平成25年12月21日(土)
日本臨床心理学会会員のみなさま
緊急の案件です。
長野県安曇野市在住の来年春に就学するダウン症のお子さんを持つお母さんから、
以下(12月19日付け)のお願いがありました。
・・・・以下、SNS記事抜き出し・・・・・
加藤 史子
12月19日
私の息子はダウン症で、来春から小学校入学の予定でした。
就学相談で話し合って、保育園の隣にあり、保育園の園児が入学する小学校に
入学することを希望していました。
就学相談でもその意向を伝え、
小学校の校長先生とも話し合い、保育園の運動会などを見ていただいて、
小学校に入学できますという言葉もいただいていました。
ところが、教育委員会から12月13日に通知書が届き、
養護学校へ入学するようにと記されていました。
理由は記されていません。
親としてはとても残念で衝撃を受けました。
私の住む安曇野市には養護学校がありませんので、
バスにとって毎日片道1時間かけて
隣町の養護学校に通うことは、
まだ体の小さくて体力のない息子にとって過酷なように感じます。
また、息子はダウン症ですが、お友達が大好きで
お友達もよくしてくれる環境の中でここまで育ってきましたのに、
せめてもうしばらくの間は、お友達のなかで見て学んでほしいと
願っているのです。
人と同じようにはできなくても、少しだけお友達のサポートがあれば、
リレーだってできるし、組体操もできるし、
集団行動も日常のこともできるのです。
食事もトイレも自分でできます。
数字もかけるし、言葉も少し話せます。
これからきっと少しずつできるようになるところなのです。
安曇野市は障害児の就学に関して、意識が遅れているように感じています。
教育委員会と話し合いをすることにしましたが、今まで障害児の就学で
親の意見は通ったことがないという情報も耳に入ってきました。
そこで、このまま話し合っても理解していただけないような気がしますので
私はできるだけ国の動きや世界の水準、
他の市町村の就学状況などを調査して教育委員会に持参しようと思っています。
そこに、専門家の方々の意見も添付したいと思っているのですが、
みなさんの意見をいただくことはできませんでしょうか。
数行でかまいません。
メールでお送りいただけましたら、そちらを載せたいと思っております。
そして、ダウン症の就学について知っていらっしゃる方や情報などありましたら、
ぜひ教えてください。
詳しい人をご紹介いただけるのも助かります。
お忙しいところ恐縮ですが、次の話し合いが12月25日の朝9時ですので、
24日までにいただけると大変助かります。
今回の出来事は、自分たち家族のことだけではなく、
もし同じようなことで悲しんだりしている人がいるのであれば、
その方たちのためにも調査し、資料を残そうと考えています。
ぜひお力をお貸しください。
加藤史子
https://www.facebook.com/fumiko.kato
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本学会が永年にわたって問題提起を行ってきた案件です。
21期運営委員長谷奥克己氏には、長野県教育委員会に対して
日本臨床心理学会としての意見申し入れを要請いたしました。
同県在住の会員の方々からも、ぜひとも、専門家として、県民として、
長野県教委・安曇野市に対して、意見申し入れを行って下さい。
どうぞ、宜しくお願い致します。
20期事務局長 戸田游晏拝
★日本臨床心理学会デコ
http://nichirinshin-o.sakura.ne.jp/wordpress/
日本臨床心理学会20期で生起した問題群資料集
http://firestorage.jp/download/f4124b92ebddbad147da4dc424a11acd5a72e4a1
配信の停止は、次のところから行なってください。
https://www.acemail.jp/c/nitirinsindeco/stop/?mail=ratna%40iris.eonet.ne.jp
26年4月12日朝、長野のある小学校で新入学記念撮影の際に、ダウン症の児童を外して撮影していたという記事を読みました。長野は教育県という印象を昔から持っておりましたが、これは大変残念に思いました。ご両親のお心を思いやると心が痛みます。