第34号:【理研の改革委員会提言を見よ!】

平成26年6月18日(水)

*日臨心デコ*メルマガ第34号をお送りします!
  
  理化学研究所の改革委員会は、
   「研究不正再発防止のための提言書」
    をまとめました。

☆ 素晴らしい内容です。
   そして、ほとんどが臨心にそっくり当てはまります!!

      執筆は<ふくろうねこ>が担当します。
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STAP細胞をめぐる論文の捏造事件、大いに沸いています。

 いまや「世界三大研究不正」の一つとまで言われる始末です。

   STAP細胞があるのかないのか、これについては、
       もはや議論するまでもありません。

    (文部科学大臣がいまだに小保方晴子を加えて検証せよと
     とぼけたことを言い、恥をさらしていますが)
  

理化学研究所の委嘱した第三者による
研究不正再発防止のための改革委員会(委員長 岸 輝雄)は、
「研究不正再発防止のための提言書」をまとめ、公表しました。

     http://www3.riken.jp/stap/j/d7document15.pdf

☆臨心は、ここから大いに学ぶべきことがあります。
 なかでもとくに、ぴったりするところを抜き出して見ましょう。

*まず【同じメンバーの馴れ合い】の話:
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 ほとんど同一のメンバーによる長期のガバナンスは、相互信頼意識を醸成するが、同時に馴れ合いを生む土壌となる。研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、CDBの構造的な欠陥の背景には、このようなCDBトップ層の馴れ合い関係によるガバナンスの問題があると指摘せねばならない。
(研究不正再発防止のための提言書 p.13)
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☆同じ顔ぶれが馴れ合っていれば、不正の温床!
 これ、どこでも常識です!

●次のように言い換えて、そっくり通じます:
++++++++++++++++++++++++++
 ほとんど同一のメンバーによる長期のガバナンスは、相互信頼意識を醸成するが、同時に馴れ合いを生む土壌となる。学会運営の不正行為を誘発する、あるいは不正行為を抑止できない、日本臨床心理学会の構造的な欠陥の背景には、このような日臨心トップ層の馴れ合い関係によるガバナンスの問題があると指摘せねばならない。

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*提言は一般論だけではありません。
 今の文章に先だって、こんなふうに事情を綴っています。
==========================
 これらSTAP問題の背景にある原因は、いずれもCDB[発生・再生科学総合研究センター]が許容し、その組織体制に由来するものでもあった。言い換えれば、研究不正行為を誘発する、あるいは研究不正行為を抑止できない、CDBの組織としての構造的な欠陥があり、これを背景にSTAP問題が生じた、と言わなければならない。
 このCDBのガバナンスについて、CDB報告書は次のとおり指摘している。
「CDBは2000年4月発足以来、竹市センター長の下、2013年3月末に2名の副センター長(GD)が退任するまで、2005年に1名のGDが交代した以外、同じGDメンバーで運営されてきた。・・・10年余の間に、運営主体を構成するメンバーは、それぞれが担当するマネージメント領域を牽引する立場となり、このことがCDBの運営における専門化、分業化をもたらし、同時に醸成された相互信頼意識が、「彼が言うことなら間違いない」、「彼に任せておけば安心」との無意識のお任せ、寄り掛かりをもたらし、又はその結果としての独善を拡大させてきた可能性がある」(CDB報告書16頁)。
(研究不正再発防止のための提言書 pp.12-13)
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☆同じ顔ぶれが「仲間」どうしで「信頼」しあい、もたれ合う。
 <仲間の信義>が研究より大事だったようです。

 いかがでしょう?!
 臨心とまったく同じではありませんか?!

●次のように言い換えてみれば、そのまま当てはまります。
++++++++++++++++++++++++++
 これら日臨心腐敗問題の背景にある原因は、いずれも日臨心[日本臨床心理学会]が許容し、その組織体制に由来するものでもあった。言い換えれば、学会運営腐敗を誘発する、あるいは学会運営腐敗を抑止できない、日臨心の組織としての構造的な欠陥があり、これを背景に学会運営腐敗問題が生じた、と言わなければならない。
 この日臨心のガバナンスについて、報告書は次のとおり指摘している。
「日臨心は1991年11月の改革以来、第20期に酒木運営委員長、實川編集委員長、戸田事務局長が就任するまで、ほとんど同じ運営委員会メンバーで運営されてきた。・・・20年余の間に、運営主体を構成するメンバーは、それぞれが担当するマネージメント領域を牽引する立場となり、このことが日臨心の運営における専門化、分業化をもたらし、同時に醸成された相互信頼意識が、「彼が言うことなら間違いない」、「彼に任せておけば安心」との無意識のお任せ、寄り掛かりをもたらし、又はその結果としての独善を拡大させてきた可能性がある」(某報告書)
++++++++++++++++++++++++++

★みっともない。。。。。
   いや、世界に誇る腐敗!でしょうか??!!

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 不正な選挙で「選ばれた」と称している「第21期運営委員」たちは
  数々の作為、不作為により学会の正常な活動を妨げています。

会員の皆さん!
 これを機に、日臨心の最近の問題をまとめたファイルをご確認下さい。
 これまで、多くの会員がご覧になっていますが、まだ全員ではない。

 日本臨床心理学会20期で生起した問題群資料集
 http://nichirinshin-o.sakura.ne.jp/wordpress/?page_id=915

 これを機に、腐敗した日臨心に、鉄槌を下しましょう!
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            日臨心デコメルマガ担当:ふくろうねこ

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