第45号: [2014年度総会議案書の読み方(8)闇に消えた会則改訂8案と「監事」条文の付加(後編)]

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平成26年10月29日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第45号をお送りします!
来月15日の第50回定期総会に向けて、「総会議案書」を読み解きます。

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第4号議案会則改正案、第14条(監事)の追加文案の裏事情の報告を続けます。

本学会が「監事」の役割を軽視する実態こそが、
本学会(=運営委)エートスの明らかな現れであることを、前号で解説しました。

前号までの考察で確認することができた、
「2014年度議案書」から読み取れる<本学会のエートス>を纏めてみましょう。

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1)<運営委員会の決定は、会則よりも優先される>こと。

2)運営委員会多数派の多選議員の意向にそぐわない(と予測される)
  <独自の判断やその説明の開示が、運営委員会内では好まれない>こと。

3)少数者の意見や批判は、(病理的なものだから:F(藤本)氏法式)、
  無視してもよい、むしろ黙殺しておけばよいこと。    
   
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運営委員会へのブレーキ役さえ機能しない、<旧来エートスからの脱却>をめざしたのが、
  過去2回の総会での審議を阻止され続け、ついには
    今回の「2014年度議案書」では闇に消された、会則改訂8案でした。

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目に見えないこのエートスの圧を、事務局長として戸田は日々身にしみて感じられました。

滝野監事にご期待した、古参委員との旧くからのお付き合いを通しての
 客観的で中立的な視点でのご意見の表明も、滝野氏は、ここぞ、と言うときでさえ
  自粛されているように見受けられました。 

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そこで、です。まったくのところ致しかたなく、ですが、
 戸田は、自らがそのブレーキの役割を引き受けていくことを決意せざるを得ませんでした。

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   事務局長の役職を将来的に果たすには、家庭と勤務と学業の状況が既に限界に
   近づいていました。会計担当を免責するからとの条件は既に就任4ヶ月で反故。
   運営副委員長の辞任による兼務。非常勤を日毎に渡り歩きながらの両親介護。
   勤務を減らし大学院を休学して務めてきたのですが、これ以上はもう無理です!!

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戸田からの発言が、事務局長退任後にも、可能となる方法は? …そうです、
 <監事になること>です。例年、監事はなり手が全くありません。
  来る総会の監事選任時に、立候補しようと心に決めました。

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  じつはこの決意を、ただお一人にだけ、戸田は打ち明けていました。それが他ならぬ
  滝野功久さんだったのです。

  平成25年8月10日第49回総会前、7月上旬の監査は、両監事の日程が合わずに、
  個別の日取りでの会計監査となりました。
 
  その際に滝野監事に、戸田から来期役員選挙で、監事に立候補する意志をお伝えし、
  また、他領域の学会長を務められている元大学教授の会員の方に既に監事への立候補
  をお願いして、内諾を頂いていることも打ち明けました。

  滝野監事は、この戸田の意向への異論などは、何ひとつ仰いませんでした。

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そして迎えた8.10選挙は、どのようなものであったか、というと…。
 『臨床心理学研究』51−2に、逐語録が掲載されているのですが、
    これは、「21期を称する人々」のみで、作り上げられた記録です。
      「勝者史観」つまり「勝者」にとって都合のよい記述です。

      ですので、35号で、最初に申し上げたように、
会員の皆さまのリテラシーを研ぎ澄まし、わたくしからの告発を顧みていただきたいのです。
   
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8.10選挙がどのようなものであったのか、これがいかに不公正なものであったのかは、
以下の申し入れ書に、詳しく説明されています。 
http://ck.acemail.jp/MJu82JK7/Nuxr/

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  ここで、注目すべきは、当時の監事で現在は暫定監事を務められる滝野功久さんの行動です。
  選管から「今回は投票を行う」との唐突な発表があり、選挙立会人をさっと買って出られた
  滝野さんですが、有権者の過半数以上を当選と定めたのはよいとして、会則に従い予め所信
  を公示していた3名が落選した後の追加立候補選では、母数の確認をすることなく(忘れて?)
  票読みを行われ、その場で立候補した6名全員が当選、となりました。

  この後で、監事選出が行われました。
  立候補者は、初回選挙で運営委員に落選した金田氏と實川氏、亀口議長、20期選挙で選管を
  務めた酒井氏そして事務局長戸田でした。(戸田が立候補をお願いしていた方は、その前の
  運営委員選挙への参与観察の評価を、立候補の断念として示されました。)

  しかし、このときです。

  滝野功久氏が立ち上がり、渡辺監事と共に続けて監事を務めたい、
  理由は、「監事の役割がはっきりしないから」との旨を宣言されました。

  これがただちに、今回はなぜか <(投票ではなく)拍手で承認>されたのです。

      
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平成25年10月1日付けの申し入れ後、同月5日に、
 滝野氏から戸田に一通のメールが送られてきました。親書ですので、概要で記します。
 << 滝野さん、万一解釈のずれなどあれば、修正します。ご一報を。>>

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     21期の暫定監事選出に関する件、渡辺さんから、議事すべてに関しての
     一任を受けていた。新運営委員会公示は、それとは少し違っていたので、
     菅野氏に修正を依頼したが、間に合わないとの応答だった。
     監事を続いて引き受ける緊急提案は、実川氏や戸田氏が傷つかない為の
     滝野の配慮だ。対立が監事内部で先鋭化されやっかいな問題が起きる事
     が心配だった。(滝野氏から戸田へのメール親書概要一部,H25.10.5,)
      
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しかしながら、どんなに申し開きをなさろうとも、
戸田の監事立候補の理由をご存じでありながら、ご自分のみ立候補なさる…なら、まだしも、
 「渡辺監事には、(監事留任に)了解をとっている」との偽りを堂々と仰り(録音有り)、
   旧体制派で全て占められた「当選者」とその支援者からの安堵の拍手で承認された事実は、
    議場の人々の記憶から消えることはないでしょう。         

    議場には、会場運営を手伝ってくださった心楽の会(酒木保会長)のメンバー、
     4名の非会員がおられました。以下は予備知識が殆どないその方々の素朴な感想。
      「組織として問題がある。」「後の立候補者たちは、女性を盾にしていて卑怯。」
       「当選した人が傍の人に高圧的に喋っていた、その人が自分の治療者だったら嫌。」
         「實川さんの異議申し立てのパフォーマンスは、意識的な方略だと解る。」 

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こうして、役員選出が長引いたことを理由に、事務局長最後の責務として戸田が心血を注ぎ、
 会員の皆さまに深く問いかけようとした、会則改訂8案の審議は、見送られたのです。

     総会は17時前後に終了したと記憶しています。
     会場は21時30分まで借りており、審議の場所は確保できていた、にも関わらず。

  会場が遅くまで使用できることは、「当選」した方々は既に周知されていて、その場で
  会議机を組んで、打ち合わせを始められました。   でも、まさか、これが、
  「21期第1回運営委員会」と後に称され、20期からの引継ぎが恒久的に拒絶されるとは
  予測もつかず、片付けを終えてその場を離れたことが、たいへんに悔やまれます。

  その場で、もし戸田から引継ぎ運営委員会日程調整を申し出ていたなら、引継ぎ要請を
  繰り返し申し立てることも、いまメルマガで告発することも避けられたかもしれない。

  しかし、わたくしはそのとき、あまりに落胆し心身共に疲労の極みに墜ちていました。

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  消えた改訂8案が記された、第49回総会議案書はここ。
  http://ck.acemail.jp/tJ6kY4ii/Nuxr/

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次号から、第1号議案への検討に移ります。

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「2014年度議案書」の問題点(概要)を、デコHPに掲示しています。
こちらもぜひご参照ください。
http://ck.acemail.jp/kkDMdVBG/Nuxr/

デコのフェイスブックもあります。お時間があれば、探してみて下さいね。

    20期運営委員会事務局長・運営副委員長・暫定会計担当 戸田游晏

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  ** 日臨心=運営委症例は、終末期民主主義の病理標本?! **

みなさまからのご意見をお待ちしています。

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