谷奥運営委員長より、前事務局長戸田宛に以下の回答を頂きました。これに対して、さらに戸田からの質問と意見を10月2日に提出致しました。ご回答を頂け次第、ご報告致します。
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戸田游晏 前事務局長 様
返答が遅くなってしまいましたことをお詫びします。第2回運営委員会の開催や選挙管理委員会との調整を含めて、時間を要していました。今回、戸田游晏さんから谷奥運営委員長宛への問い合わせ内容については、以下の通り回答致します。
1) 戸田游晏前事務局長のご指摘の通り、監事立候補者5名の表記が定期総会議事録に記載されていなかったことは、重大な告知漏れです。監事選出の際の立候補者5名の名前を加筆し、定期総会報告の文書を作成します。
2) <対個別事案のため省略>
3) 関西委員会については、地方委員会方式ではなく、研修委員長の下で、関西の研修委員として、酒木さんと亀口さんを選出しました。その委員から提出された企画案を討議した上で、講演会の開催や研修会を実施していきたいと思います。
以上の内容を10月中にCP紙も同封して、再送処理を行います。
4) 第21期運営委員会で郵送された内容は、重要文書としてデータファイルとして送付してほしいという戸田游晏前事務局長の意向を受け、今後ホームページ上に掲載いたします。
5) 引継ぎのため、第20期運営委員会のメーリングリストが閉鎖されていない状態ですので、戸田游晏さんからパスワードを早急に菅野聖子さんに御送りください。
よろしくお願いします。
2013年9月29日 第21期日本臨床心理学会運営委員長 谷奥克己
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上記の回答内容に関して、戸田は幾つかの疑問を抱きました。
ことに注意深く着目すべき問題の一つは、(3)の末尾に、1)〜3)の項目についての修正文書にCP紙も<同封>して、と記されていることです。
すなわち、本学会の(主として)会員に対しての公式な告知媒体である機関誌とCP紙には、修正文言を掲載せずに、9月13日付け文書と同じく、再度別紙にて告知するものと読めます。
会則17条5項に従うならば、総会議事・改選時選挙結果報告は、学会機関誌・紙にて告知しなければならないのですが、この会則規定を発信者として署名された谷奥運営委員長は、いかようにお考えなのかと訝しく存じました。
また、「関西研修委員」の職掌および、研修のみに限定されないはずの「関西委員会活動」を「研修委員会」に包含掌握し統制すると読めます。
もし、関西委員会をはじめ地方委員会活動の意義を、地域独自の課題への取り組みと活動の臨機即応な有効性を第一と見るならば、このような運営委員会の中央集権的な地方活動を統御しようとする方針は、地方その地域独自の具体的なニーズに迅速に応じる活動を、大きく制限する動きに他なりません。
永年の会員で役員も歴任されてきた亀口公一氏は、かねて本学会活動について、運営委員会の上意下達ではなく、会員一人一人の独自の活動を尊重するボトムアップのあり方が、本学会の特徴であると評価されておられたと存じます。これを語られた時点においては、ボトムアップのあり方を長所として評価されておられるのでしたら、この谷奥委員長の(3)項目の通達は、これとは対極の方向性です。
ですので、亀口氏がこのたびの関西研修委員へのご就任を以て、運営委員会一極統制を承認されることとして、180度お考えを転換されたと拝察申し上げざるを得ません。
一方、関西研修委員に選任と記述されている酒木前運営委員長は、谷奥委員長からの口頭(電話)での依頼交渉時において、「地方委員会方式不採用に関し、まったく承知していない」と言明されております。
この重要な方針転換を、一個人会員である戸田にのみ通達するという谷奥運営委員長名での回答書に対し、戸田からは、以下のような再質問状をお返ししております。
これに対しての回答は未だ(25年10月16日現在)いただけてはおりません。
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第21期日本臨床心理学会運営委員長
谷奥克己 様
ご回答ありがとうございます。
ご回答内容につきまして、さらなるお問い合わせと要望を以下にしたためましたので、ご査収くださいませ。
ご回答番号に従って記述致します。
1)文書の作成とのご回答を頂きましたが、その告知方法をお示しください。即ち、その文書が、本学会公式の機関誌『臨床心理学研究』或いは、機関紙『クリニカルサイコロジスト』或いは、これに準じることを学会として公認するその他の媒体を新たに設定されるのか、また、その告知時期の見込み(誌・紙の号数発行予定日時)をお知らせください。
2)<対個別事案のため省略>
3-1)21期運営委員会決定において、関西委員会をはじめ「地方委員会」活動を廃止した、と解釈致して宜しいか、確認致します。
3-2)「地方委員会」活動を廃止したとすれば、その理由をお示しください。これは、会員に対して広く可否を問うべき事案と戸田は考えます。
3-3)運営委員会執行部においては、その地方における独自の活動を制限し、いわば中央集権化を目途とされているのでしょうか、確認致します。
3-4)このような中央一極集中支配の方向性は、本学会が、運営委員会の独断専行の可能性を許容する中央集権化に傾くとの印象を一般会員に与えることとなります。
これをもし、単なる「懸念」であるとされるならばそれを払拭しうるだけの、一般会員が納得できる説明責任が果たされねばなりません。宜しくご説明ください。
3-5)関西の研修委員という役割は、これまでの運営委員会分掌には存在しませんでした。その新たな設定の理由をお示しください。
3-6)関西の研修委員として2名のお名前が挙がっていますが、その選任理由(運営委員長におかれて適任とされた理由)をお示しください。
以上、この3)項目においては、本学会の今後の方向性に大きな変更を加えた重大な方針決定が為されておりますので、懇切な改変理由の説明を求めます。
4)今後HPに掲載とのことですが、現在HPは、ホーム以外は閉鎖されております。検索語を入力すればたしかに一部の過去の記事は取り出せますが、これでは、本学会の公式告知媒体としての用は果たせているとは言えません。まずは、HPの整備再構築が為されていない以前の段階で、HPに掲載するとの回答は、失礼ながら不誠実と申し上げます。いまファイルが欲しいと申し上げていることには一顧だにされず、その時期を定めず、現在その用を為していない媒体にて公示とのみのご回答には、承服いたしかねます。HPの再開予定時期を併せてご回答ください。
5)「20期メーリングリスト閉鎖」の意義が認められません。閉鎖を行わねばならない理由を明示ください。20期メーリングリストは、メーリングリスト会議の議事録に準じる重要な記録であり、今後の議事決定の際の貴重な資料となりますので、今後引き継いでいかれる次期・次次期以後の運営委員会においても役立てていただけます。総じて組織体の記録文書類の保管年数が定められていることをご参照ください。また、今後も引継ぎ関連の事案が生じないとも限らず、それを新旧で参照し情報共有し相互助言の可能性を考慮しますと、存続のまま保全することの方が、一般会員からの開示要求があった際にも、その信頼・信託に適切に応じることができます。またこれからの学会運営においてもし、21期役員におかれて、20期の役員(異業種・他専門家・国際的な学術活動・編集業務他)が培ったノウハウや助言などは必要ない、とのご見解があるとすれば、これを厳に改めて頂きたく存じます。
以上につき、宜しくご検討の上、各々の疑義・意見・質問事項について、遺漏無くご回答のほど、お願い申し上げます。
なお、10月6日(日)の心楽の会例会においては、心楽の会においては、今後日本臨床心理学会といかなる協力関係を持ちうるのかについての協議を行います。
その検討資料とさせて頂きたく、この質問状へのご回答をお願い致します。
平成25年10月2日 戸田游晏