いま、日本臨床心理学会の真価が問われる!
〜 10年越しの精神科医療過誤裁判に不当判決 〜
今年の7月に関西の臨床心理学会会員有志が主催した、
向精神薬薬害をテーマとして交流会(研修会)で講師にお招きした
中川聡さん(原告)の裁判に、11月28日、不当な判決が下されました。
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11727887707.html
中川さんの7月の研修会でのお話の概要は以下をご参照ください。
http://nichirinshin-o.sakura.ne.jp/wordpress/?page_id=93
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この7月の交流会に集まられたのは、本学会会員だけではありませんでした。
参会者の過半数は、
精神科医療における乱処方により薬害を被った当事者・生存者の方々、
医療専門職、臨床心理学やカウンセリングを学ぶ人たちでした。
社会の問題を同じ目線で、ともに悩み苦しみ、これからを真剣に語り合う。
この趣旨で、「交流会」として催されたものです。
参加された当時の運営委員長酒木保さんも、
発達障がいとの診断を受けた子どもたちへの向精神薬処方を慎重に行うべきと明言されました。
医療での服薬に代わるものとして、酒木さんの実践されてきた心理的アプローチの有効性は、先の12月7日の交流会のご報告の通り、WISC他標準的かつ客観的指標に照らし、有意に認められています。
実際、酒木さんの現在対応されている20事例あまりの殆どがすでにコンサータ服薬を必要としなくなっています。
すなわち、日臨心からは、現行の向精神薬医療の不備を補完し、場合によっては、有効性の高い対案となし得る方法論の提示が、現時点において、既に可能なのです。
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1月に東京で行われた日臨心研修会を受けての7月の交流会には、21期運営委員長となられた谷奥さんと、
当時研修委員長であった、現事務局長菅野さんも出席されていました。
ところで、1月の東京研修会の準備段階において、
当時の戸田事務局長から菅野研修委員長に、再三にわたり、中川聡さんとのコンタクトを助言がありましたが、
菅野さんはこれに耳を傾けられることはありませんでした。
7月の研修会準備についても、菅野さんはいっさい関わられることはありませんでした。
しかし、当日にわざわざ茨城からお越しになり、会の最後に、戸田(20期)事務局長の促しにより発言された様子は、以下の戸田報告の中に触れられています。
http://nichirinshin-o.sakura.ne.jp/wordpress/?page_id=16
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残念ながら、日本臨床心理学会運営委員会が、この不当判決について意見表明する可能性はきわめて薄い。
なぜならば、現行の精神医療体制の維持存続の一角を担う役割を果たすことを国家資格化の重要条件と実質上認める日心臨の方向性、宮脇・藤本体制に牛耳られた現在の日臨心は既に合流しているのですから。
その傍証を上げるならば;
昨24年末、戸田20期事務局長が運営委員会に当事者の権利の擁護を目的とする事案を提出したが、これが果たせなかった。
このような前例があるのです。
以下の頁内、「20期運営委員総括」PDFファイルの戸田事務局長記述箇所をご参照ください。
http://nichirinshin-o.sakura.ne.jp/wordpress/?page_id=306
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いまや日本臨床心理学会は、
当事者の側にではなく
体制の側に立っている。
特定秘密保護法案の成立と、この日本臨床心理学会運営委員会の現在の運営執行状況との類似性には、非常に興味深いものがあります。
現在の日本臨床心理学会は、まぎれもなく、
<強き既存権威におもねり、
手先となって弱きをくじく>
<都合の悪いことは情報操作で隠蔽し、
会費を搾取、いや詐取する>
そのような団体に成り下がっている。
このように批判されたとき、21期運営委員会ならびに監事の方々は、
堂々と反論ができますか?
とくに、お尋ねしたい。
20期から留任の運営委員の方々、
谷奥さん、菅野さん、高島さん、栗原さん、藤本さん、鈴木さん、宮脇さん、
いま社会に対して、日臨心ならばこそ
発信できる提言は何か、ということを!!
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「日臨心の会員であって良かった!」
と少しでも思いたいと願われる皆さん、
国政への異議申し立てが難しくとも、
日臨心の歪みなら、正すことができる。
日臨心を変えられるのは、皆さんお一人お一人です!!
みなさまからのご意見をお待ちしています。