戸田第20期事務局長よりの申入れ書:第21期運営委員会を称する組織関係者宛て

戸田第20期事務局長より申入れ書が

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戸田第20期事務局長より「第21期運営委員会を称する組織関係者」宛てに
申入れ書が送られています。

これまで累計で30回もの送付がありましたが、
「第21期運営委員会を称する組織関係者」たちは
 無視を続けています。

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第21期運営委員会を称する組織関係者各位

(再送(通算第31回):改稿新版再送:平成26年4月22日)

25年度内に唯一、会員に頒布された機関誌51巻1号(2014年2月1日発行)は、会則で定められた報告の記載がなく、わずか38頁と質量共に、学術雑誌に期待される水準に及び難く、年間8千円の購読料の対価相応との評価は得難い。
また、年度を超えて送付された51巻2号(2014年3月31日発行と記)では、本誌への掲載を目的とせずに執筆された複数の文書を、原著者に断り無く、編集者或は何者かが恣意的に改竄の上での掲載が行われた。殊に、本誌目次題目「第20期運営委員各自総括」記事では、編集委員会から原著者への、原著改変許可と掲載承諾が一切求められることなく、原著者の元稿を無断で改変の上、掲載が行われている。
これら杜撰、というより寧ろ意図的に公正・公平性を敢えて蹂躙したとも窺われる刊行責任者の専横により、原著者は著作権を侵され、結果として違法な編集作業に基づく紙数のみが膨らんだ機関誌51巻2号の刊行に至った。
これらの事態の背景には、下部機関である編集委員会を管掌する現運営委員会(第21期:代表者谷奥克己)の、非民主主義的権力による専横行為である。それにも関わらず、過誤を自覚し些かなりとも恥じ入る姿勢は、第21期運営委員会による告知公告記事には窺われない。寧ろ、一般会員からの申し立てを、その進言や指摘の主旨に対峙することなく、一方的に「誹謗中傷に満ちている」と決めつける言辞を弄することに終始している。勝者史観の顕著な実例であろう。しかしその手段が如何に稚拙であるからと言え、社会に対して学術的知見を公示すべき使命のある学術団体の責任ある発言として、これらは社会通念上、許されるものではない。まさにこのような情緒的な水準を狙っての情報操作にしか依存することができない、現21期体制の脆弱さを露呈している。

当学会資産(収入)は、約百機関・団体の「購読会員」会費によって支えられてきた。
この実態は、歴年の決算報告に明確に示される。

前25年度内に唯一発行された機関誌である、51巻1号への、社会常識に照らした評価、及び学術誌に相応しい水準を満たしているか否かの厳格な評価が購読会員である研究•教育機関•組織体に依って成されるならば、将来的に購読会員数の大幅減少を導く虞が否めない。
最新51巻第2号の複数の記事は、上に指摘した如く、1号の不充実を補完し得る完成度を示すどころか、文書執筆・作成者に一切の断りなく、当該文書を秘密裏に編集者の謀議が疑われる恣意的改竄を施した上で掲載されている。これは、「編集業務に慣れていない」等の言い訳が通らない、深刻な触法行為である。
すなわち、『臨床心理学研究』51巻2号は、その編集経緯が単に素人芸や稚拙な児戯等の類であると評すよりも遙かに深刻な、編集責務者たる者が決して超えてはならない倫理の枠を足蹴で破壊した実物標本となってしまっている。個人の権利を侵害し蹂躙し、謂わば「組織暴力」を頼み刊行された当該巻号は、日本臨床心理学会史上、稀に見る或いは初となる記念すべき事例ともなるだろう。
以上を、厳重に警告したい。

そこで、今これから、当学会運営執行に与する各位、各々の職責にあって緊急に行うべき行動は、全会員への以下の告知ではないか?

1)来年度会費徴収の据置きを修正告知
2)現51巻1・2号の回収・廃棄願い
3)会則に従った会員への報告義務を十全に満す同巻号を早急なる再編集・再刊行の確約
4)51巻2号に、元文書作成者に無断で、文書の改竄と公表を行ったことへの賠償

これら4点を確実に行うとの公示。

以上の早急な告知の実施を進言する。

これら緊急策4項目を併せて講じることなければ、今後、この人倫を無視し誠意も社会正義も顧みない第21期運営委員会の会務執行姿勢への失望や嘲笑と共に、本学会本体が、社会からも見限られる。過去の栄光も地に堕ち、会員の大量脱退は避けられないだろう。
学閥のしがらみも顔見知りのよしみも、世代交替や組織改変による利害関係の推移に伴い、希薄となる。
情報受容の形態が加速的に大きく変容しつつある現在、より純粋に自らの価値観に従う判断によって参加する組織を選択しようとする人びとが増える。これらの社会の構造的変化に伴う新たな要因群の相乗的影響を免れることなく、本学会も、客観的かつ社会常識に照らされた外部とその視座を同じくする、内部からの厳しい視線にもより多く曝されるであろう。
特定の旧来委員とおぼしき人物の筆によると推測される、CP紙177号内記事の如く、単なる情緒的反応を動機として入退会の判断が為されるのが趨勢、との趣旨の申し立ては、現会員の多くをそして本学会に興味と好意的関心を保ち続けてこられた社会一般の人々を軽侮し愚弄するものであろう。
現在の会員には、会員を情報操作に容易く煽動される対象として扱えるものと、侮り蔑ろにする現21期執行部の姿勢に対して、会費納入の留め置き、或は退会(脱退)によって、<抗議>の意志を示す自由がある。

本状宛先の各位には、以上の現実をぜひとも直視して頂きたい。
現前の危機を、自ら一人の安寧を図るために否認することなく、また、従前の姑息な隠蔽や情動的大衆操作に堕することなく、真に向き合うべき対象(すなわち我々日本臨床心理学会ディコンストラクション(脱構築)を目指し、提言を続ける有志)に真摯に対峙し、いま喫緊に為すべき本学会の根本構造改革(すなわち本学会が掲げ続けて来た理念を小手先の誤摩化しではなく、深層から真に立て直す改革)を為さねばならない。これを行うことを回避し続け、ただ目先の姑息な言い訳と子供騙しの情報隠蔽に汲々とするのでは、早晩、当学会は、まずは財務から破綻することが免れ得ないだろう。

本状宛先の各位は、各位が拘泥する旧来の価値観を揺るがす者らを異分子と看做し、敵視し排除し、各位の近視眼的支配欲と権勢欲の利権を独占し得る地位および職位への執着から、虚偽と隠蔽で塗り固めた自己保身に汲々とする自らの実像を自覚し、これを深く反省し所信を改めて頂きたい。まんいち、そのような謙虚な自己内省をさえ果たせないのであるならば、それは、只管、利己的欲望から本学会を蝕み損なう所行であり、本学会を主権者として構成する本学会会員への卑しむべき背任行為に他ならない。
本状宛先の各位は、「運営委員会が即ち学会である」との錯誤を謙虚に自覚し(意識化し)厳に衿を正さねばならない。
ここに厳重に警告する。

第20期運営委員会事務局長  戸田游晏
平成26年3月20日(改稿平成26年4月22日)

 
 

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