第71号:[ 20期<改革派>の試みは、なぜ潰されたのか?(機関誌編集<編集理念>編) ]

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平成26年11月12日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第70号をお送りします!
今週末15日の総会まで、あと3日。

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20期で目指されていた、学会機関誌編集の理念

なぜ編集委員長を運営委員会から排除してまで、

その理念の継承が拒まれたのでしょうか?

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そのお答えは既に、このメルマガの末尾に

幾度か、お書きしています。

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心理専門職国家資格化問題は、

   向精神薬大量処方に依って存立する、

      医療と福祉の裏側の利権に深く関与します。

日本臨床心理学会運営委員会内部の対立は、この国家資格化と

   薬を使う精神保健福祉のグローバリゼーションの攻勢から

      薬を使わない心理が、いかに自らの存在理由の基を

護りきることができるのか、その身命をかけた自衛の戦いです。 

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守旧派が、「公認心理師」法案42条2の修正を求めるフリだけして、

事実上は、この理念を強力に後押ししていることは、65号に。
http://ck.acemail.jp/ObJarmHa/Nuxr/

「守旧派」を動かす、背後の志向性については、66号に。
http://ck.acemail.jp/F20KbFmG/Nuxr/

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20期で編集委員長を務め、8.10選挙で留任を阻止された

實川幹朗氏の、編集委員長就任時の所信表明を転記します。

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編集委員会より
   編集委員長 實川 幹朗

『臨床心理学研究』は、区切りの50巻を迎えます。第20期運営委員会から、
編集委員長を仰せつかり、気持ちを引き締めております。編集委員は全員、新しい
人となりました。

  権威主義に加えて利害、政治と情実に振り回される臨床心理学の迷走のなかで、
我が学会の役割は、他に代えがたいものです。
 いまこそ、会則の掲げる「現状の矛盾をみきわめ、自らがいかにあるべきかを
志向しながら、真の臨床心理学を探求する」との言葉を生かすときです。
学会員の皆さまとともに、学会誌の編集・発行を通じ、この分野の建て直しを図
ります。

 そのためには、意欲に満ちた研究発表の充実が不可欠です。かつての転換期には、
研究の有り方そのものに、厳しい批判が寄せられました。これはけっして忘れず、
身に帯びて進まねばなりません。
しかし、臆して立ち止まってもいけない。
望ましい学術研究を新たに進める心意気で、「真の臨床心理学」の探求に進む
べきです。

過去と現状に捉われず、乗り越える新しい研究成果を、どしどしお寄せいただき
たい。まだまだ、研究論文の数が少ない現状です。編集委員一同とともに、会員の
皆さまからの、上質の投稿をお待ち致しております。

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21期運営委員に立候補した候補者の一人、栗田修司氏は、

20期編集委員会が刊行した機関誌50巻の刷新を評価し、

その一層の改良を、所信表明文で約されていました。

以下に所信表明の全文を転載します。

この方もまた、H25.8.10信任投票により、「落選」となりました。

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立候補者氏名:栗田 修司
所属:龍谷大学

 <立候補理由と所信表明>

日本臨床心理学会運営委員に立候補します。
 立候補の理由は、伝統ある本学会運営に参画し、今まで以上に若い力を育て、
世界と共に歩む新しい学会となるよう尽力したいからです。 運営委員として選出
されたなら、以下の 3 点に重点を置いて活動します。

 第1には、学術団体として、 学術成果の質および量のさらなる充実を図ります。
学会誌「臨床心理学研究」第50巻における刷新という動きを大切にしつつ、投稿
数の増加と質の担保について検討を加え、一層改良していきたいと思います。

 第2には、社会福祉学を主たる研究領域としながらも臨床心理学研究に携わって
きた者として、本学会の当事者重視の姿勢を堅持し、隣接科学との研鑽および協調
の路線に協力します。隣接科学からの会 員増を図り、多様な学問からの英知を集め
られる団体にしたいと思います。この実現のため、情報通信機器を活用し、会員間
の迅速で頻繁な交流と、世界に通じる情報発信を進めたいと考えています。

最後に、会員相互の交流を深め、自由で忌憚のない意見交換を基にして、未来志向
による民主的運営を促進します。このためには、本学会の旧来からの体質や制度の
刷新を図り、時代に即応し、これから の若い人々に魅力となるような体制作りを心
がけたいと思います。

 以上が、所信表明です。どうぞよろしくお願いいたします。

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何故この方が、「落選」となってしまわれたのか?   それはまず、

多選歴任の守旧派と「お仲間」の間柄で、なかったことにあります。

そして何より、この所信表明文が、守旧派が牛耳ってきた在り方への

批判となっているからではないでしょうか。

栗田氏は、外に目を向けない閉鎖性や情報通信機器への忌避を改善し、

自由で忌憚ない意見交換を基にする、民主的運営を志し、旧来からの

体質や制度の刷新を訴えておられました。 そして、これらに加えて、

栗田氏が、實川編集委員長の編集方針を間接的に支持なさったことが、

守旧派の裏での根回しで、「不信任」組織票を集中させる相手を指定

した際の、大きな目印となったことが、推し量られます。

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  ☆◎☆ 会員の皆さまに、お願いします!! ☆◎☆

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「2013年度総会議案書」の<不適正記述>の修正を、求めてください。

これらが、本学会の歴史(恒久的記録)として残ってしまいます。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)は、デコHPに掲示しています。
不適正記述の概要は、以下に。
http://ck.acemail.jp/GOvFHwqD/Nuxr/

◎ <議決権行使書>は、こちらです。
http://ck.acemail.jp/auttrPi2/Nuxr/

◎ 学会事務局(本店)に電子メール添付で、送付!!
   nichirinshin@univcoop.or.jp
   (((((( できれば、11月13日までに!))))))

◎ または、大会に参加者される方に、お預けください。

   
デコFBです。(メーラー設定により表示できないことがあります…)
http://ck.acemail.jp/NMeNcfWb/Nuxr/日本臨床心理学会d?construction/1443364212610897?pnref=lhc

  20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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みなさまからのご意見をお待ちしています。

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