46回日本臨床心理学会大会(東京)へのご案内

大会委員長 高橋 晶子(錦糸町カウンセリングルーム)

今年の大会は、会員の自主的な参加が多い大会となりました。1日目午前の個別発表は計9件の応募があり、ここ数年の大会の中では一番多い数となりました。また1日目午後には会員による自主企画「デイケアのちょっといい話し」も催されます。会員の皆さんのこうした形での大会参加の増加は、会員と共に作る学会を感じる、良い機会となります。当日は皆さんが日頃行っている地道な臨床実践報告や、長年追い続けているテーマなどを、発表者の人となりを含めながらお聞きし、会員相互の交流を楽しみたいと思います。
運営委員会主催のラウンドテーブルは、「医療観察法での治療を問う」や、「心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ」など、様々な角度から「心理療法・治療」について検討する場を設けました。いずれも現実の「場」で起きている現象をどのように捉えるか、多角的に検討していければと思います。
2日目午前は、昨年発行した当学会編の『地域臨床心理学』と、この秋発行予定の『幻聴の世界』(いずれも中央法規出版)の内容を元に、更なる議論の深まりを目指すセッションを企画しました。どちらも地道な臨床実践の中から見出された見解をまとめたもので、臨床に携わる人はもとより関係者の方々にとっても有意義な内容と考えています。書き下ろしのこれらの書籍を元に、より深い議論が展開していければと思います。
2日目午後の全体会パネルディスカッションは少し趣を変え、やや抽象的で幅の広いテーマでの企画を立てました。内容はパネラーの皆さんそれぞれの人となり(個人史)をベースに、ユーザーとの間で展開された臨床実践の中から見出された「理論のエッセンス」を語って頂きます。その話しを通して「臨床実践の理論は、机上の学びからではなく、臨床家が自らの人生の流れの中で選択されていくものであり、それは出会うユーザーの方と共に展開しながら、最終的には臨床家自身のスタンスを確立していくものである」ということを、フロアの皆さん一人ひとりに感じていただければと思います。そして臨床活動の有り方を再確認・再検討することを通して、明日への力が見いだされていければと思います。
初秋の東京代々木での大会、参加された皆様一人ひとりにとって実り多き会となることを期待したいと思います。どうぞ皆様お誘いあわせの上、秋のよき日を共に過ごしましょう。

日時:2010年9月25日(土)~26日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)

午   前 午    後
9/25(土) 8:30 受付【センター棟509室】
9:00~10:00 定期総会
10:10~12;00個別発表
A: 山岸竜治、松岡倫子・原千恵子
B: 村松健司、滝野功久
C: 藤澤三佳、有留照周
D: 太田裕一、氏家靖浩・森谷就慶・
佐藤俊彦、亀口公一
1:30~4:30
ラウンドテーブルディスカッション
Ⅰ.医療観察法での治療を問う
― 強制構造の中での治療の意味 ―
Ⅱ.心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ
- うぶすなの神、拝み、唄 ―
自主企画
・デイケアのちょっといい話  企画者:百田 功
5:00~7:00情 報
交換会
9/26(日) 8:30 受付【センター棟509室】
9:00~12:00
パネルディスカッション
・『幻聴の世界』出版を記念して
声がきこえる体験を多角的にみる
ラウンドテーブルディスカッション
Ⅲ.『地域臨床心理学』を読む
―「第3章」心理的視点からの
生活支援を考える―
12:40 受付【センター棟413室前】
1:00~4:45 全体会パネルディスカッション
・臨床心理学の理論と実践
―臨床の場における関係性と、
様々な臨床スタンスを超えてー
パネリスト:丸田俊彦
(メイヨ・クリニック医科大学  精神科名誉教授)
岡村達也(文教大学)
宮脇 稔 (ナカノ*花クリニック

指定討論者:島薗 進 (東京大学)

※本大会はどなたでも参加できます。なお、今回は会場の都合で、原則事前登録となります。
登録方法は2頁をご覧ください。
<大会参加費>【郵便振込】会員:4,500円 非会員:5,000円 学生、ユーザー・家族:2,000円

【当日払い】会員:5,000円 非会員:5,500円 学生、ユーザー・家族:2,500円
<全体会パネルディスカッションのみの参加>【郵便振込】1,000円  【当日払い】1,500円
<情報交換会> 【郵便振込】4,000円   【当日払い】4,000円

【日本臨床心理学会事務局】〒110-0003 台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201
TEL&FAX 03-3847-9164 (電話は木曜日10:00~16:00のみ。他、留守電対応)
学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp

【会場までの交通案内と周辺地図】       【最寄駅から会場までの地図】

【JR東京駅より電車利用の場合】
JR中央線下り方面に乗り新宿駅で下車。西口にある小田急電鉄新宿駅地下1階⑦⑧番線から各駅停車に
乗り換え約3分、参宮橋駅下車、徒歩7分

【食事について】
会場には4つのレストランがあります。また会場周辺には数件の飲食店があります。会場内での飲食は全面禁止となっておりますので、これらの施設をご利用下さい。

【宿泊について】
学会事務局では会場までの移動や宿泊先のあっせんはしておりませんので、各自でご予約下さい。

【開催に支障のある不測の事態・自然災害について】
状況によってプログラムの部分中止の可能性があります。詳しい情報は、学会事務局留守番電話、もしくは学会HPで常時、公開いたします。

【事前登録について】
今年度の大会は会場の都合上、事前登録をお願いすることになりました。氏名、住所等連絡先を明記の上、9月17日(金)までに下記のいずれかの方法で登録をお願いします。
①郵便振込みでの登録:通信欄に会員の種別、参加内容、あればEメールアドレスをご記入ください。
②Eメールでの登録:nichirinshin@yahoo.co.jp
③Faxでの登録:03-3847-9164
④郵送での登録:〒110-0003
台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201 日本臨床心理学会
☆記載内容:<氏名(フリガナ)、住所:電話番号(FAX番号)もしくはEメールアドレス)>
<会員の種別:会員/非会員/学生/当事者・家族>
<参加内容:大会/全体パネルディスカッションのみ/情報交換会>
☆②~④の場合は、登録後次の郵貯銀行振込口座に必要な金額を振り込んでください。
口座番号:00140-2-425522   ☆加入者:日臨心

【諸注意】
①事前振込み後の参加費の返金は出来ませんので、ご了承ください。
②登録完了後、郵便振込で参加費をお支払い頂いていない方は、当日払いの金額を受付でお支払い頂くことになります。

<大会プログラム>

9月25日(土)9:00a.m.~10:00a.m. 定期総会  【センター棟510室】

9月25日(土)10:10a.m.~12:00a.m. 個別発表  【センター棟413・510・512・514室】

A:ひきこもり研究の問題点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山岸 竜治
セクシャルマイノリティ(性的少数者)の受容過程に関する一考察・・・・・・・松岡 倫子、原千恵子
B:入所施設における高校生グループの活動について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・村松 健司
臨床心理の専門家を養成するということ - 教育現場の諸問題から考える -・・・・・・・滝野 功久
C:精神病院における「自己表現」としての絵画活動
― H精神病院における絵画活動の事例より ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤澤 三佳
発癌理論と治療並びに予防法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有留 照周
D:臨床フィールドとしての大学キャンパス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太田 裕一
不登校の家族支援を問う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・氏家 靖浩、森谷就慶、佐藤俊彦
子どもの心理発達と感情コントロール ― 発達臨床の現場から -・・・・・・・・・・・・亀口 公一

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅠ 【センター棟109室】

医療観察法での治療を問う ― 強制構造の中での治療の意味 ―
企 画 者:藤本 豊(東京都立中部総合精神保健福祉センター)

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下医療観察法)が施行されて5年を経た現在、様々な課題が浮かび上がっている。
医療観察法の指定入院医療機関では、「社会復帰」に向けての各種の心理教育プログラムが実施されている。プログラムは処遇計画で本人合意のもとで作成しており、参加の強制はないとしている。しかし、参加を拒否することは治療を拒否することであり、病状が良くないと考えられ退院できない構造にある。こうした強制治療構造での「治療プログラム」について議論をしたいと考えている。
当日は、実際の治療を受けた対象者の家族の方の参加も予定している。皆様の参加をお待ちします。

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅡ 【センター棟514室】

心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ - うぶすなの神、拝み、唄 ―
企 画 者:實川 幹朗(姫路獨協大学)
話題提供者:佐藤 壮広(明治大学大学院情報コミュニケーション研究科、他)

臨床心理学は「心の癒やし」を業とします。これは人類史からは<祀り>の一部です。わが国の臨床心理学はほとんどが西欧起源で、心理的風土が異なる利用者を戸惑わせます。近代心理学の差別的、抑圧的な性格も反省しなければなりません。この企画では、沖縄の土着信仰を研究する人類学者を招きます。沖縄には、古い魂の癒やしが今も生きていますし、「正常」の幅が広く取られます。また「ユタ」と呼ばれる伝統的な治療者は、社会的には権威がありません。クライエントは判定や助言を一方的に「される」者ではなく、「判じ」の妥当性を厳しく評定します。なお発題者は、ギターを爪弾き「非常勤ブルース」を熱唱する「歌う人類学者」でもあります。

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. 自主企画 【センター棟510室】

デイケアのちょっといい話
企 画 者:百田  功 (浅香山病院)
発 題 者:山﨑 勢津子(浅香山病院)ほか

メインテーマ(プログラム運営や治療論)とは別の”現場で働くデイケアスタッフならではの実感ややりがい、悩みというもの”があって、それらはささやかであるがゆえに学会や本などで大っぴらに取り上げられていない(または取り上げにくい)というのが現状です。そういったことについて、当日は現場のスタッフで話し合えるような内容にしたいと考えています。このような趣旨に賛同していただける方々の参加をお待ちしています。

9月25日(土)5:00p.m.~7:00p.m. 情報交換会 【D棟9階 レストランさくら】

9月26日(日)9:00a.m.~12:00a.m. パネルディスカッション 【センター棟514室】

<『幻聴』(仮題)出版を記念して> 声がきこえる体験を多角的にみる
パネリスト:朝田  隆 (筑波大学臨床医学系精神医学)
佐藤 和喜雄(NPO福祉会菩提樹)(企画コーディネーター)
松王  強 (ヒアリング・ヴォイシズ研究会)

人がそこに居なくても「声がきこえる」現象/体験は、精神医学では「幻聴」という症状として、薬物療法で対処しようとします。一方ヒアリング・ヴォイシズでは、これを本人の体験として重視し、「声」への対処とその意味を生活状況の中から探り、新しい生き方を探求します。「声」にかき乱されるだけでなく、「声」から学ぶ人もあり、また古代より、「声」を神の啓示として受け、社会的に価値ある行動に導かれた場合もあります。
本学会編『幻聴』の執筆者3名が、この現象/体験をどうとらえていくかをそれぞれの視点で提示します。これを受け、どのような対処やサポートが導かれるのかについて、フロアと共に討論したいと考えます。

9月26日(日)9:00a.m.~12:00a.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅢ 【センター棟512室】

『地域臨床心理学』を読む -「第3章」心理的視点からの生活支援を考える ―
企     画:日本臨床心理学会研修委員会
発  題  者:高島 真澄(社会福祉法人光風会)
コメンテーター:栗原  毅 (世田谷区北沢保健福祉センター)

~ ホームヘルパーが行くと、彼女の居間の隅には、必ず布団が敷いてあります・・・そのとき何をすべきか ~
人間は同じ対象物を前にしても一人ひとり「見ているもの」が違い、同じ音楽を聞いても「聞いているもの」は異なる、これは心理学の「知覚」の課題です。ものごとの受けとり、理解等の「認知・認識」も当然異なり、異なる社会環境、生活状況の中で様々な感情や思いを抱きながら日々を生きています。当学会は、こうした一人ひとり異なる’ユーザーのくらし’の視点を大切にした地域生活支援について、『地域臨床心理学』を昨年出版しました。今回は第3章の執筆者の高島さんに、「ユーザー協働の社会資源調査活動」への支援、ピアサポーターによる精神科病院内での「お茶飲み会」といった活動実践の現状を語ってもらい、参加者と自由に意見交換しつつ、「ユーザーの心理的視点を踏まえた地域生活支援」について考えたいと思っています。

9月26日(日)1:00p.m.~4:45p.m. 全体会パネルディスカッション【センター棟417室セミナーホール】

臨床心理学の理論と実践 ― 臨床の場における関係性と、様々な臨床スタンスを超えて -
パネリスト:丸田 俊彦(メイヨ・クリニック医科大学精神科名誉教授)
岡村 達也(文教大学)
宮脇  稔 (ナカノ*花クリニック)
指定討論者:島薗  進 (東京大学)
司   会:高橋 晶子(錦糸町カウンセリングルーム)
實川 幹朗(姫路獨協大学)

現在、世界には数百種類に及ぶ臨床心理学の理論や技法があります。これら無数にある理論や技法の中から、私たちはどのようにして自らの立場を選び、学び、自らの臨床スタンスを作り上げているのでしょう。また、立場が異なるにもかかわらず、優れた臨床家なら流派を問わずに臨床活動の成果が上がるのは何故なのでしょう。このような臨床活動の中で、理論と技法はどのように働いているのでしょう。
今大会の全体会では、長年臨床活動を行ってきた3名の臨床家に、それぞれの臨床スタンスに至る個人史を語って頂きます。そしてお三方が支持される理論や技法のうち、「クライエント/ユーザー/当事者/される側」との「関係性」をめぐる部分が、臨床活動にどのように生かされているかを主軸に、お話し頂きます。それにより、それぞれの臨床活動の共通点や相違点はどのようなものか、また、それぞれの臨床スタンスの違いが「クライエント/ユーザー/当事者/される側」との「関係性」にどのような影響を及ぼすのかなどについて、検討したいと思います。
一方、このように無数に広がる臨床心理学の理論や技法は、ややもすると立場の違う者同士の対立につながり、互いの非難・攻撃をも招きかねません。また、「○○療法を行うことが臨床家の仕事である。故にその理論と技法さえ身につければ、専門家になれる」といった、マニュアル的な発想にもつながりかねません。このような現象は、心の癒しを求める宗教の世界における、様々な宗派が乱立している現象と非常に似通っています。このような現象をどのように捉えれば良いのか。いかにしたら互いの対立やマニュアル化を避け、諸流派を協調、発展させることが出来るのか。このあたりを、宗教の研究者からご助言頂きます。そこから、臨床心理学の新たな展開が見いだされていければと思います。
参加者一人ひとりにとってこの全体会が、臨床活動の有り方を再確認・再検討する機会となり、「クライエント/ユーザー/当事者/される側」にとってより良い臨床活動を行う助けとなることを期待します。

 

幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ
日本臨床心理学会中央法規出版 2010-10

2010年11月9日 ウェブサイト 情報工学 Passion For The Future で取り上げられました。幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ – 情報考学 Passion For The Future
2010年10月31日日本経済新聞朝刊の書評で取り上げられました。

幻聴の世界 ヒアリング・ヴォイシズ

編集:日本臨床心理学会
●四六判・約200頁◆1,470円
幻聴/ヒアリング。ヴォイシズを多角的にとらえる
いつのころだろうか、病気が治るものと思われてきたのは……
いつのころからだろうか、病気になったら病院に行くようになったのは……
いつのころからだろうか、空耳が幻聴といわれるようになったのは……
いつのころからだろうか、幻聴が病気だと言われるようになったのは……

神の声の啓示によって、宗教を興した開祖の話も耳にします。人口の4%の人が幻聴を聴いたことがあるといういくつかの調査報告があります。誰の声かもしれない人の声に日常的に悩まされている人もいます。そうした「声」は、精神医学の対象となり、「幻聴」といった精神疾患のひとつの症状とされ、「声」をなくすためのさまざまな治療が行われています。本当に幻聴は疾患の症状なのでしょうか?

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中央法規出版
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地域臨床心理学
日本臨床心理学会中央法規出版 2009-11

内容
序章 地域臨床心理学入門
第1章 地域のなかでの心理学
第2章 精神科病院での臨床心理
第3章 地域生活支援センターでの臨床心理
第4章 精神科居住系施設での臨床心理
第5章 デイケアでの臨床心理
第6章 精神科クリニックでの臨床心理
第7章 保健所での臨床心理
第8章 作業所での臨床心理
第9章 家族支援と臨床心理

 

心理テスト―その虚構と現実 (1979年)
日本臨床心理学会 1979-02

 

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第44回日本臨床心理学会 徳島大会

第44回日本臨床心理学会大会(徳島)のご案内

大会委員長 樫田 美雄(徳島大学)

本年の大会長を引き受けました樫田美雄と申します。11年前から徳島におります。徳島は、山も海もあるよい所で、食べ物もおいしいです。「地方だと、名物にうまいものあり、といえる」。これが、私が徳島に来ての最初の感想でした。スダチは、お刺身用だけでなく、寿司酢にもなりますし、味噌汁にも絞ります。うどんは、さぬき系のこしの強いものが味わえます。「楽天」にも出店している八万町の「おおさかや」は地酒専門店ですが、特級品のわかめも扱っていて秀逸です。9月ならあちこちで「鳴門金時」を箱で売っています。そもそも、普通のスーパーで売っている生ワカメやアジが、十分においしいです。徳島といえば、「お遍路」と「阿波踊り」以外は、「眉山」が映画タイトルになったためにちょっと知られている位で、他のものはあまり知られていませんが、食べ物・見物等、いろいろあります。是非、この機会にご来徳下さって、存分に楽しんでいってください。
大会会場(徳島大学常三島キャンパス)は、徳島市の市街地にありますから、駅前のホテルからでも、バスで10分の道のりです。徳島大学には本学会の会員は2名おります。2名はともに「社会学研究者」ですが、いずれも、精神保健や発達障害に強い関心を持っております。今回の大会を機に、地域の臨床心理関係の諸機関と連携を深めていきたいとも考えておりますので、地域見学会等のご希望がありましたら、ご意見を電子メールでお寄せ下さい(樫田:kashida@ias.tokushima-u.ac.jp)。検討いたします。〝日本臨床心理学会は、絶えず「社会との関係」での「臨床心理学」を考えてきました〝と、昨年の藤本豊大会長が大会案内チラシに書いていらっしゃいました。医療観察法も特別支援教育も社会的な問題と深く関わっています。これらの問題を、社会学者も心理学者も医者もユーザーもユーザーの家族も、ともに参加して議論できるところに、本学会のよさがあると思っております。その良さを実践し、伸ばしていく大会にしていきたいと思っています。
本大会最終日(9月20日)の午後には、全体会として「シンポジウム:特別支援教育と発達障害-その構造と論理の批判的検討-」の開催を予定しています。このシンポジウムは、「発達障害」に関わる諸事象を、当事者を含む4パネリストの発題で考える、という企画です。本学会らしい企画であると自負していますので、どうか皆様、ふるってご参加のうえ、活発な討論をよろしくお願いいたします。

日時:2008年9月18日(木)~20日(土)
場所:徳島大学工学部キャンパス内 新・共通講義棟5階・6階(徳島県徳島市南常三島町2-1)

9/18 13:30 受付開始

14:00-15:30 事務総会
15:30-17:30 総会報告

9/19
(金)
9:30 受付開始
10:00-12:30 ●個別発表 A・B・C13:30-16:30 ●分科会Ⅰ 早期・発達療育と児童デイサービス事業のあり方
学習会 医療観察法の現状と問題  情報交換会9/20
(土)
9:00 受付開始
9:30-12:30 ●分科会Ⅱ 地域支援と臨床心理PartⅡ
●ワークショップ 
ヒアリング・ヴォイシズ13:30-16:30 ●地域貢献特別公開シンポジウム

特別支援教育と発達障害 -その構造と論理の批判的検討-

【地域貢献特別公開シンポジウム】

日本臨床心理学会 文科省科研「特別支援教育のビデオエスノグラフィー」合同開催
【大会参加費】会員3,500円 非会員4,000円 ユーザー・学生2,000円

【情報交換会】4,000円

【地域貢献特別公開シンポジウムのみ参加の非会員】500円(資料代)

○徒歩の場合:徳島駅より徒歩30分

○バス利用の場合:徳島駅より10分
徳島駅より徳島市営バス「島田石橋」行、「商業高校」行に乗車し、「助任橋」又は「徳島大学前」下車、徒歩5分
○大会会場:工学部キャンパス内・新・共通講義棟5階・6階
(大会受付:5階エレベーターホール前)
○情報交換会会場:工業会館2階「セミナー室」
【宿泊について】
徳島市内では本大会と同じ会期で、他の学会の開催が予定されています。 そのため大会間近
での宿泊や交通機関等の混雑が予想されます。
本大会に参加予定の方は、早めの宿泊予約・フライト予約をお勧めします。
宿泊先は「徳島コンベンションビューロー」
(Tel:088-652-8814)の宿泊案内などをご利用下さい。会場付近の宿泊施設は、プラザイン徳島、徳島グリーンホテルなどです。
なお、学会事務局での宿泊先斡旋はしておりませんのでご了承下さい。

【台風の際の対応】
状況によってプログラムの部分中止の可能性があります。詳しい情報は、学会事務局留守番電話、もしくは徳島大学総合科学部人間社会学科地域システムコース・地域社会サブコースサイト内のHPで、常時、公開いたします。

<大会プログラム>

☆総会報告 臨床心理職国家資格化について

9月18日(木)3:30p.m.~5:30p.m. 【5階・502教室】
話題提供者:藤本  豊(日本臨床心理学会運営委員)
心理の国家資格化は未だに目処が立っていません。2005年3月に「医療心理師」が国家資格として成立する所まで進みましたが、臨床心理士国家資格化をめざす「臨床心理職の国家資格化を通じ国民の心のケアの充実を目指す議員懇談会」が2005年4月に発足し、7月に「医療心理師法」「臨床心理士法」の二法案を無理矢理一本化した「臨床心理士及び医療心理師法案」が出されました。しかし、医療関係団体を含め「臨床心理士法」の部分を認めることが出来ないとの反対声明が出される中で、頓挫し現在に至っています。2008年4月には日本学術会議から「学士課程における心理学教育の質的向上とキャリアパス確立に向けて」が公表され、「職能心理士」としての国家資格化が提言されました。また、日本心理学諸学会連合の「心理学検定」が、今年からスタートしました。
当日は、資格化の最新情報をお伝えし、会員諸氏と議論を深めたいと考えております。

☆個別発表

9月19日(金)10:00a.m.~12:30p.m. 【5階・503教室、504教室、505教室】
A.中学校卒業後を展望した適応指導教室(教育支援センター)の実践課題 ―自我形成の視点からの支援プログラムの点検―・・・・・・・・・・・菅野 聖子
軽度発達障害者支援のあり方についての一考察 ―ある専門学校における取組みを通して-・・・・・・・・・・・・・・波多野大介
B.「最重度」知的障害のある人のグループホーム入居決定要因に関する一考察 ―3家族の親へのインタビュー調査を通して―・・・・・・・・・・・・谷奥 克己
禅仏教における自我形成援助方略 3 一参禅の意義― ・・・・・・・・・・・・・・・吉田 昭久
C.スペシャリストと体験者のスペシャリストとの関わり合い ―ヒアリング・ヴォイシズ運動にみる援助者と非援助者の関わり合い― ・・・・・・中恵真理子
正常と異常についての基準―何を以って異常と見なすか、その基準を探る― ・・・・・・武藤 麻美

☆分科会Ⅰ 早期・発達療育と児童デイサービス事業のあり方

9月19日(金)1:30p.m.~4:30p.m. 【5階・503教室】
発題者:亀口 公一(NPO法人アジール舎 児童デイころぽっくる) 椎野 広久(NPO法人こどもの発達研究室きりん) 渡辺三知雄(乙訓ポニーの学校)
本学会では、1980年、第16回大会でシンポジユウム「『障害児』の早期発見・早期療育をめぐって」を開催し、1987年には、本学会編著「『早期発見・治療』はなぜ問題か(現代書館)」を出版しています。その中で、「早期発見・治療」が、「障害児者」の存在を否定する可能性を指摘しています。しかし、約30年後の現在、時代状況は大きく変化しています。戦後の医療、教育、福祉の諸制度は介護保険法、障害者自立支援法、発達障害者支援法等によって再編され、「する側-される側」の関係性にも大きな変化をもたらしています。今回、分科会の進行は亀口が行い、合わせて今年4月開業した「児童デイころぽっくる」に関する発題も兼ねます。椎野さんには、大会開催地の徳島で実践されているNPO法人による早期発見、発達支援の活動を紹介していただき、渡辺さんには障害者自立支援法に取り込まれた児童デイサービス事業の問題点を検討していただきます。
改めて現在の少子高齢化社会、情報化社会の中で、「障害とは何か」「発達支援とは何か」を考えてみたいと思います。

☆学習会 医療観察法の現状と問題―医療観察法は本当に必要か 矛盾だらけの法と現実―

9月19日(金)1:30p.m.~4:30p.m. 【5階・504教室】
講師:李マリジャ(光愛病院・医療観察法.NET 制作委員)
医療観察法が施行され3年が経過し、様々な問題が浮き上がってきました。その中には、指定入院医療機関を退院し通院処遇となるものが、居住地から通院できる指定通院医療機関がないために居住地にある精神科に通院して処遇終了となった例。それとは逆に、近くに指定通院医療機関がないために入院継続となった例。また、逮捕・釈放後半年近く経過してからの医療観察法の申し立てで鑑定入院となり保護室に隔離された例などがあります。
これらを見ると、本当に医療観察法が必要なのか?と考えてしまいます。本学習会では、医療観察法の成立当初から鋭く問題を指摘し続けている李マリジャさんに講師をお願いしました。李さんから医療観察法についての解説の後、それぞれの現場で生じている問題点についての意見交換と討論ができればと考えております。

☆分科会Ⅱ 地域支援と臨床心理PARTⅡ-関係機関との連携からー

9月20日(土) 9:30a.m.~12:30p.m. 【5階・503教室】
発 題 者:渡辺三知雄(乙訓ポニーの学校)
髙島 眞澄(〔社福〕光風会生活支援センター「風(FOO)」)
昨年、「地域支援と臨床心理」の分科会では、地域支援における「臨床心理」を担う者としての具体的実践・役割とは何かについて、精神障害者の地域活動支援センターや援護寮での具体的な取組みをとおして検討しました。議論の中では、精神障害者の生きるペースや障害者独自の認識の仕方を尊重し合える「居場所」が、地域支援には重要であること。その中で、臨床心理の関わりが、精神障害者同士が「自ず」から語り出すような関係性や、当り前に地域で生きる上での「社会性」を育む関係性をつくり出していることを確認しました。
今回は、地域支援には不可欠な関係機関との連携のあり方をとおして、「臨床心理」の実践・役割について検討していきます。連携のあり方は、援助・支援の「質」や「量」として具体的に現れ、障害児・者の生き方に影響を及ぼします。それは、障害児・者が施設や精神科病院に「隔離・収容」「抱え込み」されているといった人権侵害が未だに続いていることに如実に現れています。私たちは、「障害」をどのように捉え、援助・支援の内容を共有するか。療育現場と精神障害者の地域支援現場からの報告を踏まえて、みなさんと議論を進めたいと思います。

☆ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ(HV)―解説と映画「キチガイの一日」上映-

9月20日(土) 9:30a.m.~12:30p.m. 【5階・504教室】
解説と進行:佐藤和喜雄(福祉会菩提樹) 宮本昌子(目白大学)
語り:吉澤  毅(上記映画主演、声体験者)山本 明子(上記映画監督、こらーる岡山)
他の人には聞こえない声に怯えたりするのは病気だと考え、「聞こえ」を向精神薬で抑えようとするのが一般的精神医療です。しかし多くの人が声の苦しみ・薬の副作用から容易に解放されません。ヒアリング・ヴォイシズは、声が聞こえる体験に耳を傾け、声による困難への対処を体験者と支援者が学びあい、さらに声にまつわる情緒的・社会的な状況を探求して、その人らしい生き方を求めようとする方法と理念です。ワークショップでは、ヒアリング・ヴォイシズの基本的解説に続いて、映画「キチガイの一日」を鑑賞し、主演の吉澤さんと監督の山本さんが語ります。吉澤さんは声に生活をかき乱されて精神科医にかかる体験をしながら、出会いを通して人生を探求し…。山本さんはある日「映画を撮れ」と声が聞こえて驚き悩みつつも映画を撮り始めた…。フロアに参加の声体験者をはじめ参加者多数との交流を期待します。

映画「キチガイの一日」パンフレット

地域貢献特別公開シンポジウム 特別支援教育と発達障害―その構造と論理の批判的検討―

(日本臨床心理学会 文科省科研「特別支援教育のビデオエスノグラフィー」合同開催)
9月20日(土) 1:30p.m.~4:30p.m. 【6階・創成学習スタジオ】
発 題 者:高森  明(アスペルガー当事者  氏家 靖浩(東北文化学園大学) 山本 智子(奈良女子大学)  山本真由美(徳島大学)
司   会:樫田 美雄(徳島大学)
「特別支援教育」は、昨春(2007年4月)から正式に実施された新しい学校教育の形です。本シンポジウム(特別支援教育と発達障害)は、好意的に受け取られることが多い、この新しい取り組みに関して、あえて批判的に、かつ、臨床心理学会的に根源的に、考えることを志向して企画されました。以下簡単に、その企画の枠組みを解説いたします。
上述の「特別支援教育」に対する批判には、「現実批判」と「理念批判」の2種類がありうると樫田は考えています。前者は「理念はよいが、現実=予算、準備、資格制度等=が不十分である」という言い方になるでしょう。この重要な論点については、今回のパネリストでは、第2報告の氏家さんが十分な問題意識をもって触れてくれる手はずになっています。けれども、もう一種類の批判の形があり得ます。「理念そのものへの批判」です。具体的には、「特別支援教育がよって立つ理念そのもの=例えば<共生>=に問題がある」という批判の形になるでしょう。こちらの論点については、今回のパネリストでは、第1報告の高森さんが、アスペルガー当事者としての立場から論じて下さる手はずになっています。
ところで、じつは、この2種類の批判は、画然と区別できるものではないようにも思われます。現実は複雑で、理念はその複雑な現実の中で様々な予想外の振る舞いをするものだからです。たとえば、「当事者」といっても一枚岩ではありません。<共生>を希望している当事者もいるでしょう。<障害者家族>と<障害者>の<社会参加イメージ>が食い違っている場合もあるでしょう。どのような理念的立場に立つにせよ、具体的事例のなかで理念の現れを点検する必要があります。第3報告と第4報告は、この作業のための素材として、有意義なものになるはずです。山本智子さんの第3報告は、統合的アプローチについて、なされます。山本真由美さんの第4報告は、徳島県の場合について、の報告です。
さいごに、司会者から会員の皆さんにお願いがあります。今回のシンポジウムでは、視点の多様性が重要になります。どうぞ積極的な参加と発言を宜しくお願いします。皆さんと一緒に、このシンポジウムを、特別支援教育検討史に画期をなすものにしていきたく思っています。

 地域貢献特別公開シンポジウム

イベント名: 第44回日本心理学会 徳島大会 地域貢献特別公開シンポジウム
「特別支援教育と発達障害-その構造と論理の批判的検討-」
登壇者及び演題: 高森 明氏
(アスペルガー当事者、『アスペルガー当事者が語る特別支援教育』著者)
「<人間としての承認><共生><理解><支援><社会参加>は支援者が望んでいること?:アブノーマライゼーションのすすめ」氏家 靖浩氏(東北文化学園大学教員)
「なぜ誰も専門職養成を問わないのか?
-障害に関する心理学・福祉学担当者の不安-」

山本 智子氏
(奈良女子大学大学院博士後期課程,臨床発達心理士会関西支部役員)
「特別支援教育における統合的アプローチの在り方-事例検討から」
山本 真由美氏(徳島大学教員)
「特別支援教育:徳島県の場合」

日時: 9月20日(土曜日)13時30分から16時30分まで
場所: 徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟6階 創成学習スタジオ
司会: 樫田 美雄(徳島大学)
参加費: 500円(資料代として)
ただし、日本臨床心理学会非会員の方で、シンポジウムのみご参加の方のみ
申込方法: 電子メールまたはファクシミリにて
(申込みメールアドレス等の詳細は下記ポスターへ)
申込締切日: 平成20年9月18日(木曜日)15時まで
徳島大学総合科学部 樫田 美雄

第43回日本臨床心理学会大会(東京)

第43回日本臨床心理学会大会(東京)

―どなたでもご自由にご参加下さい-
大会委員長 藤本 豊(東京都立中部精神保健福祉総合センター)

京都、姫路とこのところ関西での大会の開催でしたが、今大会は東京地区での開催となりました。会場は池袋の立教大学です。巨大都市東京では「おいでやす京都へ」とか「瀬戸内海の幸を満喫してください」などといった大会のキャッチコピーもなく、東京での開催は毎回参加者が少なく大会運営に苦労します。
「ようこそ国際都市東京へ」と表現したらいいでしょうか? 東京には世界各国から様々な人々が集まり、暮らし、膨大な情報が集中しています。都心のオフィスビルでは深夜でも明々と明かりがともり、人々が忙しく働いています。「国際都市東京」は、24時間休みなく働く人工空間都市です。そんな東京にありながら大会会場の立教大学はレンガ作りの瀟洒な建物に囲まれホッとする空間を醸し出しています。
一方都心のオフィスで働く人々は、小泉内閣での市場原理の導入と規制緩和政策に代表される「新自由主義」の下で効率を重視する企業の中で疲弊し、「うつ病」が増加しています。そして、年間3万人を越す「自殺」が社会問題化しています。ヒルズ族に代表される一部の富裕層と「ネットカフェ」で寝起きする「負け組」といったニ極化した格差が進行しています。混迷する現代社会で、「心の問題」が注目され、「健康な心」を一人ひとりの個人の中に求めるようになって来ました。しかし、「病んだ心」は人々の中に単独で存在するのではなく、「社会」との関係で「病んで」いるわけです。そうした意味で「臨床心理学」は社会との関係を無視して考えることは出来ません。日本臨床心理学会は、絶えず「社会との関係」での「臨床心理学」を考えてきました。
本大会では、混迷する「心理の国家資格化」についての討論を初日に、またニ日目以降では「コミュニティ」「教育」「精神障害」の各々の分野で、社会との関係を含めた様々な角度からの検討を深め日々の臨床活動のヒントが得られる分科会を設定しました。最終日に、公教育問題を軸に鋭い視点で現代社会が抱える「心」の問題について切り込んでこられた、三宅晶子さんをお招きしての講演と討論を企画しました。
一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。

日時:2007年9月6日(木)~8日(土)
場所:立教大学池袋キャンバス(東京都豊島区西池袋3-34-1)

午     前 午   後
9/6(木) 2:00~3:30 事務総会・役員改選3:30~5:30 総会討議 国家資格について
9/7(金) 10:00~12:30個別発表 1:30~4:30分科会I コミュニティの中での心理ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ 懇親会
9/8(土) 9:30~12:30分科会II 今、教育現場で何が起きているのか分科会III 「精神障害者」の地域支援と臨床心理 1:30~4:30講演と討論 格差社会と心-新自由主義と新国家主義を見据えて-講師:三宅 晶子さん

【大会参加費】会員3,500円 非会員4,000円 ユーザー・学生2,000円【懇親会】4,000円
【講演会のみ】一律1,000円 ※学会員以外の方の参加もお待ちしています。

【日本臨床心理学会事務局】〒110-0003 台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201

?&FAX 03-3847-9164 IP-TEL 050-1092-1615(電話は月曜日のみです)
学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp

総会討議 臨床心理職国家資格化について

9月6日(木)3:30p.m.~5:30p.m.
話題提供者:宮脇 稔(日本臨床心理学会運営委員)
司   会:奥村 直史(日本臨床心理学会運営委員)
国家資格「臨床心理士及び医療心理師法案」は「2資格1法案」として生きています。2006年末、2007年始にかけて、日本心理学諸学会連合および日本精神科病院協会から臨床心理士サイドに臨床心理士の名称の変更等を要請しました。しかし、臨床心理士サイドは2資格1法案を無修正で国会提出するとの方針を採っており、通常国会への法案提出の可能性はほとんどなくなっている現状です。
こうした現状を踏まえ、学会として何をなすべきか討論していただきたいと考えます。

個別発表

9月7日(金)10:00a.m.~12:30a.m.(部屋割りは大会当日に発表いたします)
トポスとしてのこころ(spirit)に臨む心理学モデル -アジア的臨床心理学を求めて-・・亀口 公一
軽度発達障害者支援に関する一考察 ―ある専門学校における取組みを通して-・・・・波多野 大介
「生きづらさ」を抱える若者が「アートによって自己表現する」ということ・・・・・・藤澤 三佳
長期在院患者の退院促進にかかわる実践的研究
~退院促進モデル病棟の展開プロセスと課題~・・・・・・・・・・・古屋 龍太
禅仏教における自我形成援助方略? 一粒の飯(めし)の「問い」・・・・・・・・・・・・吉田 昭久

分科会I

9月7日(金)1:30p.m.~4:30p.m.
コミュニティの中での心理
発 題 者:栗原 毅(国立精神・神経センター国府台病院デイケア)
亀口 公一(アジール舎 子ども心理発達相談所)
指定討論者:箕口 雅博(立教大学)
私たちは多くの場合、施設や機関の職員(心理職)として位置づいています。そして目の前のクライエントに対する援助・サポートを行うとともに、関係機関や関わりのある人たちと一緒に考える(連携する)事でクライエントを取り巻く状況に対して働きかけています。また、日本臨床心理学会では、関わりのある分野の法律や諸制度のあり方についても、批判的な視点を含みつつ、検討してきています。
今回は、私たちが所属している施設や機関ではなく、私たちが暮らしている地域社会=コミュニティに対して心理を専門とする者の視点と人との関わり方をもって、どのように接点を持ち、位置付き、働きかけて行こうとするのか、その際の課題は何なのか、という事を、ともに考えたいと思います。
当日は、地域でNPO法人を立ち上げて心理的な支援の拠点を作る活動を始めた亀口さんと、市民として市民運動や行政の委員会に参加し始めた栗原さんに、各々の活動の中で心理(職)として意識して行っている事について報告していただき、それに対してコミュニティ心理学を専門とする箕口さんからの指定討論を受けて、全体の議論につなげて行きたいと思っています。

地方分権や市民参加・自治が徐々に進められる中、コミュニティにおける心理(職)のあり方・求められ方も、改めて考えてみる・・そういう事を、自由に話し合える場にしましょう。

ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ(HV)―概要解説とHV面接法のロールプレイによる模擬面接など-

企画者:佐藤 和喜雄(NPO法人福祉会菩提樹、HV研究会)
藤本 豊 (東京都立中部総合精神保健福祉センター)
ヒアリング・ヴォイシズ(以下HV)は、「幻聴」といわれる現象を、「聞こえる」人の体験そのものを原点として、互いにかかわろうとする「態度・方法・理念」を探求する実践・研究であり、オランダで発祥し世界に広がっています。従来の精神医学では「幻聴」を症状として、薬で抑え消そうとします。HVでは、この考え方から180度転換し、聞こえる体験(以下聴声)をありのままに語ってもらい、その苦しみ・恐怖や体験世界そのものを一緒に理解することに努めます。そうすることで本人が孤立を乗り越え、声の脅迫や非難に対処し、自分の真に望む生活と生き方を取戻すのを手助けします。その過程で、マイナスの声ばかりでなくプラスの声も聞こえることが自覚され、どちらの声にも対処し、生活状況との関連で声の意味を探求し、周囲と自分自身の偏見を克服して、この体験を活かした生活と生き方を再構築することも可能になってきます。これが我々の目指す、人間としての回復です。
本ワークショップでは、聴声とはどんなものかをロールプレイによって擬似体験し合います。そして、聴声の体験をありのままに本人が自覚し、また周囲の人がその体験を理解するのを助けるHV面接法を紹介し、この面接法のハイライト部分を企画者の藤本と佐藤がロールプレイ的に実演し、参加者とともに発見・学習・討論に努めたいと思います。

分科会II 今、教育現場で何が起きているのかー発達障害者支援法、特別支援教育施行のもとでー

9月8日(土) 9:30a.m.~12:30p.m.
発題者:菅野 聖子(茨城県那珂市教育支援センター)
石川 憲彦(林試の森クリニック)
片桐 健司(大田区立西六郷小学校)
司 会:谷奥 克己(社会福祉法人 インクルーシヴライフ協会)
2005年に発達障害者支援法が施行され,今年4月に学校教育法が改正されることにより,文部科学省により推進されてきた特別支援教育は,学校内に特別支援コーディネーターが配置されるなど具体的に展開しています。文部科学省は,特別支援教育が必要な根拠として,2002年に実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国調査」の結果の「約6%の割合で,学習障害(LD),注意欠陥/多動性障害(ADHD),高機能自閉症等の特別な教育支援を必要とする児童生徒が在籍している『可能性』」を挙げています。しかし、この調査の方法は,教師がチェックリスト(例:「指示に従えず,また仕事を最後までやり遂げない」)に基づき,子どもを見て評価・回答するというものであり,医師の診断によるものではありません。それでも教育現場では,「6%も障害児がいるというじゃないか」という声や,対応が難しい子どもがいると,「あの子は医療につないで,薬を飲ませたほうが…」という声を聞くようになりました。本人への個別的対応の点検や対応システムの整備を怠り,薬の副作用等の知識もないまま,「即医療,薬」となる風潮が強まっていくのではないかという危惧を感じる状況です。当日は,教育支援センターの現場のお話を菅野聖子さんに、教師の立場から障害児も普通学級で共に生活することを実践してきた片桐健司さんに,そして小児科・精神科医の立場から石川憲彦さんに現状についてお話をお聞きし,ともに考える場にしたいと思います。

分科会III 「精神障害者」の地域支援と臨床心理

発題者:高島 真澄(社会福祉法人光風会)
宮脇 稔 (浅香山病院 社会復帰施設「アンダンテ」)
司 会:奥村 直史(東洋学園大学・南八幡福祉作業所)
古くは病院の中、しかも、心理室の中だけの「心理テスト」や「心理療法」という形での個人的接点が精神科領域に関連した臨床心理活動の場であった頃もあります。しかし臨床心理的活動は、次第に、病棟でのグループ活動やデイケアにおける関わりへと拡がり、更に病院外の共同作業所・生活支援センター・グループホーム等における活動をも含む地域支援活動へと広げてきている歴史があります。活動領域が拡がり、しかも集団場面での関わりが増える中で、共に活動する他職種も、医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、社会福祉士等々と多様になっています。そうした中で「臨床心理」を担う者としての具体的実践・役割はどのようなものかを考える機会としたいと思います。
社会復帰施設に勤務するお二人に、現場で担う役割・機能・活動を具体的に語って頂くと共に、更に目指すべき方向や現状に於ける問題点にも触れて頂きたいと思います。加えて、他の職種の人々と、視点や、関わり方や、重きの置き方に違いがあるのか、あるとすれば、どのような所が独自なものなのかを共に検討したいと思います。

講演と討論 「格差社会と心」-新自由主義と新国家主義を見据えて-

9月8日(土) 1:30p.m.~4:30p.m.
講演者:三宅 晶子(千葉大学)
司 会:藤本 豊 (東京都立中部総合精神保健福祉センター)
2002年4月に、文部科学省は、教科書でも副読本でもない「補助教材」という位置付けで、「心のノート」を全国の小・中学生全員に配布しました。日本臨床心理学会は「心のノート」の使用が公教育で実質的に強要されようとする中、子どもの心をのぞき込み.心に優劣の価値をつけて、あるべき心を描いていること、また、現状の心の問題に向き合っていないばかりではなく、心と道徳を意図的にすりかえているといった問題点を指摘してきました。それは「心のノート」というソフトな言葉の陰に潜む「あるべき心」としての「愛国心」教育に危機感を抱いたからです。
いま「心の時代」とか「心」を大切に「心」の栄養などといったソフトな語り口の中で、一人ひとりの「心」が目に見えない何かによってコントロールされています。コントロールするのが「親」「学校」「会社」「国」であると同時に、私たちも「心」をコントロールしなければいけないものとの錯覚に陥った結果、「自己決定」できる自分を作るため、「自己責任」を取れるようにするために「心」をコントロールしなければと感じているといえます。一方では年間の「自殺」者が3万人を越える中で、よりよい「メンタルヘルス」を保つこと、そのためにも「心」を上手くコントロールすることが大切とも語られています。
教育現場でも「心のノート」を発端に、昨年末の「教育基本法改定」で「心」の管理化が進行しています。また、ヒルズ族に代表される「勝ち組」と、ネットカフェに漂流する「負け組」といった経済「格差」も進行し、「負け組」には自助努力が足らない、「自己責任」だから仕方がないといった風潮も見受けられます。
本講演では「心のノート」以降の公教育問題に鋭い視点で切り込んでこられた、三宅晶子さんをお招きして、「新自由主義」と「新国家主義」を糸口に現代社会の様々な「心」のありようについて問題提起をして頂き、参加された方々との有意義な討論が出来ればと考えております。多くの方々のご参加をお待ちしています。

第42回日本臨床心理学会大会(姫路)

第42回日本臨床心理学会大会(姫路)へのご案内

―どなたでもご自由にご参加下さい-
大会委員長 亀口 公一(乙訓若竹苑)

暑い日が続きます。本学会に関心を寄せる皆様、如何お過ごしでしょうか。今回、私の暑く寝苦しい夏の夜の夢がみごと的中し、初めて大会委員長の大役をお引き受けすることになりました。つきましては、ご挨拶を兼ねて歴史ある本学会大会へのご案内を申し上げます。
本大会は1964年の学会創設以来42回目の年次大会となりますが、人間のライフサイクルで言えば最も充実した年齢であり、変化の激しい年代でもあります。この42年間、臨床心理学が抱えた諸課題の深さは、本学会が経験した二度の自己変革の危機によって、如実に物語られております。
また、本学会は35年前、心理学の良心(Conscience)を当事者から鋭く問われ、その後、1・心理職にとって必要な資格とは何か、2・「する側-される側」の関係性から逃げることなくどう真摯に向き合うか、を問い続けてきました。しかし、残念なことに若い研究者や学生にはほとんど知らされていません。今や「する側」の専門家が自らの居場所を求めて自分探しをしている時代でもあります。
今回、「人間の諸問題をすべて個人の内面に還元する心理主義」を主要なテーマにして、充実したプログラムができました。特に「心理学分野の国家資格」、「私という病」、「虐待家族へのまなざし」など臨床心理学が避けて通れない問題や「障害者自立支援法と心理支援」など社会的にタイムリーな企画も用意されています。参加者とともに学びたいと思います。
なお、本大会は、会場提供を仲介していただきました会員の實川さん始め、姫路獨協大学と姫路観光コンベンションビューローの多大なご協力で開催することができました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。その結果、一人でも多くの方が参加しやすくなるように、第1報でお知らせした参加費をさらに低額に変更することにしました。変更のお詫びとともに関係者への周知をよろしくお願いします。
自由な競争によって個人や専門に分断され生きにくい世の中ですが、本学会はどなたでも参加できます。秋の一日、姫路城から天下を眺めるこころのゆとりを求めて多くの方々がご参加されますよう心よりお待ち申し上げます。
日時:2006年10月27日(金)~28日(土)
場所:姫路獨協大学(兵庫県姫路市上大野7-2-1)

午   前

午   後

夕 べ

10/27

(金)

9:30~12:00個別発表A個別発表B 1:00~2:00 定期総会2:00~3:30総会討議「国家資格について」 3:45~5:45自主企画 6:30~8:30懇親会
10/28 

(土)

9:30~12:30分科会I医療における心理支援を考える分科会II「DV・児童虐待」家族を見るまなざし 1:30~4:30全体会シンポジュウム現代社会の心理主義化を問う

大会参加費 会員3500円 非会員4000円 学生・当事者2000円
懇親会参加費   4000円
事前振込登録先(金額は同じです。振込後のキャンセル・返金は出来ませんので、ご注意ください。)
<郵便振替口座:00150-6-371927 加入者名:日本臨床心理学会大会・研修口座>
日本臨床心理学会事務局
〒192-0064八王子市田町4-4  tel&fax 042ー624-1615(電話は月曜日のみです)
e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp  HP: http://www.geocities.jp/nichirinshin/

個別発表A (西館会議室1)

10月27日(金)9:30a.m.~12:00a.m.
インターンシップとして精神保健福祉センターに入って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堀田 翼
京都DARCにおける薬物依存症者支援について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・波多野大介
身体症状を抱えるクライアントへの臨床心理的支援II
―身体疾患・障害とその周辺を巡って―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・目加田敏浩
個別発表B (西館会議室4)
子どもの個性と不登校―軽度発達障害を巡って―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋 晶子
心理専門職が教育現場に入っていくとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戸田 弘子
禅仏教における自我形成援助方略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉田 昭久

定期総会 (西館会議室3)

10月27日(金)1:00p.m.~2:00p.m.
第17期運営委員会活動中間報告 05年度決算案06年度予算案 その他

総会討議 国家資格について(西館会議室3)

10月27日(金)2:00p.m.~3:30p.m.
話題提供者:宮脇 稔、佐藤和喜雄、亀口 公一(日本臨床心理学会運営委員)
遠く1960年代からあった臨床心理職の資格化の動きは、3つの大きな節目を経ています。一つ目は1960年代に当時あった心理学系6学会が「協会認定」の資格を作ろうとした動き。二つ目は1980年代終わり頃より、精神医療に関連した医学会や厚生省(当時)から、医療での心理スタッフの国家資格化の動きが生まれた動き。三つ目はここ1~2年の、国会議員を含めた心理職の国家資格法案作成の具体的な動きです。法案の提出には未だ至っていませんが、状況は緊迫し錯綜し不安定です。医療心理師国家資格制度推進協議会副会長の宮脇稔、日本心理学諸学会連合理事の佐藤和喜雄、日本心理学諸学会連合の国家資格小委員会ワーキンググループ委員の亀口公一から国家資格化の現状を語ってもらい、共に国家資格化問題を再度考えたいと思います。

自主企画I 「私」という病―臨床の現場から考え始めるー(西館会議室1)

10月27日(金)3:45p.m.~5:45p.m.
企   画:日本臨床心理学会関東委員会
話題提供者:小濱 義久(精神障害者共同作業所パオ)
栗原  毅(国立精神・神経センター国府台病院デイケア)
宮脇  稔(浅香山病院社会復帰施設「アンダンテ」)
近年「私」ということが強調されすぎて、そのために様々なひずみが生まれています。イラクで捕虜になった青年が「自己責任」を問われ、福祉現場では「自己決定」が強調され、臓器移植の領域では身体が「私」のモノのようにやりとりされています。心理臨床の核とも言うべき「理解」「共感」等の側面でも、社会的状況や「関係」ではなく、対象者の個人内心理を一方的に「理解」し、「共感」する傾向が強まっています。しかし、臨床現場で起こっていることは本当にそんなことなのでしょうかーそこから考え始めようと思っています。

自主企画Ⅱ グループホームとは何か-精神障害者グループホームに関する実態調査結果と実践報告を踏まえて-(西館会議室4)

話題提供者:高島 真澄(NPO茨城県精神障害地域ケアー研究会)
障害者の地域生活支援において、グループホームは重要な社会資源の一つとなっていますが、その生活は施設や入院時とほとんど変わらない所が多いのが現状です。そこで今年の夏に、当会は精神障害者のグループホームに関する実態調査を行いました。今回は、実態調査に協力参加のあったグループホーム関係者からの具体的な課題提起に基づき、当会の実態調査結果との照合を踏まえて、「グループホームとは何か」について皆さんと議論を深めていきたいと思います。

自主企画Ⅲ 障害者自立支援法を知ろう!-法制度と問題点―(西館会議室3)

話題提供者:藤本  豊(東京都立中部総合精神保健福祉センター)
佐藤和喜雄(福祉会菩提樹)
亀口 公一(乙訓若竹苑)
4月から自立支援法が施行されましたが、様々な問題が現場では噴出しています。金銭的負担が増えたことで生活がしにくくなっている現状があります。10月からの福祉サービスに関しても、障害程度区分認定のあり方やその手続きと費用負担等について、数々の疑問の声が出ています。
当日は、法の簡単な解説と問題点について藤本が、「知的障害」「精神障害」の領域での問題点について亀口・佐藤が発題し、参加者との意見交換を考えています。

分科会I 医療における心理支援を考える(西館会議室4)

10月28日(土) 9:30a.m.~12:30p.m.
シンポジスト:小西 紀一(京都大学)
坂後 恒久(福井県小児療育センター・福井大学教育実践総合センター)
森谷 就慶(東北文化学園大学)
精神疾患に限らず「病気」「けが」そして「障害」というものには、多かれ少なかれ心が関わり合っています。もっと正確に言えば、医療の場で繰り広げられる出来事には、あらゆる場面において、日常生活よりも深く心の問題が絡み合うものであるとも考えられます。この分科会では医療現場に限定して、心理的な要素が色濃くかかわる支援について、それぞれの立場から話題を提供してもらい、心理学的な考え方が医療現場に及ぼしている功罪について検討してみたいと思います。
心理学に詳しい作業療法士の小西さん、障害児療育の最前線で心理的な側面について常に配慮を持つ小児科医の坂後さん、精神科病院・精神科デイケアの勤務を経て福祉専門職養成において心理的な知識を教える大学教員の森谷さんからの話題提供を受けて、参加者のみなさんと意見交換を深めていきたいと考えています。
またこの分科会では、医療分野に心理職の国家資格化がなぜ必要か?ここ数年の間に各医学部で医療心理に関する講義と実習が急激に増えたのはなぜなのか?そして、実は古典的に医学心理学は確立されていたこと、など現代の医療と心理学を取り巻く様々な話題についても、可能な限り触れてみたいと思っています。

分科会Ⅱ 「DV・児童虐待」家族を見るまなざしを検証する(西館会議室3)

コーディネーター:井上摩耶子(ウィメンズカウンセリング京都)
シンポジスト:上野加代子(徳島大学) 吉村 智子(大阪樟蔭女子大学)
竹之下雅代(ウィメンズカウンセリング京都)
ドメスティックバイオレンス(以下、DV)・児童虐待は社会的問題と捉えられるようになり、児童虐待防止法やDV防止法などの一応の法整備もなされてきましたが、果たして被害者救済や防止予防の現状はどのようなものなのでしょうか?
本分科会では、三者三様のユニークな視点から「家族」を切り口にしながら、DV・児童虐待をラジカルに考えたいと思います。社会学者上野加代子さんは、「心理療法アプローチ」と「保険数理的なリスクアセスメント・アプローチ」から児童虐待問題を分析し、新たな家族統治について問題提起します。吉村智子さんは、障害者のQOLを研究中ですが、この面接調査から見えてきたアセスメント評価の問題、そして家族による成人障害者への虐待問題を考えます。竹之下雅代さんは、ジェンダーの視点から、ともすれば母親役割の不適切さという「母性」問題や被虐待児童の「発達障害」問題にすり替えられる傾向について、DV被害当事者の声を代弁します。
みなさまからの積極的参加・発言によるユニークな議論展開を期待しています。

全体会シンポジュウム 現代社会の心理主義化を問う(講義棟303D)

10月28日(土) 1:30p.m.~4:30p.m.
シンポジスト:浜田寿美男(奈良女子大学)
杉万 俊夫(京都大学)
實川 幹朗(姫路獨協大学)
近年アンチエイジングをキーワードとして、健康管理が注目されています。健康については、メタボリック症候群に象徴される「身体」の健康と、「うつ病」や「自殺」に代表される「心」の健康に分けて考えられています。そして「心の健康」が大切とされ、育児・教育・労働などの現場で「心理学」的な関わりの重要性が説かれています。また、「心」の動きを知ることで、虐待や子どもの関係する事件が防げるかのような錯覚を現代社会は持っています。そして、「心のノート」に象徴される「心の教育」の必要性が説かれ、「いい心」「健康な心」を作るための心理学や、「身体を鍛える」と同列に「心を強くする」ための心理学に期待が寄せられています。しかし、現代社会の複雑な「心」の問題を心理学のみでの解決が可能かは大きな疑問です。
本シンポジュウムではこの様な現在の心理学の流れを点検し、ノーマライゼーションの視点に立った「心理学的」支援についての発題を頂きます。姫路獨協大学の實川さんから思想史を通した心理学史の視点で、「子ども」や生活世界を大切にする心理学のあり方を考えてこられた奈良女子大の浜田さんから「一人ひとりが違っていい」といった視点で、また社会心理学的な立場から京都大学の杉万さんからの発題を受け、参加した皆さんとの討論をしたいと思います。

第41回日本臨床心理学会大会

 

2005年9月15日(木)~17日(土) 第41回日本臨床心理学会大会(大阪)のお知らせ
第41回日本臨床心理学会大会(大阪)のお知らせ

―第2報―第41回日本臨床心理学会大会委員長 谷奥 克己会員各位第41回日本臨床心理学会大会の概要が以下の通り決まりましたのでお知らせします。臨床心理学研究43巻第1号でお知らせしたプログラムでは公開特別講演が17日の午後になっていましたが、17日午前に変更となりましたのでご注意ください。

日時:2005年9月15日(木)~17日(土)

場所:大阪教育大学天王寺キャンパス(大阪市天王寺区南川堀町4-88)

午   前
午   後

15日木
2:00~3:00
事務総会・役員選挙
3:00~5:00
心理の国家資格について

16日金
9:30~12:00 個別発表
①「心理職の専門性」
②「知的障害をもつ中高年の人たちのQOLについて」
③「伝承遊びと心理療法Ⅲ」
④「精神障害者ピアホームヘルパー実践活動から位置づけられる「精神福祉」」
⑤「日本臨床心理学会を個人的にひもとく」
⑥「ラジコンアートによる自己表現」
⑦「身体症状への臨床心理的支援 -心身症とその周辺を巡って-」
⑧「生活訓練施設での4年で見えてきたこと -アンダンテで行きましょう-」
1:00~3:45  分科会シンポジュウム
①不登校から視えてくること
②障害者支援の動向(障害者自立支援法の問題点)
③ヒアリング・ヴォイシズ -面接法を通して得られるもの-
4:00~5:45 自主企画
①「軽度発達障害」「不登校」「学業不振」を原点から考える
-臨床心理学史を学ぶ/臨床心理学史から学ぶ-
②精神障害者ピアホームヘルパーが「精神福祉」を作り出す
③「事例検討を検討する」関東委員会

懇 親 会(YMCA高等学院)
17日土
10:00~1:00
公開特別講演
講師:インゲマール・エマニュエルソンさん
(スウェーデン・国立イエテボリ大学教員)
演題:「インクルージョンの時代」 -インクルーシヴ教育への展望-
2:00~5:00
全体会シンポジュウム
「日本におけるインクルーシヴ教育への課題」
シンポジスト
文部科学省特殊教育調査官 島  治伸さん (初等中等教育局特別支援教育課)
大阪市立大学大学院教員 堀 智晴さん
大阪市立小学校教員   藤田 修さん
「障害」児・者の生活と進路を考える会  鈴木留美子さん

大会参加費 (*1・*2は非会員のみに摘要です)
会員6000円 非会員7000円 学生・当事者3000円
公開特別講演のみ5000円〈*1〉(午後のシンポジュウムも参加の場合は非会員7000円となります。)
事前振込登録(振込後のキャンセル・返金は出来ませんので、ご注意ください。)
会員5500円 非会員6500円
公開特別講演のみ4500円〈*2〉(午後のシンポジュウムも参加の場合は非会員6500円となります。)
<郵便振替口座:00150-6-371927 加入者名:日本臨床心理学会大会・研修口座>
懇親会4000円(YMCA学院高等学校)
発題要旨・事前登録方法など詳細については、7月初旬に会員の方には郵送でご案内します。

 

第79号:【著作権侵害箇所の修正要求が、一部を除き却下!】

みなさん、こんばんは!20期事務局長戸田游晏です。
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平成27年5月21日(木)

*日臨心デコ*メルマガ第79号をお送りします!

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日本臨床心理学会事務局より、戸田が本年1月に申し立てた、

「著作権侵害への対処請求」への回答が、本日、やっと届きました。

そこには、機関誌51巻2号において為された著作権侵害について、

戸田が請求した修正要求のほぼ全てに対し、修正を認めない、

との旨が記されていました。

………………その理由として、

「『オリジナル原稿』」を参照したが、戸田の指摘箇所が確認できなかった」

とのことでした。………………

しかし、「編集委員会」が参照した、その「オリジナル原稿」というのは、

会員の皆さんの元に49回総会の前にファイルで送信され、

当日会場でも資料として配布された現物とは異なる、

<別の原稿>であると思われます!!!

***************************************************************

つまり、最終決定原稿ではなく、その前の稿を参照していることが、

ほぼ間違いありません!!!

****************************************************************

この誤りが、作為的に行われたものであるのか否かは、いまは問わず、

まずは、未決定段階の原稿を「オリジナル原稿」と誤って参照した、

との事実確認を、事務局および編集委員会に求めたいと思います。

…………………………………………………………………………◎

いまはなにより、誤りに誤りを重ねる記述が、本学会機関誌に、

また再び掲載されることとなるという、不祥事を未然に防ぐことが、

先決と思われるからです。

…………………………………………………………………………◎◎

そこで、学会支援センターに対し、本センターから平成25年7月19日に、

会員の皆さまに送付された第49回総会案内の添付文書である、

「20期運営委員会総括」文書の内容について、本センター保存の控えを

確認して頂くように求めております。

…………………………………………………………………………◎◎◎

皆さまも、どうぞお手元に届いておりますファイルまたは印刷物と、

機関誌51巻2号82~85および97~101頁に掲載の記述とを

ご参照ください。

これは、会員の皆さまにとってこそ、深刻な事態です。

原稿執筆者からの再三の校正要求を無視黙殺の上、「時間がなかった

(この回答書にはそう記されていました)」との理由で、無断掲載の上、

国立国会図書館に納本、つまり恒久保存されてしまったのですから…。

*****************************************************************

すでに度々申し上げてきたことですが

このたびの著作権侵害(個人の原稿の無断改変)の明らかな証拠は、

皆さまのお手元にあります。

*****************************************************************

なぜか、「編集委員会」は、その最大多数の皆さまのお手元の原稿を

全く、参照していない(参照しようともしない)のです。

一般会員の皆さまは、各位の貴重なお金をこの学会に会費として

託しておられます。

その皆さまの手塩にかけたご自身の文書が、

執行部の都合で書き替えられても良い、

会員は煮られようが、焼かれようが、執行部のやりたい放題に任せます、

…………などという、とんでもない白紙委任状を、

皆さん、いったい、いつ、執行部「21期」に渡された覚えがありますか?

*******************************************************************

<著作権侵害の証拠は、会員の皆さまの手元にあります!!>

<それは既に、一昨年の総会前と総会の当日の配布資料として、

当時の全会員に届いていて、明確に存在しています!! >

と、本メルマガで、何度も指摘してきましたよね!!

*****************************************************************

つまり、会員の皆さん全員のリテラシーを、取るに足らぬと見くびった

「21期」執行部が、皆さんをないがしろにし、黙殺しているのです!!

******************************************************************

学会誌編集委員会が、個人の所感や意見を記した極めて個人的な文書を、

無断で改変するという暴挙が、たとえ当初は意図しない誤りであっても、

これを修正告知するに臨んで、さらに重ねて、大きな誤りを犯すことは、

本学会内部の会員からの信頼を踏みにじるだけに留まらず、

社会的な信用さえ危うくするものではないでしょうか?!

*************************************************************************

本学会の将来を真摯に考えて下さっている会員の皆さまには、

なにとぞ、この事態の重大さを、深くご理解頂きたく存じます。

第20期運営委員会事務局長
運営副委員長代行、暫定会計担当
戸田游晏

■_____________________________■

以下、学会支援センター宛てに本日送付した書状を転記致します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本臨床心理学会事務局
大学生協学会支援センター
(担当者)様

ご通知ありがとうございます。

真に遺憾ながら、標記ご回答(:メール件名「2015年1月6日に
送付されました「著作権侵害への対処請求書送付」についての回答」)
について、戸田游晏は承服致しかねます。
理由は以下となります。
「編集委員会」が、「オリジナル原稿」と称して、依拠する文書が、
最終決定稿として、第49回定期総会にて、事前にファイルにて、
また当日に配布された現物と異なるものである。

従って、最終決定稿前の未決定稿を敢えて、「オリジナル原稿」と称し
これに依拠することは、意図的であるか否かを問わず、極めて不適正な
行為である。

なお、最終決定稿は、2013年7月19日付けで、当学会事務局より、送信
された「平成25年度定期総会のご案内」に他の総会資料ファイルと共に
「20期運営委員総括」の表題にて添付されています。

後便にて、この一斉配信済みメールを転送致しますので、事務局にても、
送信記録とその添付内容ファイル内の記載を宜しくご確認くださいませ。

この中の「20期運営委員総括」内の改変箇所として、この度の「編集委
員会」からの回答にて訂正に価しないとの各々の回答箇所につきまして、
ご面倒をおかけ致しますが、貴機関におかれましては、本紛争に対する
第三者の立場として、またこの最終決定稿ファイルを当時の貴機関ご担
当者が、職務責任を正しく果たされた証しとして、何卒、宜しくご検証
の程、お願い申し上げます。

当時の事務局が配信された、宛先各位には、当該最終決定稿が配信され
ているはずであり、当方のみがこれを受信したとは考え難く存じます。

この点におきましても、大学生協学会支援センターへの学会事務業務委託
に於ける職責を公正に果たされている証拠として頂きたく存じます。

この最終決定稿が確かに2013年7月19日に、貴機関から、誤りなく会員に
配信されたことをご証明頂き、谷奥克己氏ならびに「編集委員会」に対し、
この会員各位の手元に送られた最終決定稿に基づき、再度、検討を頂ける
よう、宜しくご通知の程、お願い申し上げます。

戸田游晏拝
(平成27年5月21日18時44分送信)

■_____________________________■

日本臨床心理学会20期で生起した問題群資料集

日本臨床心理学会問題資料


http://firestorage.jp/download/f4124b92ebddbad147da4dc424a11acd5a72e4a1

※本メルマガ配信の停止は、以下のアドレスへの返信にてお申し出ください。
ubusuna_makoto@yahoo.co.jp

第78号:【会員への背信と非行を尽くす「21期」にお金は払いません】

みなさん、おはようございます!20期事務局長戸田游晏です。
日本臨床心理学会デコ(会員有志)のお届けするメルマガです。
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平成27年4月17日(金)

*日臨心デコ*メルマガ第78号をお送りします!

ようやく本店のホームページが更新され、本年度大会案内が広報されました。

みなさんのお手元にも機関誌52巻2号が届きましたね。

この号で報告された第50回総会議事録、運営委員会議事録では、

おおかたの予測通り、

酒木20期運営委員長・大連大会会計担当者からの報告・当方からの是正警告、

これら全てを黙殺し、

つまり、少数者の言論を封殺し、

あたかも「21期」が適正な運営を行っているかのような、

都合よく事実を歪曲した、お手盛り報告の数々が、並んでいます。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
リテラシーに優れた心ある会員のみなさまは、

これまで本メルマガでお知らせしてきた内容と、

これら「21期」が捏造した「大本営発表」とを

しっかり付き合わせて、

公正な判断をしてくださるものと存じます。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

この機関誌最新号に同封された前年度及び本年度の会費請求に対し、

わたくし戸田は以下のように回答致しました。

■_____________________________■

日本臨床心理学会事務局
(大学生協学会支援センター)殿
CC: 機関誌52-2編集協力委員各位

一昨年度後半から昨年度に渡り「21期」を称した執行部による会員への背信行為と
非行に抗議し、平成26年度年会費の支払いを拒絶します。

「21期」執行部の主なる背信・非行行為は以下です。

1)不正選挙への異議申し立ての却下。

2)20期よりの引継の拒絶

3)広報紙誌等の会員への広報において

著作権侵害、虚偽・歪曲報告により会員の権利を侵した。

非運営委員である一般会員への情動操作を行った。

20期運営委員長・事務局長・編集委員長・逝去委員・退会委員に対する名誉毀損・
言論封殺を行った。

4)不正選挙により選出された藤本豊氏を運営委員として精従懇に関与させた。

5)不正選挙により選出された藤本豊氏により、20期会計報告が操作的かつ不適正になされた。

6)これらの藤本豊氏らによる、会員への不公正・不実な説明の開陳を許した。

7)「21期」を称する執行部への、以上を含む、当方からの重ねての抗議、異議申し立て、是正勧告を無視・黙殺し、第50回総会において「永久除名」規程会則付加等、
「運営委員会」独裁の確立を強行した。

このような「21期」を名乗る執行体制を、わたくしは支持することができません。

本年9月の次期選挙にての一般会員の公正な審判に望みを託し、本年27年度分のみ、会費を納入します。

平成27年4月17日

第20期運営委員会事務局長・運営副委員長代行・暫定会計担当
日本臨床心理学会デコンストラクション世話人  戸田游晏

■_____________________________■

日本臨床心理学会20期で生起した問題群資料集

http://ck.acemail.jp/eQR0XOkS/CBsF/

配信の停止は、次のところから行なってください。
http://ck.acemail.jp/sndBsWTi/CBsF/

第77号:【あらたまの年の初めに古臭き】

あけまして おめでとう ございます!
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平成27年1月3日(土)

*日臨心デコ*メルマガ第77号をお送りします。

あらたまの 年の初めに 古くさき
地位の炬燵で  馴れ合う守旧派

執筆は<ふくろうねこ>が担当します。
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会員のみなさん!

守旧派のホームページをご覧になっていますか?
見ている方は少ないでしょうね。
なにしろ、情報がありませんから!

/////////////////////////////////
「最新情報」とは、
【暑中お見舞い申し上げます】なのだそうです!!
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

呆れ果てるとはこのことですが、
呆れている場合ではありません。

http://nichirinshin.info
守旧派は、こんなホームページのために、
会員のみなさんの会費から、
大枚の「ホームページ管理費用」を支出しております!

★会員軽視と独善の、わかりやすい証拠です。

◎どんな素性の会社なのでしょう?!
管理会社を紹介したのは、だれでしょう。。。

(以前にも、なぜか何度も不要・不当な支出を提案する運営委員が
おりました。危うく数十万円が無駄になりそうだったこと
さえあるのです。その人物は、本来なら落選なのに、
不正選挙の結果、運営委員に居座っています。)

=======

☆今期も守旧派は、不当な夜討ち総会で好き勝手を行ない続けていますが、
その内実にちょっとでも立ち入れば、もっと耐えがたい腐臭が漂います。

1 会則を改悪し、共存と討議から【排除と独断】に舵を切りました。

2 「精神障害者」に寄り添うのを止め、
【向精神薬使用を濫用する精神医療体制に従属】することで、
「専門性」と「雇用確保」等の利権を護ろうとしています。

●ほんとうに、恐るべきことです。

*いくら言っても、守旧派には反省がありません。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

会員の皆さん!

この学会の会員であることを、恥ずかしく思いませんか?

税金は強制的に搾取されてしまいます。
だが学会会員には、学会費を上納しない自由が残されている。
これが幸いです。

身勝手な守旧派に、兵糧攻めで対抗しましょう!!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
日臨心デコメルマガ担当:ふくろうねこ

第76号: [議長団提出書類:「議事要望書」と「議題」 ]

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平成26年11月15日(土)

*日臨心デコ*メルマガ第76号をお送りします!
今晩の総会で、本学会の行く末が決します。

議長団に提出する、議事についての要望書と議題です。

***************************************************************

                     平成26 (2014)年11月15日提出  

日本臨床心理学会
2014年度総会 議長 殿

       総 会 議 事 に つ い て の 要 望 書

                   日本臨床心理学会会員
                   第20期運営委員会事務局長 戸田游晏

 2014年11月15日17時半より開催の、日本臨床心理学会2014年度総会の議事に
つきまして、下記のように、ご要望申し上げます。

1)議事の録音をお願いします

  総会議事の進行中は、複数の録音機にて、録音を中断することなく行って
  ください。
  記録後の保全と保管につき、議長団にて充分なご配慮をお願い致します。

2)総会出席会員の署名名簿の作成をお願いします

  議決権の確認のため、総会出席者の自著による名簿を作成ください。
  委任状についても、委任者の氏名と共に上記に併記ください。   

  自著名簿は、会議終了後、委任状および議決権行使書と共に、議長団にて、
  原本の保管につき、充分なご配慮を頂くよう、お願いいたします。

3)各議案の採決時に、賛、否、棄権の、各意見表明者の氏名を
  記録ください。

                             
 以上、なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

*****************************************************************

                      平成26年(2014)年11月15日提出
                     

日本臨床心理学会
2014年度総会 議長 殿

            総 会 議 題 の 提 出

                   日本臨床心理学会会員
                   第20期運営委員会事務局長 戸田游晏

 日本臨床心理学会会則第17条第6項3に基づき、2014年11月15日17時半
より開催の、日本臨床心理学会2014年度総会に、下記議題を提出します。

         提出責任者:戸田游晏
         議  題 :下記の項目議題一から四
         提案理由 :下記各項目毎に記
         要  旨 :下記各項目毎に記

議題一)「2014年度総会議案書」の不適性箇所の修正

提案理由:機関誌最新号掲載の当該議案書には、不適性な記述がありますので、
     「修正議案書」に基づく、総会審議を求めます。
     注:平成26年11月14日開催の第8回運営委員会の議題として、
       平成26年11月13日に当議案書の不適性箇所の修正を求めて
       おります。

要  旨:以下の報告を、運営委員会に求めてください。
     第1号議案の不適性記述(別添資料A)の修正を含む報告。
     第2号・第3号議案の不適性記述(別添資料B)の修正を含む報告。

           
議題二)「2014年度総会議案書」第4号議案の差し戻し

提案理由:第4号議案の第7条2)(除名)条文は、恣意的に拡張した解釈に
     依って、運営執行部とは意見が対立する会員を排除する手段として
     用いられる虞があるため。

要  旨:第4号議案を運営委員会に差し戻し、採決を行わないことを求め
     ます。本要請の詳細な理由については、別添資料Cを参照ください。

議題三) 機関誌『臨床心理学研究』51巻2号に於ける著作権侵害

提案理由:当該事案については、この巻号を戸田が落手した直後より、発行責
     任者各位に対して、申し立てを行ってきたが、未回答のため。

要  旨:第49回定期総会報告は、総会での報告と運営を行った第20期が
     担当するべきであるにも関わらず、その執務権を不当に奪い、恣意
     的に編集した記事を機関誌に掲載した。これは、職務著作か否かを
     裁判所の判断に委ねるべき、深刻な瑕疵です。
     更に重大な著作権(人格権)侵害は、個人の著作である「第20期運
     営委員各自総括」においての、無断掲載と無断改変である。
     これらについての、厳重な対処を求めます。

議題四)学会公式サイトの運営に関わる情報の開示

提案理由:「公式サイト」トップページには、現時点において、未だ、「暑中
     見舞い」の挨拶が掲示され、当初アップ時よりのいくつかの脱字等
     が未修整のままである。少なくとも8月以後のメンテナンスが十全
     に行われていないことが、明らかです。決算案予算案に委託経費が
     計上されておりますので、疑義を抱きました。

要  旨:当該外部委託業者との契約につき、以下の情報を開示ください。 

     1)昨年度内のHP初期設定および年度末までの月当り経費内訳
     2)今年度予算案に計上されたHP維持管理委託料1年分の内訳
     3)委託見積書
     4)委託契約書
     5)当該事業責務者と当該委託業者との間の利益相反関係の有無

                                以 上

**************************************************************

これらの書類は、まんいち、事故等により、

議場にお届けできないことが生じるかもしれません。

予め、本メルマガにて、公示させていただきます。

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/Xaj3Jb8k/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/rp8wAINn/Nuxr/

大会に参加者される方に、お預けください。

***********************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

日本臨床心理学会運営委員会内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

***********************************************************

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/h0x0sUBw/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第75号: [ 総会当日です!!:本学会の「目的」を会則に顧みて]

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平成26年11月15日(土)

*日臨心デコ*メルマガ第75号をお送りします!
今晩、本学会の行く末が決します。

******************************************************************

本学会は臨床心理学にたずさわる人々、及び、

それに関連する人々の協同と連携により、

人間尊重の理念にもとづいて現状の矛盾をみきわめ、

自らがいかにあるべきかを志向しながら、

真の臨床心理学を探究することを目的とする。

     日本臨床心理学会会則第3条(目的)
******************************************************************

会員の皆さま、

  本学会のこの目的に賛同されて、

    いま本学会の会員と成られている皆さま、

本日の夜更けに、

 「協同」と「連携」の可能性が失われ、

   「現状の矛盾をみきわめる」ことが阻まれ、

      「自らがいかにあるべきか」ではなく、

権力者の「志向」に自らをゆだねることを強いられる、

   会則条項が、

      新たに作られようとしています。

37号:秘密保護法(自粛強制)に比せられる、会則の改悪。
http://ck.acemail.jp/BJjl31xx/Nuxr/

___________________________□

薬に頼らず、グローバル資本の影響力から距離を置き、

日本の風土に相応しい、臨床実践の在り方を研究し、

実践すること。

これらを、多様性を受け入れてきた本学会の

包容力の証しとして、推進していこう。

この「志向」は、

昨年8.10選挙で、拒絶され、打ち砕かれました。

___________________________□

それが、会員の総意であれば、受け入れましょう。

しかし、もしそれが、不十分で偏った情報に導かれ、

下された結果であったとしたら………、

                   もう一度、

会員の審判を仰ぎたいとの思いで、わたくしは、

35号(10月18日)以降、このような拙文を

皆さまに、お届けしてまいりました。

___________________________□

その審判を、このたびこそは、ぜひとも、

< 公正なかたち > でお受けしたいと願います。

___________________________□

第4号議案が、可決されるならば、「人間尊重」の

「理念」は、権力者の意のままに、蹂躙されるでしょう。

___________________________□

「2014年度議案書」の不適性箇所が、修正されるかどうか、

第4号議案が、差し戻しとなるかどうか、

本日、わたしたち日本臨床心理学会は、

大きな曲がり角を曲がるのです。

___________________________□

本日、議長団に、

議事についての要望書と議題を提出いたします。

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/9yGArSEj/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/uFufA6tM/Nuxr/

大会に参加者される方に、お預けください。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

日本臨床心理学会運営委員会内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

****************************************************************************

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/vB5oR8eR/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。
     
                               

★日本臨床心理学会デコ
 http://ck.acemail.jp/9yGArSEj/Nuxr/

 日本臨床心理学会20期で生起した問題群資料集
 http://ck.acemail.jp/7aRcg4sm/

第74号: [ 8.10選挙は、「日本」の臨床心理の行く末が、<ひな形>として問われていれた ]

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平成26年11月14日(金)

*日臨心デコ*メルマガ第74号をお送りします!
明日15日夜、総会が開催。これを前に、
本日14日、「運営委員会」が開催されるそうです。

******************************************************************

昨年の、「日本臨床心理学会 21期役員選挙」は、

単なる、運営委員会内々の派閥争いなどではなく、

「日本」の「臨床心理学」の今後の在り方が、

縮尺された<ひな形>として問われたものでした。

******************************************************************

この領域の草分けであった本学会は、現在では、

「かつては、臨床心理学会という学会があった」

と言われるほどに影が薄く、細々と存続してきた

…………と、

会員の皆さんご自身さえ、思われてきたかも知れません。

___________________________□

この学会は、すでに、多様な領域を包容する力を喪い、

やせ細り、それとともに、その <骨格> が、いまや

露に浮き出してきています。

___________________________□

つまり、臨床心理・心理臨床全領域が共有する問題が、

あたかも<縮尺図>のように、本学会がいま抱える

葛藤状況に、活写されているのではないでしょうか。

___________________________□

心理専門職国家資格化問題と、切り離して考えられないのが

医療との関係性であることは、誰もが認めています。

___________________________□

メルマガではこれまで、様々な方向から言及してきましたが、

守旧派と改革派との違いを、医療との関係性に限って言えば、

以下のように、述べることができるでしょう。

___________________________□

<守旧派>とは、薬を必需とする専門領域との共存関係、

これまでのこの持ちつ持たれつの間柄を維持することで、

自らの専門性を存立していきたい、と望む人たち。

     ——————————–  

欧米の精神保健医療の動向をモデルとし、それらに倣いつつ、

基本的姿勢としては、現行の制度下で、可能な限りの改革を

一歩一歩進めていこう、との立場です。

     ——————————–  

ですので、医療との関係は <対等ではなく>、

医療からの支持と保護が必須と、認めておられるのでしょう。

___________________________□

<改革派>とは、風土に相応しい臨床心理学の在り方を探究し、

民俗や信仰のありかたを参照し、実践者との協同研究を通して、

実践の知を、広げていくことを志向する人々です。

     ——————————–  

この立場からは、「近代医療」は、多様な方法論の中の一つの

選択肢でしかなく、必要に応じての恊働の相方という位置づけ

で、<医療との対等な関係性>の構築を目指しています。

___________________________□

このような両者の、精神医療との関係性への考え方の異なりが、

主に本学会の<守旧派>を占める、多選歴任の役員の方々と、

新人<改革派>との間に自ずと、溝を生じさせたのも確かです。

                      ……しかし、

___________________________□

そのような葛藤状況を巧みに利用し、他者同士の人間関係を、

提供する情報のさじ加減で操作しつつ、表で「善意と良識の人」

として振る舞い続けてこられて、対外的にも評価の高い方々が、

いらっしゃるように見受けられてなりません。

___________________________□

8.10選挙のシナリオ(裏台本)には、その方々の筆が、

たっぷりと入っていたのだろうな、と思われます……。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、 
   向精神薬多量処方に依って存立する、
      医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
   薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
      薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
護りきることができるか、身命をかけた、自衛の戦です。 

****************************************************************************

本学会運営委員会が、「公認心理師」法案42条2に関して、

事実上、同理念を強力に後押ししていることは、65号に。
http://ck.acemail.jp/3bq66QzF/Nuxr/

多選歴任役員を動かす、背後の志向性については、66号に。
http://ck.acemail.jp/ljm6cMAI/Nuxr/

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

明日14日、東京にて運営委員会が開催されるとのことです。

ぜひ、皆さまの意見を、お届けください!!

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/MIzS8bOy/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/hHAhSibC/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( できれば、本日お午までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/WiYkynbp/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第73号: [ 本日(11月14日)の運営委員会への提出議題:メルアド「漏洩」「流用」認識の不適性]

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平成26年11月14日(金)

*日臨心デコ*メルマガ第73号をお送りします!
週末15日夜の総会は、明日です。

本日、運営委員会が行われるとのことを谷奥さんがご通知くださいましたので、
これまでこのMGで申し述べてきた事案を改めて昨日、議題として提出致しました。
これに加えて本日、以下の事案について審議を求めております。

______________________________

谷奥克己 様

おはようございます。
昨日に、2通お送りしました、本日の運営委員会での審議事項につき、
もう1点、加えていただきたく、ご連絡致します。

『臨床心理学研究51−2』の158頁、右
日本臨床心理学会第21期第三回運営委員会議事録の<議題四>の記述が
不適性であることを、ご指摘致します。

ここに、「学会員の個人情報漏洩」「流用」とあります。かつて一読した
際には、戸田は気づかなかったのですが、この「個人情報」と言われるも
のが、20期事務局長が<日本臨床心理学会内>の<学会運営に関する広報>
を行う際に、宛先として用いる会員電子メールアドレスに関して述べられて
いる可能性があることに、一昨日、昨年の総会以後の議事録を点検していて、
気づきました。

そこで、以下について、ご確認いたしたく存じます。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

1)電子メールアドレスの登録は、20期事務局長戸田の

  責任において募集し、事務局長が管理しております。

  20期事務局長からの会務引継ぎは、重要事案の受取り

  が戴けないままで、未だ完了しておりません。

  従って、20期運営委員会事務局の事業の一部について

  は、現在も、20期事務局長が代理執行致しております。

2)電子メールアドレス登録の目的は、<本学会に関する

  情報の伝達>です。この目的は、送り手にも受け手に

  も共有され、了解されている、と通常理解できます。

3)当該議事が行われた昨年12月8日まで、および現在に

  至るまで、「日本臨床心理学会デコンストラクション

  メールマガジン(略称日臨心デコメルマガ)」には、

  <本学会の事案で、学会事業に参与する本学会会員が

  共有して然るべき情報のみ>の伝達を行っています。

4)すなわち、会員の電子メールアドレスは、その他の

  目的(商業的な業者のセールス等)には、一切用い

  られてはおりません。

5)したがって、会員電子メールアドレスは、適正に

  <当初からの会員との合意の下に使用>されており、

  「漏洩」「流用」との記述は、不適性です。

6)「漏洩」「流用」の用語の使用は、多年に渡り運営

  委員会を恣意的に運営されてこられた方々の意識に、

  自らを「学会」そのものと同一視することが当然との

  錯誤があり、その錯誤から生じる誤認的記述であると

  推測されます。

7)現状において、「21期」を称する方々に依り発信さ

  れている本学会からの会員への告知には、情報量の

  過少と偏向(機関誌・紙)および著しい遅滞(HP)

  が認められざるを得ず、これを補う役割を、「日本

  臨床心理学会デコ」メルマガとHPが担っていると

  考えております。

8)会員の<知る権利>を保障し、会員自身が、本学会

  運営に興味をもって戴き、参画への意欲を喚起する

  ための情報リテラシーを磨いて戴くための資料提供を

  日臨心デコメルマガは行っております、

以上を、本日の議場にてご確認頂けますよう、

お願い申し上げます。

平成26年11月14日

日本臨床心理学会第20期運営委員会事務局長
                戸田游晏

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/rOsifuug/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/uMuv8izD/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( 本日11月14日午までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

****************************************************************************

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/H1vzQjfx/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第72号: [ 20期<改革派>の試みはなぜ潰されたのか?<薬に頼らない在り方への志向>]

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平成26年11月13日(木)

*日臨心デコ*メルマガ第72号をお送りします!
週末15日夜の総会まで、今日を入れてあと2日。

******************************************************************

20期で試みた、さまざまな事業と改革、それらをなぜ、

「21期」は、貶め、引き継がず、歴史から葬るのか?

******************************************************************

改革派が、<向精神薬に頼らない支援の在り方>を

表だって打ち出したことも、守旧の人たちの危機感を

煽り、改革派殲滅を目指さしめたことの一因でした。

******************************************************************

主に化学合成薬である、向精神薬大量処方の問題は、

有効性の高さの程度に見合わない強い副作用に依って、

膨大な薬害被害をもたらしてきたことが、ようやく、

広く知られるようになってきました。

___________________________□

しかし、薬に頼らざるを得ない、他に対案がないから、

というのが、概ねの考え方であるようにも思われます。

___________________________□

サリヴァンやサールズのように傑出した精神科医に依る、

文字通り命がけの精神療法が試みられていた時代に戻る

わけにもいかないでしょう。

___________________________□

そうかといって、ネオ反精神医学(昨今の、日常の不調

に診断名をつけて、猫も杓子も病気にしてしまう風潮を

嫌って、心の病なんかない、と言い切ってしまうこと)

に流れていくのは、いくらなんでも行きすぎです。

___________________________□

でも、その対案は、ほんとうは、既にあるのではないか、

それは、わたしたちの足元に、見いだせるのではないか、

       と、改革派は問いかけ続けてきたのです。

日臨心デコHP「ごあいさつ」
http://ck.acemail.jp/52qc2pTT/Nuxr/

そして、それをかたちにしたものが、

___________________________□

大会では:

第47回大阪大会

☆ プレセッション
『魂・祀り・心理 ーこの世とあの世の臨床 
 医学(脳科学)・看護・宗教の側面から霊魂を問う!』
http://ck.acemail.jp/pCxlNuPh/Nuxr/

☆ 全体会シンポジウム
「臨床心理学 宗教 社会 その関係性を探る」
http://ck.acemail.jp/zcV5aQk0/Nuxr/

___________________________□

機関誌においては:

50巻1号の、酒木保20期運営委員長の「巻頭言」。

同巻号所収、兵頭晶子氏の論文「民間治療場の日本近代」。

また、藤原桂舟氏が、責任編集された、50巻2号の特集、

「身体志向心理療法のさまざまなアプローチ」。

___________________________□

これらの20期改革派の実績は、

*****************************************************************

この日本で、日本の臨床心理実践者が、日本の風土に

相応しい臨床心理学の在り方を研究し、実践すること、

それこそが、1964年創設の歴史を有する、本学会の、

いま改めて顧みるべき、使命ではないのか?

*****************************************************************

このような理念の実現化を、試みたものでした。

この改革派の動きに呼応し、本学会に新たな可能性を

見い出され、昨年の役員改選(H25.8.10選挙)において、

21期運営委員に立候補くださった方が、おられました。

=====================================================

立候補者氏名:金田恆孝

〈立候補理由と所信表明〉

日本臨床心理学会運営委員に立候補します。

心理療法をめぐって国家資格化・呼称、医師との関係など、諸団体のエゴなど
が錯綜し、現代の心の病をどうとらえ、どう向き合っていくのかという臨床の
本質的な議論や研鑽がなおざりにされている感が否めない。

特に、明治政府による「近代化」政策のもとで、古代 からの癒しのわざ、
「山岳修験者」たちによる療法、シャーマンによる「口寄せ」「狐憑き」等々、
綿々と受け継がれてきた、人間性回復・変容のための遺産を、西洋医学の知見
だけで切り捨てた罪はあまりに大きいと思われる。

地域性や歴史性、関係性などを切り捨てて、病んでいる部位のみ、分類された
病気のみを治療対象とし、エビデンスを競う哲学とは異なる療法があった。

近代化によって断ち切られた繋がりを回復させていくことにより、古から流れ
ている「共同の無意識」に近づきながら、「今ここ」における関係の回復をと
もに模索できる臨床家でありたいと願う。

これまで牧師をしながらカルトと呼ばれる熱狂集団参加者との家族カウンセリ
ングなどを行ってきた。先祖は里の民から追われた山の民であり、父は神主。
自分自身に布置された課題を解きながら、日本臨床心理学会の中から、日本の
地における療法の継承・回復を訴えていきたいと願っている。

=====================================================

金田さんもまた、H25.8.10選挙の信任投票では、

守旧派の「不信任」組織票により、「落選」となりました。

___________________________■

昨年の、「日本臨床心理学会 21期役員選挙」とは、

単なる、運営委員会内部の派閥争いなどではなく、

「日本」における「臨床心理学」の今後の在り方そのものを

問うたものであったのです。

___________________________■

すなわち、

グローバル資本の政治的経済的支配下にある

精神保健福祉のコバンザメとしての生き残りをかけるか、

あるいは、その支配から脱して、

各々の臨床の力を恃む独自の道を探るのか。

___________________________■

両者の断絶と葛藤は、この選挙の後も、波紋を残し、

その狭間を、各々のやりかたで橋渡ししようとした方々

の中に、改革派のみならず、守旧の側にも、犠牲となら

れた方があったのは、極めて遺憾なことでした。

___________________________■

しかしながら、この葛藤状況を、むしろ巧妙に利用して、

いまもなお、「21期」を背後で動かしておらえる方が

いらっしゃるのです…。

___________________________■

守旧派の皆さんが、首の皮一枚だったこの方の「当選」を

ゴリ押しさえなさらなかったら、「21期を称する方々」と

など不本意ながら、申し上げざるを得ないこともなく、

___________________________■

35号以後これまでに裏付けと共に報告した、会員に対する

軽視や背信の姿勢を、「21期」と一括りにしてご批判する

こともなかったでしょう…………。  無念きわまります。

+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/9rGaas2H/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/7RUPeWyB/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
  (((((( 明日、11月14日午前中までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛総力戦です。 

****************************************************************************

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/IxwNvoAU/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第71号:[ 20期<改革派>の試みは、なぜ潰されたのか?(機関誌編集<編集理念>編) ]

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平成26年11月12日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第70号をお送りします!
今週末15日の総会まで、あと3日。

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20期で目指されていた、学会機関誌編集の理念

なぜ編集委員長を運営委員会から排除してまで、

その理念の継承が拒まれたのでしょうか?

******************************************************************

そのお答えは既に、このメルマガの末尾に

幾度か、お書きしています。

******************************************************************  

心理専門職国家資格化問題は、

   向精神薬大量処方に依って存立する、

      医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

日本臨床心理学会運営委員会内部の対立は、この国家資格化と

   薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から

      薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を

護りきることができるのか、その身命をかけた自衛の戦いです。 

****************************************************************************

守旧派が、「公認心理師」法案42条2の修正を求めるフリだけして、

事実上は、この理念を強力に後押ししていることは、65号に。
http://ck.acemail.jp/ObJarmHa/Nuxr/

「守旧派」を動かす、背後の志向性については、66号に。
http://ck.acemail.jp/F20KbFmG/Nuxr/

___________________________□

20期で編集委員長を務め、8.10選挙で留任を阻止された

實川幹朗氏の、編集委員長就任時の所信表明を転記します。

======================================================

編集委員会より
   編集委員長 實川 幹朗

『臨床心理学研究』は、区切りの50巻を迎えます。第20期運営委員会から、
編集委員長を仰せつかり、気持ちを引き締めております。編集委員は全員、新しい
人となりました。

  権威主義に加えて利害、政治と情実に振り回される臨床心理学の迷走のなかで、
我が学会の役割は、他に代えがたいものです。
 いまこそ、会則の掲げる「現状の矛盾をみきわめ、自らがいかにあるべきかを
志向しながら、真の臨床心理学を探求する」との言葉を生かすときです。
学会員の皆さまとともに、学会誌の編集・発行を通じ、この分野の建て直しを図
ります。

 そのためには、意欲に満ちた研究発表の充実が不可欠です。かつての転換期には、
研究の有り方そのものに、厳しい批判が寄せられました。これはけっして忘れず、
身に帯びて進まねばなりません。
しかし、臆して立ち止まってもいけない。
望ましい学術研究を新たに進める心意気で、「真の臨床心理学」の探求に進む
べきです。

過去と現状に捉われず、乗り越える新しい研究成果を、どしどしお寄せいただき
たい。まだまだ、研究論文の数が少ない現状です。編集委員一同とともに、会員の
皆さまからの、上質の投稿をお待ち致しております。

======================================================

21期運営委員に立候補した候補者の一人、栗田修司氏は、

20期編集委員会が刊行した機関誌50巻の刷新を評価し、

その一層の改良を、所信表明文で約されていました。

以下に所信表明の全文を転載します。

この方もまた、H25.8.10信任投票により、「落選」となりました。

======================================================

立候補者氏名:栗田 修司
所属:龍谷大学

 <立候補理由と所信表明>

日本臨床心理学会運営委員に立候補します。
 立候補の理由は、伝統ある本学会運営に参画し、今まで以上に若い力を育て、
世界と共に歩む新しい学会となるよう尽力したいからです。 運営委員として選出
されたなら、以下の 3 点に重点を置いて活動します。

 第1には、学術団体として、 学術成果の質および量のさらなる充実を図ります。
学会誌「臨床心理学研究」第50巻における刷新という動きを大切にしつつ、投稿
数の増加と質の担保について検討を加え、一層改良していきたいと思います。

 第2には、社会福祉学を主たる研究領域としながらも臨床心理学研究に携わって
きた者として、本学会の当事者重視の姿勢を堅持し、隣接科学との研鑽および協調
の路線に協力します。隣接科学からの会 員増を図り、多様な学問からの英知を集め
られる団体にしたいと思います。この実現のため、情報通信機器を活用し、会員間
の迅速で頻繁な交流と、世界に通じる情報発信を進めたいと考えています。

最後に、会員相互の交流を深め、自由で忌憚のない意見交換を基にして、未来志向
による民主的運営を促進します。このためには、本学会の旧来からの体質や制度の
刷新を図り、時代に即応し、これから の若い人々に魅力となるような体制作りを心
がけたいと思います。

 以上が、所信表明です。どうぞよろしくお願いいたします。

======================================================

何故この方が、「落選」となってしまわれたのか?   それはまず、

多選歴任の守旧派と「お仲間」の間柄で、なかったことにあります。

そして何より、この所信表明文が、守旧派が牛耳ってきた在り方への

批判となっているからではないでしょうか。

栗田氏は、外に目を向けない閉鎖性や情報通信機器への忌避を改善し、

自由で忌憚ない意見交換を基にする、民主的運営を志し、旧来からの

体質や制度の刷新を訴えておられました。 そして、これらに加えて、

栗田氏が、實川編集委員長の編集方針を間接的に支持なさったことが、

守旧派の裏での根回しで、「不信任」組織票を集中させる相手を指定

した際の、大きな目印となったことが、推し量られます。

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/GOvFHwqD/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/auttrPi2/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( できれば、11月13日までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/NMeNcfWb/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第70号: [ 20期<改革派>の試みは、なぜ潰されたのか?(機関誌編集<装丁デザイン変更>編) ]

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平成26年11月12日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第70号をお送りします!
今週末15日の総会まで、あと3日。

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20期で試みた、さまざまな事業と改革、それらをなぜ、
「21期」は、貶めて引き継がず、歴史から葬るのか?

******************************************************************

大会と並ぶ学会事業双璧の一つが、学会誌刊行です。

___________________________□

20期の試みが、<無きものとされた>ことが、

誰の目にも明らかなのは、20期<改革派>編集委員長の下で

リニューアルされた、50巻1号と2号の装丁が、

「21期編集委員会」が刊行した51巻1号以後、

以前のものに戻されていることでしょう。

___________________________□

そうしなくてはならない<言い訳>がどこに書いてあるのか、

探してみますと……。

========================================
編集後記

         [略]        

 前期では、表紙の色や紙質、年号表記などの変更を行い
ましたが、今期は運営委員会での話し合いをふまえて、
表紙の色と紙質および年号の表記はもとの体裁に戻す事に
いたしました。
         [略]

          (第21期編集委員長 鈴木 宗夫)

(『臨心研』51-1 ,p38)
========================================

説明は、たったこれだけ。

___________________________□

「運営委員会の話し合い」をふまえた、とのことですが、

話し合われた内容、つまり、

<元の体裁に戻さねばならない>ことが、必然の

   誰にでも理解できる、訳の分かる理由、

      なんらかの、第三者を納得させる説明が、

          無 い  ?!!

___________________________□

これこれしかじかの理由説明が、運営委員会の検討で出て、

それが、もっともだから、元に戻した、とは、書かない。

___________________________□

  「運営委員会で決めたから、」が、最大の理由。

___________________________□

つまり、このメルマガで、繰り返しお伝えしてきた、

 
運営委員会の<独裁>を導く、

<多年歴任役員(「21期」を称する守旧の一派)による、

本学会の私物化のあらわれ> に他なりません。

___________________________□

ちなみに、この巻号発行前の、「運営委議事録」を

見てみましょう。

___________________________□

51-1の発行日が、2014年2月1日とあります。

第1回(昨年8月10日)から第3回(12月8日)までの、

「運営委議事録」は『臨心研』51-2,p155〜158

に掲載されているので、探してみましょう。

     (※第4回運営委は、本年2月22日。)

___________________________□

装丁デザインの変更(戻す)の記述は……、

ありません! 

___________________________□

      たぶん、<重大なことではない>ので、

      つい、書き漏らしたのしれませんね。

___________________________□

でも、<重大なことでな>かったら、

なぜ、<わざわざ>、もとの装丁に戻したのか??

___________________________□

気になったので、運営委員会窓口の学会支援センターを通し、

「運営委員会議事」とその録音の開示を要求しました。

そのお返事がこれ。

=============================================
2014/03/20 14:45、
日本臨床心理学会事務局 のメール:

戸田様
お問い合わせの件、返信が遅くなりましたが、
以下に回答をさせて頂きます。
1 運営委員会の議事録は臨床心理学研究に掲載の予定です。
  また、今期は録音をしておりません。
2 大会の記録は2号に掲載予定をしております。

取り急ぎ、ご連絡まで
−−−−−−−−−−−−−−
日本臨床心理学会事務局
大学生協学会支援センター
担当: ○○
=============================================

録音を、してない!!  

では、秘密会議ではないですか?!

そうならないために、20期で、あんなに努力してきたのに

(68号:事務局会議運営の改善報告をご参照ください。)

___________________________□

情報開示請求が、拒絶されました。

「議事録を見ろ」、とのことですが、既述したように、

『臨心研』掲載議事録のどこにも、本事案は書いてありません。

___________________________□

会員のみなさん、

これが、繰り返し、このメルマガで警告してきた、

「21期」を称する、多選歴任の守旧派の方々の、

一般会員に対しての、不誠実な向き合い方なのです。

___________________________□

「朕(運営委員会)は国家(日本臨床心理学会)なり。」

36号:運営委員会イコール本学会であるとの思い込み
http://ck.acemail.jp/AjUgzrW0/Nuxr/

___________________________□

そんな、「21期」を陰で操る方々が、
その<独裁>体制の追認のための、会則改悪を企んでいます。

41号:夜更けに審議予定の第4号議案は運営委<独裁>追認案
http://ck.acemail.jp/E4cQVKD5/Nuxr/

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/ozLymtkb/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/LkPQzd5k/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( できれば、11月13日までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

****************************************************************************

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/JBrLPA84/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第69号: [ 20期<改革派>の試みは、なぜ潰されたのか?(大会編) ] 2014年11月12日 午前 8:36

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平成26年11月12日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第69号をお送りします!
今週末15日の総会まで、あと3日。

******************************************************************

20期で試みた、さまざまな事業と改革、それらをなぜ、

「21期」は、貶めて引き継がず、歴史から葬るのか?

******************************************************************

20期で改革派が試みた、諸々のこと、それが、

「21期」で復古した守旧派には、気に入りませんでした。

___________________________□

だから、機関誌・紙の編集権を掌握するやいなや、

改革派をおとしめて、事実を曲げた記述を、会員に告知し、

その勝者の歴史を、恒久的に社会史に残そうとしています。

___________________________□

改革派は、この日本臨床心理学会から排除されました。なぜ、

業績の痕跡さえ、記録から抹殺されねばならないのでしょう?

___________________________□

それは、改革派が、

<臨床心理の独自性と専門性の根元>を問い続けたから。

___________________________□

臨床心理(或いは心理臨床)の独自性と専門性は、

医療(制度)の支配を受けない、薬を使わない、つまり、

医師と対等の地位にあってこそ、万全に生かされるのです。

___________________________□

その独自性と専門性の、<根問い>をするため、改革派は、

<日本の風土に培われた癒しの体系の研究> と、その

<臨床実践への実践的な導入> を、提言したのです。

___________________________□

しかし、その提言は、

グローバル資本に政治経済を支配された、現体制下の

精神保健福祉行政に従い添うことを前提に、その内側で、

一歩一歩地道な「改革」への足元を固めつつ進む方針を、

ひたすら一元的に遵守してきた、「守旧」の人々の理解を

超えるものだったのでしょう。

___________________________□

馴染みのない枠組みと価値観に <乗っ取られる> と、

危機感をいだかれたのかも、しれません。

___________________________□

しかし、守旧の方々が奉じる「本来の価値観」は、あくまで

戦後、欧米より輸入された、精神保健福祉理念を背景とします。

*****************************************************************

この日本で、日本の臨床心理実践者が、日本の風土に

相応しい、臨床実践の在り方を研究し、実践すること、

それこそが、1964年創設の歴史を有する、本学会の、

いま改めて顧みるべき、使命ではないでしょうか?

*****************************************************************

学会事業の双璧は、学術大会と機関誌発行です。

20期改革派は、その双方について、新たな試みを行いました。

___________________________■

第47回大阪大会では、画期的な論題を提示しました。

☆ プレセッション
『魂・祀り・心理 ーこの世とあの世の臨床 医学(脳科学)
・看護・宗教の側面から霊魂を問う!』
http://ck.acemail.jp/vtH6h3gE/Nuxr/

☆ 全体会シンポジウム
「臨床心理学 宗教 社会 その関係性を探る」
http://ck.acemail.jp/VsnficrR/Nuxr/

___________________________■

そして、昨年には、

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

日本の心理学系学会では、初の中華人民共和国での

学術大会を開催しました。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++

折悪しく、国際情勢が過去最悪の時機を迎えていましたが、

民間の学術交流により、友好関係を取り結ぶ可能性を示す、

意義深い挑戦的な事業でした。

___________________________■

これは、中国と韓国の大学に招かれて、教鞭をとられていた

酒木保氏(20期運営委員長)の尽力により、達成されました。

また、長年、中国でのフィールド調査研究の実績を有する、

比較民俗学会にも、協力を戴きました。

第49回 日本臨床心理学会大連国際大会
http://ck.acemail.jp/dn4RmBfJ/Nuxr/

___________________________■

※ 現在の本店HP(日本臨床心理学会公式サイト)には、
  過去の大会の記事は、全て削除されています。
  (閉鎖前のHPには、ちゃんとありました。)
  過去にこだわらず、前だけを見て我が道を行こう!
  それも選択肢の一つですから、悪くないと思います。

  だが、勝者史観で事実を歪めるのは、止めていただきたい。

  
  本学会の沿革を語るには、過去の年次大会記録の紹介は
  欠くことができないと思われるので、大変残念です。

___________________________■  

なお、前号で報告しましたように、20期初回運営委員会は、

この大会関連議題での議論が紛糾し、落としどころとして、

国内(東京)と海外(大連)での、年に2回の大会開催と

なりました。呼称はいずれも、「大会」であり、時機的に

早い東京会場の開催も、「大会」の位置づけでした。

第48回に本臨床心理学会大連・東京大会案内(CP-174)
http://ck.acemail.jp/EhpJ2ykI/Nuxr/

___________________________■
  

ところが、国際情勢の悪化により、大連会場での大会が延期。

そこで、年度末までの開催を要した臨時総会に合わせ、大会

プレセッションを宇部フロンティア大学にて開催しました。

大連での大会は、次年度の7月となり、この年度の大会は、

前年度に延期になった、この国際大会がスライドして開催

されるかたちとなりました。

___________________________■

<<<<<<<<<< 閑話休題  >>>>>>>>>>>

一昨年度の東京会場の開催の件では、いささかのトラブルが
発生しました。

東京会場の会場(帝京科学大)の借り上げが、そこでの雇用
関係のあった、運営委員が任期半ばで退任したので借しては
もらえないと、東京会場担当が言われたのが始まりでした。

そして、某大学に定めたとの報告が追ってありました。これは、
運営委員会に意見を求めずの事後報告でした。当初の会場より
も費用が高額でしたが、交通の便はよかったかもしれません。

しかし問題は、作業の進め方や経費ではなく、当該大学施設を
借りる際に、<個人の情状>を持ち出されたことでした。その
大学のある教員には、大会への関わりを求めないことが借りる
際の条件とのことです。それは、その教員との関係が良くない
人の口聞きで借りられるのだから、との趣旨でした。

実は、酒木20期運営委員長は、その避けて欲しいと求められて
いる教員の方と懇意でした。だから、その大学の名を聞いた時、
「そこなら、親しい人に協力してもらえるので丁度いい」と喜
んでおられたので、この藤本さんからの要請を、いぶかしく思
われたそうです。

この旨をお聞きした戸田は、藤本さんが先走りして勝手に話を
つけてこられた事については、何も言えませんでした。

(万一、戸田が同じことをしたら、バッシングの先頭に立たれ
る筈のこの方は、19期でも、運営委員会を無視した独断があっ
たのですが、そのときも今回も、歴任の方々はどなたも何も言
われませんでしたから…。)

しかし、学内にそのような複雑な関係性があり、酒木氏の交友
関係までも犠牲を強いられるのならば、某大学使用は避けたい
と考え、試しに当初の帝京科学大に問い合わせたところ、個人
のコネやその他何の問題もなく、借りることが出来ました。

藤本さんはいま当該大学の非常勤をなさっておられますので、
このキャンセルの件に関しても、よろしくお話し下さっていた
ものと推察するところです。

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、共に求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/CUUxE9Hf/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちら。
http://ck.acemail.jp/0OIuEEDl/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( できれば、11月13日までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

****************************************************************************

心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

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デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/XezNXYCY/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

第68号: [ 20期で試みたこと(会務 会議事務編) ]

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平成26年11月11日(火)

*日臨心デコ*メルマガ第68号をお送りします!
今週末15日の総会まで、あと4日となりました……。
戸田の処には未だ、裁判所出頭命令は届いていません。

___________________________■

20期と21期、それらの中身の、どこが、どう違うのか、

運営委員以外の会員には、なかなか、

解っていただけないのだろうな……と思います。

___________________________■

35号以後、30回に渡って指摘してきた

「2014年度総会議案書」という事例から読み取れるのは、

20期で戸田が改善に努め、一時的に形になっていたものが、

21期では、形状記憶合金のように、再び、もとの姿に

復古したのでないか、ということです。

___________________________■

そこで、改めて、本学会の議事に関する諸々の運営にあたって、

「21期」を称する人たちには、引き継いでは頂けなかった、

20期で戸田が断行した新たな(時には基本に帰る)試みを、

一つの記録として書き留めて置かせてください。

___________________________■

((((((((( 20期事務局長が試みた会務の改善について )))))))))

1)会則を、会務と議事運営の拠り所にしました。

  
  19期事務局長(現在は退会)が、詳細な引継ぎマニュアルノートを作成

  下さっていたので、非常に助かった。しかし、随時生じる事態への対

  応が分からないときには、常に会則本文を確認して遵守しようとした。

……………………………………&…………………………………………

  これが、個人の都合を優先する人たちに、気に入って貰えないことが

  多々。大方の場合、会則本文を引き示すと、沈黙された。多選歴年の

  方々からの、戸田への会則を示しての助言は、記憶するところ皆無。

……………………………………&…………………………………………

☆★ しかし、第49回臨時総会時の運営委員長歴を有す吉田会員発言の

  ように、その都度、都合よく解釈した会則を、こじつけに利用して

  する方式が本学会会務運営のお作法であったことが、理解できた。

……………………………………&…………………………………………

  今回の、会則16条5項と19条の違反も、「21期」の一部の確信犯の方

  以外は案外、気付いておられなかったのかもしれない……。

……………………………………&&&………………………………………

2)ML会議の議題開示と締切方式を、定型化しました。

2−1)ML会議の位置づけを確認

  20期役員の在住地が、茨城、東京、大阪、兵庫、鳥取であった。
 
  度々の対面運営委員会で一から検討するのは、経費面でも時間的に

  も現実的ではない。そこで、文書記録として残る形で議論を尽くし、

  対面の運営委員会を、最終確認決定の場とすることを目指した。

……………………………………&…………………………………………

2−2)回答期限をアンケートを踏まえて決定

  そこで、20期MLが発足直後に、運営委員全員にメール確認の可能

  頻度のアンケートを取り、着信から初見まで最長のケースに1週間

  の猶予期間を加えた基本期限を目安に、議題に応じた猶予日数を加算、

  識別記号を施した議題毎に明示した。期限前リマインダを送り、期限

  終了後、直ちに、決定内容を告知した。

……………………………………&…………………………………………

☆★ でも、これはうまくいきませんでした!

  一部の方以外の委員の反応は鈍く、結局は、殆どの議題について、

  対面の会議で一からの検討となった。そして、重要なことはメール

  ではなく「顔が見える」場で行うべきというのがML会議での沈黙に

  ついての判で押したような、言い訳でした。

……………………………………&…………………………………………

☆★ でも、そのような言い訳を繰りくりかえして来られたご本人が、

   現在、「戸田には絶対会いたくない」と仰っているようです。

……………………………………&…………………………………………
  

  「土日休日はメールを見ない」「運営委員が個人的に犠牲を払って、

  会員のためにやろうと思わなくてもいい、こちらにも都合がある」

  後者の意見は、緊急時、メールアドレス登録されてない会員に役員

  が分担して電話連絡しようとの戸田提案への反駁。

  このように、率直に言ってくださる方もおられた。他の方々は概ね

  「沈黙」を守られることが常だった。

……………………………………&…………………………………………

☆★ この「沈黙」が肯定的な承認ではなく、「黙殺」だったことを、

  その後、骨身に染みて理解させて頂く。 これでは、だめだと、

……………………………………&…………………………………………

2−3)ML運用ルール案叩き台を、議題としてML稟議に提示

  この議題も、不活発な反応のまま回答期限を迎え、ほぼ原案通り

  総会議案書に載せたら、或る良心的な古参委員から「こんな事を書

  くと、会員に、運営委員会では、こんなことまで出来ていないのか

  と思われるので、書くべきでない」との助言を受けた。

……………………………………&…………………………………………

☆★ このように、会員には運営委にとって都合のよいことだけを、

  知らせる善意の慣わしが、現在の「21期」で、堂々と復古……。 

……………………………………&&&………………………………………

3)対面会議方式を、改善しました。

3−1)議事の会議参加者が随時目視確認による、議事記録同時完成

  運営委員会での決定事項は、必ずしも充分に各運営委員に共有され

  ていないことが、度々判明していた。 例えば、

……………………………………&…………………………………………

  中国での年次大会開催について、19期最終回運営委員会で決定され

  ていたにも関わらず、20期初回引継ぎ運営委員会では、19期からの
 
  留任委員が「そんなこと、決まってない」と主張し、この確認のため

  だけに、貴重な審議時間が大幅に費やされたことがあった。

……………………………………&…………………………………………

  そこで、会議参加者全員が同時に、審議内容を確認できるよう議案書

  をプロジェクタで目視確認しつつ、議案書に決定事項をその場で入力、

  つまり議事録が議事進行に添って推敲され、完成する方式とした。

……………………………………&…………………………………………

  議決事案毎に、委員各自の判断責任を明確にするため、賛否棄権を数

  ではなく、それぞれの意見表明した者の名前を記録した。

……………………………………&…………………………………………

3−2)録音保管議事記録の文字起こしに備えた「発言者録」を作成

  会議は、運営委員会をはじめ全て録音されてきた。これを文字に

  起こすことには、工数が膨大である。

……………………………………&…………………………………………

  そこで当面は、必要があった時に、該当箇所の参照に供することとし、

  発言者が特定されないと困る場合を想定し、「発言者記録簿」を導入。

  プロジェクタに議事を随時記録する「書記」の他に議題毎に発言者を

  時系列で記録する人員を配した。録音記録のために、発言者には逐一

  氏名を名乗って戴き、離席の前後に、声に出して申告してもらった。

……………………………………&…………………………………………

  20期の会議の録音記録は、クラウドに保管されているので、情報開示

  要求の際は、「発言者録」を併せて請求して頂ければと思う。ただし、

……………………………………&…………………………………………

☆★ 「21期」では、「録音記録はしていない」(!?!)とのことである。

……………………………………&…………………………………………

3−3)運営委員会にも「議案」を設ける

  曖昧な論題でなく、賛否を問うことが可能な、明確な文章表現で、

  「議題」を提示する。添付資料も予め質疑を予測したものを用意。

……………………………………&…………………………………………

3−4)「議長」を設ける

  それまでの、持ち回りの「司会」ではなく、議長を設けた。

……………………………………&…………………………………………

3−5)書記の役割と権限をさだめる

  従来の書記アルバイトは要さず、議長の進行補佐を書記が務めた。

……………………………………&…………………………………………

3−6)会議時間割の設定  

  対面会議の短所である、時間的制約への対処として、議案毎に内容
 
  相応の時間枠を設け、未審議議案を極力減少させるように努めた。

……………………………………&…………………………………………

3−7)決定事項の一事不再議を「会議運営内規」に明記

  上記の手続きを経て審議された決定は、「一事不再議」とする。

……………………………………&…………………………………………

☆★ これにも、古参の方から「そうは言っても…」との、「蒸し

  返し」を容認する異論が出ていた。

☆★ だから、戸田も今、声を上げています…。

  意見の内容ではなく、誰が言うかによって、聞いて貰えたり、

そうでなかったりします。もう慣れっこだったはずなのですが。

……………………………………&…………………………………………

3−8)一般会員の会議への陪席参加の呼びかけ

  運営委員会議事透明化をはかり、会議期日と場所をCP紙で予告し、

  参加申込み者に資料送付。

  ただ、平成26年6月15日の第7回運営委の東日本部会(経費節約の

  ため東西に分けて開催)の開催直前で会場変更となり、陪席を申し

  込まれていた非会員の方に急遽、再通知となった。

……………………………………&…………………………………………

☆★ 現在は、会員への事前の会議日時等の告知はなされていない。

*********************************************************************
  

今回は、20期運営委員会会議の取組みに限っての報告としました。

次回、国際大会への挑戦等、20期が対外的に展開した試みについて、

報告致します。  

  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度決算報告」<不適正記述>の修正を、共に求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
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◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

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心理専門職国家資格化問題は、
  向精神薬多量処方に依って存立する、
    医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

臨心運営委内部の対立は、この国家資格化と
  薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から
    薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を
      護りきることができるか、身命をかけた自衛戦です。 

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デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/fyoXnOav/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

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