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臨時総会開催(平成二八年二月七日)のご案内

 

臨時総会開催のご案内

会員の皆さま
私たちの学会が、危機を迎えているのは、臨時の広報機関となった本ページを通じご案内してきたとおりです。
先日、学会の事務を委託している(株)大学生協事業センター(学会支援センター)より、来たる三月で契約を打ち切るとの通知が届きました。紛争を抱え、学会運営の責任者を名乗るグループが二つもあっては厄介でしょう。営利企業なら、面倒なことに係わらないのは当然の判断です。
しかし私たち学会員には、難題となります。この五年ほど、本学会は生協の学会支援センターを所在地としてきました。これが使えなくなるからには、新たに住所を定めねばなりません。公的な活動には所在地の明示が不可欠なのです。
また他にも、この間の混乱を整理・総括し、体制を建て直す必要があります。例えば、本学会の年会費八千円は、高すぎないでしょうか。「当事者」と共に歩むためにも、値下げが必要です。また運営委員の数が多いため、交通費など会議関係に年間に数十万円を使う贅沢をしてきました。これからは引き締まった、透明度の高い運営体制を築く必要があります。学会名称変更も改組・法人化と併せ視野に入れています。
いずれも会則の改定を必要とします。学会誌の電子化で公共性を高め、併せて費用を節約する道も考えねばなりません。来年度の大会の見通しも付いていません。
このたび会員の皆さまから学会再編へのご意見を直接に伺いたく、臨時総会を招集します。例年のように、年度途中の総会では間に合いません。本年度中に急ぎ枠組みを決め、四月からの新年度に備える必要があります。
以下の要領で臨時総会を開催するので、会員の皆さま一人一人が自覚をもって、学会の運営に積極的に関わってくださることを期待します。

日取:平成28年2月7日 (日曜日)
時刻:午後1時30分より (1時から受付)
場所:東淀川教会 (日本基督教団施設)
議案:学会体制の再編について

(所在地の変更、会費の改定、運営委員定数の制定、その他)

運営委員長
實川 幹朗

委任状用紙です 適宜お使い下さい
(必ず会員番号を記入して署名し、できれば捺印をお願い致します;
コピーでなく現物を委任先に渡して下さい。)

◎日本基督教団 東淀川教会

大阪市東淀川区西淡路2-10-9
日本基督教団東淀川教会

http://www9.plala.or.jp/east-yodo-river/

JR東淀川駅(新大阪駅より東海道線で京都方面へ一つ目)
の東出口を出ますと、正面道路右側にコンビニがあります。
その前を直進し信号機のところで道路を渡り右折=角に「丸のこぎり屋」あり
道路の左側を直進し、酒屋さんを越えたところの電柱に「東淀川教会」の看板。
そこを左折してすぐ、右側に教会の十字架が見えます。
達者な大人の足で7分くらいです。
東海道新幹線新大阪駅の東出口からも同程度の距離です。
3階在来線コンコース → 東出口(二つあるうちの北側)で地上へ降ります。
在来線の線路沿いに北へ50m進み、大きな道路を右(東)へ。
西淡路2の信号で左折(北へ)。
東横インホテルの前を過ぎ、10mで右手に教会の看板あり。
東淀川教会へ新大阪から地図
小さなキリスト教会で、金田恆孝氏よりの提供です。(金田氏はこの教会の牧師です。) 事態の緊急性と経費削減のため、昨年の定期総会(継続分)に続き、ここを選定します。

平成27年度 定期会員総会議事録

先に暫定報告をお届けした平成二十七年度の議事録が完成しました。

PDFファイル

平成二十七年度 定期会員総会 議事録

開始:平成27年9月4日  午後3時30分 (京都大学 総合人間学部棟)
終了:平成27年9月26日 午後6時15分 (日本基督教団 東淀川教会)

1 議長選出

亀口大会実行委員長が定期総会の開会を宣し、続いて谷奥第21期運営委員長が議長立候補者を募った。實川幹朗会員が立候補し、第21期運営委員会は手林佳正会員を推薦した。

投票に先立ち、實川候補者が有権者数の確認を求めたところ、亀口大会実行委員長と第二十一期運営委員の数人が動き、会員から委任状の提出を求めたうえ、会員名簿に対照する作業を始めた。實川候補者は、前例のない作業で時間も切迫していると中止を求めたが、作業は続いた。すべての委任状を有効と確認したのち、投票に移った。

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有権者数: 出席者(委任状):53(41) = 計94票
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實川、手林両者が協同で議長を務めるとの提案があり、これをふくめ三択の挙手投票となった。

結果:
両者共同 23票
實川幹朗 66票
手林佳正  4票

*實川候補者が過半数を得て議長に就任、公約に基づき金田恆孝会員を副議長に指名し、議長団を構成した。(ここまでに一時間十五分ほどを要した。)

2 議事

2.0 審議に先立ち、議長より記名投票とする提案を行なった。
これには反対意見が多く、投票法そのものを採決で決することとなった。
なお、議事全般を通じ議長は採決に加わらず、賛否同数の場合に議長が決することで合意した。
・有権者:出席者52+委任状40=92票 (過半数は47票)

結果:
「原則を無記名とし、第4議案のみ記名投票とする」案を、賛成多数で承認
(採決方法をめぐる多くの異なる意見の発言が続き、また不規則発言も多く、決定までに数十分を要した。)

2.1 第1号議案;第21期運営委員会活動報告
3)の②のうち「放置されたままの投稿論文の査読を急きょ実行し」(議案書3頁)を削除する提案があり、賛成63票で修正可決した。

2.2 時間が不足する見通しなので第5号議案(第22期運営委員選任)を先議するとの提案を、56票の賛成で承認した。第2、3、4号議案を飛ばし、直ちに運営委員選挙を行なうこととなった。

*時間の切迫を受け、谷奥第21期運営委員長の示唆により、議長は翌5日の昼休みを用いて議事を続行する提案を行なった。しかし、亀口大会委員長が拒否したため、提案を取り下げた。

2.3 第5号議案;第22期運営委員選任
運営委員選挙に先立ち、佐藤和喜雄選挙管理委員が選挙管理委員の増員を提案し、宮本昌子会員を推薦した。また、戸田游晏会員が選挙管理委員に立候補した。いずれも賛成多数で承認され、宮本会員と戸田会員が選挙管理委員に加わった。
實川幹朗会員、中川聡会員、金田恆孝会員の3名が追加の立候補を表明し、賛成多数で立候補を承認された。候補者は総計12名となった。
投票用紙の選定に時間を取られ、また所信表明の不十分を理由に投票をすべきでないとの意見が複数出たため賛否を問うなどするなか、開場使用終了刻限の間際に投票が始まった。
しかし、複数の第21期運営委員から棄権の宣言が出ると、佐藤選挙管理委員が「物理的に無理なので、投票は無効」と述べ、これを以て時間切れとなった。

総会は、第5議案の途中での中断となった。
議長団は総会の終了を宣しておらず、また議長は審議の途中で、谷奥第21期運営委員長と協議の上、翌日の議事続行を提案(亀口大会委員長の反対により取り下げ)するなど、総会が未終了との認識を明示していた。

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会則第17条第3項により定期総会を主催する議長団は、平成27年9月4日に中断した定期総会を再開し、全議案の審議を終えた。定期総会は中断したもので、新たな臨時総会の開催ではない。このため会則の定める議事の予告期間には縛られず、すみやかに同一ないし至近の会場にて再開すべきことを議長が判断し、大会準備委員長に会場の確保を要請したが回答はなかった。このため議長団の側で、この条件に適合し費用の適正な場所を探したところ、金田副議長が勤務先の建物の無償提供を申し出たので、会場をそこに設定した。
以下に、定期総会再開後の議事を記録する

日時:平成27年9月26日 13時30分~18時15分
場所:日本基督教団 東淀川教会
出席者:16名(中途参加含む、議長を含む)
議長団:議長:實川幹朗  副議長・書記兼任:金田恆孝

實川議長が、第51回日本臨床心理学会定期会員総会の再開を宣言した。
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総会開会時 出席者(委任状):14(14) (議長を除く)議決権:計26票
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《第5号議案 第22期運営委員選任》

・戸田選挙管理委員より、去る9月4日に会場の都合で中断した役員選挙の投票を再開継続するとの趣旨説明があった。
続いて實川議長が、会員の自主的に送付した信任投票用紙および議決権行使書の取り扱いについて、3通りの方法を示し採決に付した。

採決結果:
1) 出席者の投票と同等に扱う       0
2) 参考とし、記録に残し公表する    13(13)計26
3) 無効とし、記録に残さない       0
郵送等による信任投票用紙22通※の取り扱いについては、有効投票数には含めないが、得票数を記録として公表する。
(※この他、9月23日着信、総会終了後データ取り出しが可能となった票が2通ある。)

・総会議場にて立候補を表明した中川聡、實川幹朗、金田恆孝の三候補が所信を述べた。
・戸田選挙管理委員が委任者および代理人分の投票用紙を配布し、投票に移った。
(開票作業は総会出席者全員を立会人とし、立会人が目視できる会場の前方にて行ない、一票ごとに記載内容を読み上げた。)

投票結果:
亀口公一   3
栗原毅    3
鈴木宗夫   1
高島眞澄   1
谷奥克己   5
丹澤和美   1
藤本豊    1
山本勝美   0
渡辺三知雄 20
中川聡   26
實川幹朗  26
金田恆孝  26

渡辺三知雄、中川聡、實川幹朗、金田恆孝の各氏が、議決権者総数の2分の1以上の得票により、第22期運営委員に選任された。

【第22期運営委員】
金田恆孝  信任26票
實川幹朗  信任26票
中川聡   信任26票
渡辺三知雄 信任20票
※委任状を含む投票総数は26票 (議長とその委任状票を含まず。)

参考)郵送等による投票結果(総数22(+事後確認の票2)通)
亀口公一   4
栗原毅    0
鈴木宗夫   0
高島眞澄   0
谷奥克己   5
丹澤和美   0
藤本豊    0
山本勝美   0
渡辺三知雄 18
中川聡   22(+2)
實川幹朗  22(+2)
金田恆孝  22(+2)

・監事の選出
梅屋隆会員、戸田游晏会員が推薦を受け、賛成多数により第22期監事に選任された。

《第1号議案;第21期運営委員会活動報告》(続き)

活動報告修正案 (20期運営委員有志提出):
1) 前運営委からの継続課題について
3)運営委の課題の取り組み状況
⑤(議案書:正しくは④)本学会ホームページの整理・拡充 (議案書5頁)
の記述の修正(文章の付加)を求める
提出資料:戸田游晏会員が21期運営委員会担当者に提出した本年1月7日付質問状[付録として収録]

 付加すべき文
本学会のホームページの運営には更新の遅れ、必要な記事の未掲載などいくつかの
問題があり、管理費用の支出に見合う状態ではない。また、管理委託先の選定基
準・経過にも不明瞭な点が残る。

採決の結果、採択(全会一致)

《第2号議案:2014年度決算報告案》

決算案については、責任者が総会で会員に説明せねばならない。責任者の総会出席は当然だが、議長は念のため、健康上の理由で執務不能となっている第21期事務局長菅野聖子会員に代わり会計担当となっている藤本豊会員に改めて出席を要請し、止むを得ず欠席する場合には遠隔通信にて説明するよう求めていた。しかし、藤本会員からの返答はなく、当日も欠席であった。

・審議ののち、採決の結果は次のとおりであった。
決議:決算案は承認しない(全会一致)
理由:議案書に会計責任者の署名が無く管理責任主体が不明であるなど、運営体制の不備が多い。ホームページ維持管理費につき戸田会員からの質問状を無視するなど説明を果たしておらず、支出根拠が不明の項目を含むため、無効とせざるを得ない。

 付帯決議:第21期運営委員会に対し、以下の各項を求める。(全会一致)
1)会計業務はだれが、どのように行なったのかについての詳細な説明
2)運営委員会は会計責任者をどのように選定し、任命したのかの説明
(万一、任命の経緯が不明なら、権限の無い人物による流用の可能性が否めない。)
3)ホームページ維持管理委託先業者の選定に関し、利益相反関係の有無が不明なの
で、業者の選定が公平かつ適正に行われたことを証する説明

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新たに一名出席 出席者(委任状)15(15) (議長を除く)議決権:計28票
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《第3号議案:2015年度予算案》

決算案と同様の事情で、提案者の説明が得られなかった。

・審議ののち、採決の結果は次のとおりであった。

決議1=予算案について:承認しない(全会一致)
理由:予算算定の根拠に不明点が多い。ことに事務管理費費目の大幅な増額の根拠が不明である。

決議2=本年度の予算について:平成26年度の予算案を暫定予算として執行する。(全会一致)
理由:当面は、学会活動の維持に最低限必要な費目のみを認めるべきなので、
すでに承認を受けた前年度予算案に依拠する。

付帯決議:後日、総会にて本予算を決する。(全会一致)

 

《第4号議案:会員の除名案》

・谷奥克己第21期運営委員長は【戸田游晏会員の除名提案】を提出していたが、決算案、予算案と同じく説明は得られなかった。
議長が除名案の理由説明を読み上げ、戸田会員が弁明を述べ、質疑が行われた。

・動議(中川聡会員より):戸田游晏会員除名提案の廃案を求める
理由:運営委員会による会員除名の提案は、その時々の運営委員会の恣意的な横暴を容認する虞のある官僚主義的な方策で、本学会の理念にふさわしくない。会員資格という重大案件の判断を、除名理由書と弁明だけで、議場参加者が行うことは出来ない。可否を問わず廃案がふさわしい。

採決:戸田游晏会員除名提案の廃案について
賛成  0
反対 13(13) 計26
保留  1 (1) 計 2
(挙手によったが、投票者の氏名は判明しているので、記名投票である。)

*会員の自主的に提出した議決権行使書による戸田会員除名提案への投票結果を、参考として記録に留める。(議場受付順)
賛成者 無し
反対者 船越信司、河端純也、山本一富、春木忠一、桑澤悦久、畑田悦子、片倉美保、
松本裕子、増田さやか、山西春水、栗野敦子、吉田雅規、森本操、森本省吾、
舟木徹男、大平歩美、戸田秀明、大西慶明、千葉由夏、近石武夫、桐山和枝、
喜田智也、妹尾諭

この他、別の三名の会員を対象とする除名案の提出もあったが、会則改定の提案が可決されたため、いずれも廃案となった。

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新たに一名 出席者(委任状)16(16) (議長を除く)議決権:計30票
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会則改訂案:会則第7条は、平成26年11月15日改訂以前に戻す。[提案者;仲村浩行]

現行;第7条(除名)会員は、次の事項に該当する場合には、一時的ないし永久的な除名となる。
1)会費の2年以上の未納入。
2)本学会に対する重大な名誉毀損または、運営に対する大きな妨害。
運営委員会で審議され、総会で3分の2以上の承認をもって、除名とする。
提案;第7条(退会)2年以上会費を納入しない者は、原則として自然退会となる

採決結果:可決 (全会一致)
理由:会員除名規定は、共生を旨とする本学会趣旨にふさわしくないため。

付帯決議:以下を第4号議案の廃案の理由に付加し、会則7条改訂の理由として付則に記す。
[提案者;田岡誠史]

「除名規定の設置は本会の理念と目的にふさわしくなく、このような除名規定が設置されたことそのものに、当総会は深く憂慮する。」

付帯決議採決:
賛成 14(14) 計28
反対  1 (1) 計 2
保留  0
上記付帯決議を可決承認した

総会議事の終了を議長が宣言し、第51回定期会員総会は閉会した。

作成者:平成二十七年度定期会員総会
議長 實川 幹朗
議事録署名人:梅屋 隆
金田恆孝
平成27年10月26日

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[付録]議案書記述修正要求議題資料

平成27年1月7日

日本臨床心理学会「公式ウェブサイト」運営責任者殿
日本臨床心理学会事務局会計担当 藤本豊殿

日本臨床心理学会「公式ウェブサイト」の運営に関わる
質問への回答および見積書類・契約書類他の開示請求

日本臨床心理学会会員・第20期運営委員会事務局長
日本臨床心理学会デコンストラクション世話人
戸田游晏

学会公式サイトの運営に関わる疑義への回答および見積書類・契約書類他、関連情報の開示を請求いたします。
平成26年度予算額には、同費目名で80,000円が計上されており、維持管理費用として月に均すと6,666円となります。しかし上述の 通り、当該公式サイトのトップページには依然「暑中見舞い」が掲示され、会員専用ページの「クリニカルサイコロジスト」pdfも 2014年8月1日発行の第178号が「最新」となっています。
これらの事実から、いわば学会の顔としてのホームページの「維持管理」が現在果たして適正に遂行されているのか、甚だ疑義を覚えざるを得ません。さらに、当該委託業者選定に至る手続きについても説明が不十分であると考えます。
つきましては全会員に対し、以下各項の質問への応答と情報の開示を求めます。

1) 外部委託業者の選定に関する以下の各項への説明及び開示をお願いします。

1-1) 相見積を「2社」に依頼したと第二回運営委員会議事録にあります。
それら「2社」を依頼先に選んだ理由ならびに基準をご説明ください。

1-2) 見積依頼の手順・手続きはどのように行われましたか?

1-3) 委託契約の選考ポイントとして、どのような事柄が検討されましたか?

1-4) 「2社」という依頼先の数は、適正でしたか?

1-5) 結果的に「第21期運営委員会体制」に氏名を連ねる数名が関与する「就労継続支援B型」事業所との契約が成立しました。
他1社も同じく就労継続支援或いはそれに準じる組織体だったのですか?

2) 当該外部委託支出経費について以下を開示ください。

2-1) 前25年度内HP初期設定費用内訳と年度末までの月当り維持管理経費内訳

2-2) 今26年度予算案に計上されたHP維持管理委託料の内訳明細

3) 他見積依頼先の名称と、2社双方の見積書の内容を複写にて開示ください。

4) 維持管理委託契約書の内容を複写にて開示ください。

5) 利益相反関係(注:金銭に限らない)の有無を明示してください。
結果として「21期運営委員会体制」として公示された名表に氏名を連ねる者が関与する「就労継続支援B型」事業所との契約が決定・成立しました。 本学会と、当該HP運営責務者ならびに当該委託業者との間に利益相反関係が生じていないことを証明する資料を開示ください。

以上

定期会員総会再開のお報せ

会員各位

定期会員総会 再開のお報せ

去る9月4日に開会した平成27年度定期会員総会は、会場の都合で中断しています。

この総会を、次の要領で再開しますので、会員の皆さまに告知致します。

PDF

日時 9月26日(土) 午後一時半より

会場 日本基督教団 東淀川教会

大阪市東淀川区西淡路2-10-9

9月4日以降、議長宛て提出の議案を以下に示します。

26日の継続総会審議にお役立て下さい。PDFで提供します。
いずれも議案書には載っていません。
(目下のところ、ここでのみ閲覧できます。なお、一部の議案については、会員の個人情報保護のため伏せ字を用いています。)

1 第2号議案について;

2014年度決算報告への説明要求

2014年度決算報告への修正案

2 第3号議案について;

2015年度予算案への修正案

3 第4号議案について;

3.1 会員の永久除名案1

3.2 会員の永久除名案2

3.3 会員の(一時的)除名案

3.4 会則第17条の改訂案1

3.5 会則第17条の改訂案2

4 第5号議案について;

会則第13条の改訂案

 

会場=日本基督教団 東淀川教会

大阪市東淀川区西淡路2-10-9

日本基督教団東淀川教会

Tel. 06-6326-7000

http://www9.plala.or.jp/east-yodo-river/

新大阪駅より、東海道線で京都方面へ一つ目の駅、
JR東淀川駅の東出口を出ますと、正面道路右側にコンビニ。
その前を直進すると信号機があります。道路を渡って右折。
角に「丸のこぎり屋」があります。道路の左側を直進し、酒屋さんを越えたところの電柱に「東淀川教会」の看板。
そこを左折してすぐ、右側に教会の十字架が見えます。
足の達者な大人の足で7分くらいです。

この会場は小さなキリスト教会で、副議長の金田恆孝氏よりの提供です。(金田氏は、この教会の牧師です。) 本来なら中断したのと同一の場所で開くべきですが、これが困難なので、なるべく近い場所を急ぎ探し、選定致しました。

ご不自由をお掛けしますが、事情をご賢察の上、お集まり下さいますようお願い申し上げます。

 なお、総会をすみやかに再開せよとの要求が、複数の会員から届いています。まもなく会員の十分の一に達する勢いです。会則第17条第1項によれば、総会は会員の十分の一の要求で開催できます。この規定を準用すれば、十分の一に到達の時点で、定期総会を再開する強制力が生ずると考えられます。

ーーー

会則第17条第3項により、定期総会を主催するのは総会議長団です。議長団は、定期総会の終了を宣言しておりません。総会議長として、重要な議題を積み残している有り様を憂えます。議長団には、早急に総会を再開する義務があります。

お忙しいところまことに恐縮ですが、なにとぞご協力のほど、お願い申し上げます。

☆ 次の事実をご確認下さい。

・第21期運営委員は任期が切れ、第22期の運営委員は選出されていない。

・会則第17条第3項により定期総会を主催する議長団は、総会の終了を宣していない。

・したがって現在、活動中の学会の機関は、会員総会と選挙管理委員会のみです。

総会は最終決定機関なので、現在のところ学会を代表するのは総会議長です。

<この立場から、以下の告知を行ないます。>

1)第22期運営委員会が発足するまで、議長が学会からの広報を行い、第22期運営委員会の発足次第、業務を引き継ぎます。

2)当面は、この「臨心立て替え直し」HPでの告知を優先するので、随時参照ください。  (公式HPは、旧管理者からのパスワードの委譲が遅れております。)

3)電子メールでの告知のため、メール宛て先を登録されていない会員は、ご通知ください。  通知先は ubusuna_makoto#yahoo.co.jp です。(#を@に置き換えて下さい。)

4)電子メール登録の無い会員には、古い名簿による郵送通知を行ないましたが、遺漏が避けられません。 (最新の名簿は、旧管理者からの引継ぎが遅れております。)

  お知り合いの会員に、本頁の内容をお知らせ下さい。

以上

平成27年度 定期会員総会議長 實川幹朗

本来なら学会の公式ホームページに掲載すべきところ、任期切れの旧役員が私的に占有しているためため、ここに掲示致します。

PDFファイルはここです。↓
定期総会再開広告

定期会員総会の議案書

 

 

第22期役員選挙公報

第22期役員選挙 公報

9.26再開定期会員総会にての第5号議案役員選挙の実施につきまして

平成27年9月18日
第22期役員選挙選挙管理委員 戸田游晏

 

平成27年9月4日の本学会第22期役員選挙が中断された事態
につきましては、前21期役員および事前立候補者と、総会議長をはじめと
する総会出席会員との見解に多くの相違点が生じ、それぞれの立場からの広
報がなされていることで、会員のみなさまにはたいへんご心配をおかけいた
しまして、まことに申し訳けございません。

谷奥克己氏からは、「新たに議長改選から始める『臨時総会』を、本年11
月末か12月末に開催する、それまでは21期運営委員会が会務を行う」趣
旨のご提案がありました。

しかしながら、今回の役員選挙の焦点のひとつは、心理職の国家資格化を巡
るものであり、9月9日に可決された本法案に関する議論は、これからがいよ
いよ正念場となる時機にあります。

このままでは、本事案への自らの意見の反映を強く願われ、今回の役員改選
の機に新たに会員になられた多くの精神保健医療ユーザーとその方々の支援
にあたる他領域支援専門職の皆さんの声が、本学会のこれからの運営に十分
に活かせるかどうかがたいへんに危ぶまれます。

本学会は、もともと、「臨床心理学にたずさわる人々、及び、それに関連す
る人々の協同と連携により、人間尊重の理念に基づいて現状の矛盾をみきわ
め、自らがいかにあるべきか志向しながら、真の臨床心理学を探究する(会
則3条)」ことを目的に掲げてきました。

本学会を主導するのは本来、精神保健医療ユーザーである当事者です。その
方々の意見が心理職国家資格の運用に出来うる限り取り入れられるよう働き
かけることこそ、本学会が社会への貢献として成しうる最もたいせつな役割
に他なりません。

この役割を果たすべき極めて重要な時期に、精神保健医療ユーザーの意見を
反映する立候補者を含む役員の選出があと2,3カ月以上も日延べとなる事
態はたいへんに憂うべきことです。

できるだけ早期に、22期新運営執行体制の確立が求められます。
この必要性をあらためまして21期運営委員会役員の方々にご高察を賜りた
く存じます。

なお、当日に総会にご参加いただくことのできない会員のみなさまには、幾
通りかの投票方法をご案内致させていただきます。なにとぞ多くの会員の皆
さまに9月26日の役員選挙にご投票を頂けますようお願い申し上げます。

ーーー

9.26再開総会にお越しになれない方の信任投票方法

9月4日の信任投票の継続として施行いたします。
当日総会にご参加が叶わない方々につきまして、以下の方法からご投票を
頂けますようにお願い致します。

投票行動の選択肢は3通りです。

1)9月26日の総会に出席して投票を行ってください。
委任状(1名)による代理人投票も可能です。

2)9月26日総会出席会員に投票用紙を託して投票を行ってください。
その際は、投票用紙を封筒に封入し、投票用紙を委託された会員
は、委託した人の氏名を選管に申告してください。
委任状ではありませんので、1名の出席者が複数の投票用紙を持参
していただくことができます。

3)9月24日までに事務局(大学生協学会支援センター)にメールPDF
添付またはFAX配信してください。
その際に、発信者(投票者)は個々に必ず、
「選管戸田游晏への9月25日中の転送」をご依頼ください。

※投票用紙はここからダウンロードしてご使用ください。

投票用紙記入の手引き

<運営委員信任と監事信任の同じ用紙にご記入頂きます。>

投票用紙は原則無記名投票(※)とします。
ただし投票権(会員資格)の証明を各位にて行っていただきますよう、お願い申し上げます。
例)出席者が委託者氏名を口頭で選管に伝えていただければ、選管がこれを書き留めます。また、学会支援センターにメール或いはFAXで選管への転送を依頼して、通信記録として残していただく等。

1)運営委員として信任する立候補者の氏名を明記してください。
信任する候補者の数に制限はありません。
最後の信任者氏名の後に「以上」とご記入ください。

2)同じ用紙に続けて、もし「監事」の信任があれば、「監事に○○さんを信任する」と  <1名の>氏名を記入し、「後余白」と記してください。
監事は、総会参加者に限らず、全会員の中から信任頂けます。

※投票用紙の記名欄につきまして
9.4総会では、第4号議案以外は無記名投票と決定されたため、無記名を前提とする投票様式を考案いたしました。しかし、この時の決定は必ずしも「記名を禁止」するものではないと考えられます。
メールとFAX通信の場合は、自ずと記名と同様となります。そこで、投票用紙にも敢えて記名欄を残しております。

付記:9月16日付けで、事前立候補者全員の連名で、選挙管理委員宛に、事前立候補者各位に不利な状況での選挙が強行されるので認めないとの趣旨の抗議声明文が届いております。
戸田は一選管として、出来うる限り公正な手続きを取りたいと当初から願い、選挙中断の翌朝に、佐藤選管長に意見書を手渡しましたが、現在に至るまで佐藤氏からの回答は無く、選挙開始時に自動的に解任となられた旧21期運営委員会から却下の回答がありました。
佐藤選管長は旧21期に決裁権を委ねられたとすれば、これは中立公正であるべき選挙管理委員長としての適正なご判断とは申しかねます。
そこで、9.26選挙投票方式として僭越ではありますが敢えて現選管長職務の機能不全を補い、以上のご案内を申し上げました。この方式に賛同とご容認を頂ける有権者の方々の投票行動を以て、この方式への承認を頂けることをお願い申し上げます。
なお、「佐藤選管長をさしおいての戸田の暴走」との批判は覚悟致しております。戸田が思い至った本案は、11月末か12月末に旧21期役員が主導して開催を望まれる総会における役員選挙と、公正さの点では劣るものではないと考えております。

北山の磐座をめぐるトレッキングツアーのご案内(2015.5.31)

心楽の会のみなさま、

5月の例会日31日は、先日雨天で中止となりました、いわくらツアーを開催致します。万一この度も荒天の場合、普門院集会室にて、磐座を巡る談話と懇親会と致します。

普門院向かいの越木岩神社旧社叢磐座は、マンション新築工事の為、既に<かたち>としては、喪われているかもしれません。
目に見えるものであれ、目に見える形が喪われたものであれ、地の息吹がいまだなお強く感じられる場所との交歓が叶うひとときとなればと願われます。

「登山は無理だが、北山の磐座には関心がある」との方がいらっしゃいましたら、普門院にて、三々五々磐座談義やお待ち合わせをして頂ければと思います。もし登山に全員がご参加の場合は、13時の集合時間後の待ち合わせ場所は、妙龍寺となります。
(表参道は舗装されていませんが、普段の服装とヒールの低い靴等でお越し頂けます。)

 

************** 心楽の会 特別例会 のご案内 **************

第126回の時と処と内容

「北山」の磐座を探訪するトレッキングツアー
 ~越木岩神社旧社叢から続く山麓の磐座群を経て甲山を望む~
                              
<トレッキングコース(予定)>
普門院~越木岩神社(甑岩)~旧夙川学院短期大学外縁~銀水橋~越木岩神社旧社叢北側の山麓登山~北山池(北山頂上)周辺磐座<休憩>~甲山を磐座群から遙拝~妙龍寺裏参道方面に下山~妙龍寺<休憩>~銀水橋~普門院

日  時: 平成27年5月31日(日)  13時~16時30分     
      集合場所(普門院)の開場:12時
      出発:13時

集合場所: 普門院納骨堂(法事と重なった場合は、地階:納骨堂事務所)
      西宮市甑岩町9-3
      0798-73-5601(妙龍寺:代表)

集合場所アクセス: 
      阪急バス・阪神バス「越木岩神社北」徒歩1分
      阪急甲陽線(特急停車駅「夙川」乗換)終点「甲陽園」徒歩15分弱
阪急バス: https://bus.hankyu.co.jp/rosen6/nisi.html 
阪神バス: http://www.hanshin-bus.co.jp/php/search1.html     

甲陽園駅からの徒歩ルート(1㎞強)のご案内
(案内写真(7)の銀水橋を渡り、県道右側のドエルアルスマンション北隣が普門院)
http://asunitodoku.com/a00_bouldering-area/accesskita.html

※ 小雨決行、荒天の場合は、普門院3階集会室にて、いわくら談義と懇親会。
※ トレッキング向き(岩場や急峻な上り下りを含む)の装備をご用意ください。
   保険証・携帯電話を各自ご持参のこと。(北山磐座群内磁石は使用不能。)
  (下駄、素足厳禁!!! 猪生息地。マダニ、蛭、蝮・ヤマカガシ等出没の可能性?!)
  集会室にて、着替えや休憩など可。

集会室には外線がありませんので、まんいち迷われましたら、
妙龍寺(代表)0798-73-5601までご連絡ください。

会  費: 無  料

※6月以後の例会は、以下の日程と内容を予定しています。いずれも最終の日曜日です。6月28日:「オルタナティヴ協議会関西定例会」に合流
7月26日:小林万里子さん自らが語る、霊的な試練
8月30日:内容未定
9月27日:内容未定

12月7日(土)「酒木先生と『発達』の問題を考える交流会」のお知らせ

心楽の会から件名のお知らせの依頼がありましたので、号外でお送りします。
***********************************

みなさま、

かねてよりお知らせの通り、今週の土曜(12月7日)に、芦屋市民会館にて、
「酒木先生と『発達』の問題を考える交流会」を催します。

酒木先生のお話しは、通りいっぺんの知識やHow toのご講演ではありません。
たくさんの子どもたちとの深く温かく、直観的な関わりを長年にわたって積み
重ねてこられたご経験にもとづいた、具体的で分かりやすいお話です。
そしてなにより、いますぐにお母さんをはじめ子どもたちの周りの支援者の方
々に実践していただける方法を、事例をあげて、懇切にアドバイスしてくださ
います。

現在、酒木先生のもとには、地元(山口)で発達障がい治療専門として著名な
医療機関にかつて通っておられた、お子さんや保護者の方々が、多くご相談に
来られています。
発達障がいではないかと思われると、まず医療機関で診断を受けて投薬という
「治療」への道が、当たり前のように用意されている昨今ですが、酒木先生と
出会われて、細やかな助言や指導を受けられたお子さんのほとんどが、コンサ
ーターを服用しなくてよくなられているとのことです。
地元で酒木先生の公開講座が開かれると、保護者の方だけでなく、クラスでの
対応に困っておられる学校の先生方が多く参加されています。

今回は、酒木先生を囲んで、みなさんの日頃の心配ごとだけでなく、愉しかっ
たことよかったことなどを、分かち合えるひとときにしたいと願っております。
酒木先生は韓国や中国の大学でも教鞭をとられていて、とても御多忙なため、
お志はあるものの、なかなか今回のような機会を持たれることが叶いません。
ですのでどうぞ、お知り合いにもお声を掛けてお誘い合わせてご来場ください。

広めの部屋をご用意しましたので、ご予約は要りません。直接会場にお越しく
ださいませ。こころよりお待ちしております。

                     心楽の会事務局 戸田拝

。。。。ご案内(ファイルより転記)。。。。。。

 ■ 酒木保先生と「発達」の問題を考える交流会 ■

ご自身、お知り合い、あなたのご家族、子ども、受け持ちの児童生徒が、
「発達障がい」と言われた。
「発達障がい」ではないかと思う。

では、… どうしたらいいのだろう。
でも、… どこか納得できない。

もし、そんな気がかりが、少しでもあったなら、
当事者と支援者、専門分野の垣根を越えて、
その人らしく生きやすく生きること、をいちばん大切にした
<支援のされかた>と<支援のしかた>を、みんなで一緒に考える

そんな交流のひとときとなればと願っています。

*********************************

日時: 平成25年12月7日(土)  13時15分〜17時
場所: 芦屋市民センター市民会館 201・202室(続き部屋です)
    芦屋市業平町8番24号   0797−31−4995 
お話: 酒木 保(さかき たもつ)先生

開催お助け金:任意・ご志納(上限500円)本人・家族・学生は無料です。
※ 御予約はいりません。直接会場にお越しください。
       
<酒木先生プロフィール>
1948年姫路市生まれ。中京大学大学院文学研究科修了。京都文教大学人間学部臨床心理学科教授を経て宇部フロンティア大学人間社会学部学部長・同大学院教授。認知科学をベースとした、発達障がい治療の第一人者。
交通心理学,色彩心理学の領域への貢献も深く,自然科学を意識した「学」としての臨床心理学を追究する。旭川医科大学で心理療法の開発に携わり、心理検査,知能検査を巧みに組み合わせた査定と,そこから導き出す技法は国内外から 注目されている。近年は韓国・中国での臨床の実践指導にも力を注ぐ。中国大連大学他にて客員教授。
著書:『「わたし」をみる・「わたし」をつくる−自己理解の心理学』(川島書店),『自閉症の子どもたち』(PHP新書),『人間科学における個別性と一般性—人間の基盤を求めて』(ナカニシヤ出版)ほか。   

酒木保先生と「発達」の問題を考える交流会

ご自身、 お知り合い、 あなたのご家族、 子ども、 受け持ちの児童生徒が、

     「発達障がい」と言われた。
     「発達障がい」ではないかと思う。

                  では、… どうしたらいいのだろう。  
                         でも、… どこか納得できない。
もし、そんな気がかりが、少しでもあったなら、

         当事者と支援者、専門分野の垣根を越えて、
 
その人らしく生きやすく生きること、をいちばん大切にした
        <支援のされかた>と<支援のしかた>を、 みんなで一緒に考える

                  そんな交流のひとときとなればと願っています。

*************************************

日時: 平成25年12月7日(土)  13時15分~17時

場所: 芦屋市民センター市民会館 201・202室(続き部屋です)
    芦屋市業平町8番24号   0797−31−4995 

お話: 酒木 保(さかき たもつ)先生

開催お助け金:任意・ご志納(上限500円)
※ 本人・家族・学生・生徒・児童無料      ※ 定員 30名

<酒木先生プロフィール>
1948年姫路市生まれ。中京大学大学院文学研究科修了。京都文教大学人間学部臨床心理学科教授を経て宇部フロンティア大学人間社会学部学部長・同大学院教授。認知科学をベースとした、発達障がい治療の第一人者。交通心理学,色彩心理学の領域への貢献も深く,自然科学を意識した「学」としての臨床心理学を追究する。旭川医科大学で心理療法の開発に携わり、心理検査,知能検査を巧みに組み合わせた査定と,そこから導き出す技法は国内外から 注目されている。近年は韓国・中国での臨床の実践指導にも力を注ぐ。中国大連大学他にて客員教授。
著書:『「わたし」をみる・「わたし」をつくる-自己理解の心理学』(川島書店),『自閉症の子どもたち』(PHP新書),『人間科学における個別性と一般性―人間の基盤を求めて』(ナカニシヤ出版)ほか。   

                     NPOメンタルヘルス研究所・心楽の会共催
              

「心楽の会」平成25年11月24日

「心楽の会」

懇談会論題:学会等参加報告(その2)・個別相談会・会議

ーーーーー 11月の例会のご案内 ーーーーー

第111回の 時と処と内容

内 容: 学術大会・研究会出席報告会(その2)・個別相談会・会議

日 時: 平成25年11月24日(日)     
     午後13時00分より16時55分まで    

会 場: 芦屋市民センター本館(ルナホール南隣)204室     
     芦屋市業平町8-24 TEL0797-31-4995 
     http://www.city.ashiya.lg.jp/kouminkan/shimin_center.html

会 費: 部屋料金・茶菓代補助:上限500円ご志納
     (児童・生徒・学生無料)

精神医療問題のいま ~学びと交流の会~

日本臨床心理学会関西委員会有志主催

精神医療問題のいま
   ~学びと交流の会~

講演:中川 聡さん(精神医療被害連絡会代表・NPO薬害研究センター研究員)

日時:平成25年7月13日(土) 13時半~17時

会場:芦屋市民センター203会議室 (兵庫県芦屋市業平町8-24)

※ 資料代500円のみご負担をお願いいたします。

[趣 旨]

向精神薬の服用に伴い、いまそして未来の心身の健康と平穏な日常が損われ喪われることが生じています。これは、精神医療ユーザーの自己責任のみに帰すべき問題なのでしょうか。向精神薬の知識を詳しく学んでいない周囲のひとびとが善意から医療機関受診を勧め、医療機関の中では、医療者をはじめ心理職・精神保健福祉専門職ら「心の専門家」が、患者の悩みを傾聴し訴えを深く受容した結果として、多剤投薬に至ることがあります。

<薬害をもたらす善意の人々>は、家族や教師、マスメディア、製薬会社営業員だけではなく、実際の支援と治療にあたり、患者のこころとからだを守る最後の砦である精神科医師、心理・精神保健福祉・介護・看護専門職に他なりません。

心理・精神保健福祉に従事するわたくしたちは服薬を続ける方たちと日々出会い、その方々からの問いかけを受けたとき、持てる限りの知識と情報を以てなんとか対応していきたいと願っています。  発達障がいの診断を受けた子どもたちの向精神薬薬害への問題提起が、本年2月、東京での本学会研修委員会公開シンポジウムにて行われました。ですが、これは端緒に過ぎません。地元関西の薬害被害者の声に耳を傾けますと、関西は薬害問題への関心があまり高くなく、薬からの離脱・減薬のための代替医療機関を見つけるのが難しいとのことです。2月の公開シンポジウムを引継ぎ、ここ関西においても、ユーザー・家族と現場専門職との対話をさらに深めていかねばならないと考えます。

薬害は原発問題と同じ構造を持つと指摘されることがあります。3.11を越え、いまや民意が「神話」のくびきを外しはじめました。つまり、注入されてきた知識に対抗する個のリテラシーの復権が意識化されつつあります。そのような民意こそが、政府・経済界・産業界・マスメディアを静かに動かしていくのです。しかし、向精神薬問題についてはどうでしょう。<善意の陰謀(Medawar,C.)>は、その害を自分の一番大切な人、こころから支援したいと願っている相手に、今日いまこの場で、もたらしつづけているのではないでしょうか。わたくしたち心理・精神保健福祉領域の支援者には、向精神薬によってもたらされる可能性のある被害を、最後の砦となって防ぐ責務があります。

関西にて開催される8月の定期総会に先立ち、この7月13日の研修・交流会では、精神医療被害連絡会代表中川聡さんをお迎えし、服薬による被害を経験した方々のご参加も頂き、対話と交流を通して多くのことを学びたいと願っております。

日本臨床心理学会運営委員会事務局長・関西委員 戸田游晏

第49回日本臨床心理学会大連国際大会

第49回大連大会プレセッション宇部大会

(PDF)

第49回日本臨床心理学会大連国際大会

「東アジアの臨床心理学―交流の新時代」のご案内

第49回大会実行委員長 酒木 保(宇部フロンティア大学)

先のクリニカルサイコロジスト紙でお伝えしました第49回 日本臨床心理学会大連国際大会が、予定通り、2013年7月5日、6日に中国・大連大学で開催されることとなりました。「東アジアの臨床心理学―交流の新時代」と称して新たな日中間の文化交流を実現します。大連大学・宋協毅筆頭副学長との綿密な準備を経て、プログラムの詳細が決まりましたのでご案内申し上げます。大連大会は学会史上はじめて、また日本の心理系学会として初の中華人民共和国における開催です。昨年度の混乱を経て、会員の皆様のご協力のもと、このように文化交流が再開できますことを心より感謝申し上げます。また、プレセッションに引き続き、日韓中他東アジア圏での30年余の調査研究実績を有する比較民俗学会の協力を得て、国際色豊かで学際的な論題を提供いたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

≪プログラムのご紹介≫

7月5日

【自然災害と心理学】

日本における東日本大震災、中国における四川大震災それぞれにおいて専門家による心理的支援が行われました。

4人の臨床心理の実践家による報告を通して、今後の自然災害における支援の可能性について討論します。

【日中の臨床心理の現状と課題】

日本と中国は共に近年、心理的援助を必要とする人が急速に増えています。両国における心理療法の時流、地域の心理的援助の現状と課題について理解し、心の専門家の望ましい発展の姿を議論します。

【臨床心理の明日】

ヒアリング・ヴォイシズ
―声が聞こえることを症状としてではなく、体験として受入れ、体験とともに人として成長する道―
要旨
「声」を、体験として本人と周囲が受け入れると、様々な対処の仕方が産み出され、より自分らしい生き方が探求される。
「声が聞こえる」と皆が精神科を受診するわけではない。現代人一般の約4%に「声」の体験がある。
古代の賢人や、宗教家で、「声が聞こえる」人は少なくない。
人間の多様な体験は、時代・民俗などの中で様々な意味を共有されてきた。この点につき、後に比較民俗学の研究者からもコメントを期待したい。

【個別発表】

心理臨床の実践、および日中の文化的交流を中心に、臨床心理学会会員による活動を個別にご紹介いただきます。プログラムに若干名の余裕がありますので、昨年度に予定されていなかった方もお気軽にお申込みください。

【懇親会】

大連大学近郊のレストランで5日の夜にパーティを開きます。中国の臨床心理および教育の専門家と交流する数少ない機会です。大連日本語学院の教員、および学生の通訳がありますので、ぜひご参加ください。

7月6日午前

【比較民俗学シンポジウム】

長く心理学と宗教、そして比較民俗学の間で、心の諸問題を学際的に取り組まれてきた實川幹朗氏をコーディネーターとして、日本比較民俗学会の協力のもとで開催します。

7月6日午後

【合同研修】

午後大連・旅順近郊で大連大学との合同研修会を催します。市内の散策もできます。

≪参加のご案内≫

【食事】 大連大学内のレストランを用意しております。一律、3,600円です。22日夕食、23日朝食、昼食、24日朝食、昼食、夕食、25日の朝食を含みます。食事できる場所は限られますので、なるべくご利用ください。

【懇親会】同レストランで23日夜、懇親会を行います。費用は3,400円です。ぜひご参加ください。

【宿泊】 大連大学構内のホテルをご用意しております。1泊3,100円、2泊6,200円、3泊9,300円です。

【参加費】会員3,000円 、非会員4,000円、学生/ユーザー/家族2,000円です。

※現在の人民元と円の交換レートの変動から、1人民元=17円を想定しており、提示額が昨年度よりも割高になっております。7月4日時点で、このレートよりも円安の場合には現地で返金いたします。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

※当日参加は受け付けておりません。食事、懇親会、宿泊と共に、必ず事前にお申し込みください。

≪申込方法≫

申込用紙の必要事項にご記入いただき、宇部フロンティア大学第49回日本臨床心理学会大連国際大会事務局まで郵送してください。申込用紙は臨床心理学会ホームページからもダウンロードできます。メールで送っていただくこともできます。締め切りは5月31日(金)です。当日参加はご遠慮ください。

〒755-0805 山口県宇部市文京台2丁目1番1号

宇部フロンティア大学 第49回日本臨床心理学会大連大会事務局 酒木保 宛

【振込】 参加区分、食事の有無、大連大学のホテルの宿泊の有無、懇親会の出欠それぞれの当てはまる項目に☑をつけていただき、合計金額をお書きください。料金は、ゆうちょ 銀行の下記の口座にお振り込みください。通常の学会の年会費の口座とは異なりますのでご注意ください。締め切りは5月31日(金)です。入金確認後、領収書と参加証等をお送りいたします。

以下の事項をお書きの上、合計金額をお書きください。大会当日にお受けすることはできませんので、ご注意ください。

【参加費】 会員3,000円  非会員4,000円 学生・ユーザー・家族2,000円

【食事】  有 ・ 無    費用:一律3,600円

【宿泊】  1泊3,100円  2泊3,100円  3泊9,300円

1泊増える毎に、3,100円加算されます。

【懇親会】 出 ・ 欠

費用:3,400円(食事、飲み物込み)

合計金額         円

≪渡航情報≫

大連への渡航手続きに関しましては株式会社エヌオーイーをご紹介しております。各自でお申込ください。お問い合わせの際に「日本臨床心理学会の担当の岡田さん」をお呼びいただきますとスムーズです。以下は株式会社エヌオーイーからの紹介です。すべて、エコノミークラスの航空座席です。

日付 利用便名・時刻
7月4日(木) <成田空港発着>成田空港から中国国際航空952便で空路、大連へ。(成田空港13:20発、大連15:15着)<関西空港発着>関西空港から全日空945便で空路、大連へ。(関西空港10:00発、大連11:25着)<福岡空港発着>福岡空港から中国国際航空954便で空路、大連へ。(福岡空港15:10発、大連16:05着)
7月7日(日) <成田空港発着>大連から中国国際航空951便で空路、成田空港へ。(大連08:50発、成田空港12:20着)<関西空港発着>大連から全日空946便で空路、関西空港へ。(大連14:15発、関西空港17:30着)<福岡空港発着>大連から中国国際航空953便で空路、福岡空港へ。(大連11:20発、福岡空港14:10着)

【ご旅行代金(航空券代金として)】

成田空港発着の基本旅行代金:(6名様以上)33,000円、(10名様以上)32,000円

福岡空港発着の基本旅行代金:(10名様以上)35,000円

関西空港発着の基本旅行代金:(2名様以上)58,000円、(10名様以上45,000円)

なお、成田空港施設使用料(大人2,540円)、関西空港施設使用料(大人2,950円)、福岡空港施設使用料(大人945円)、現地空港諸税(約1,300円)および燃油サーチャージ(往復で12,000円〜14,000円)は別途必要となります。

【ご旅行条件】

2013年3月25日現在、成田空港発着の航空座席は10席確保いたしております。福岡空港発着の航空座席は現在、手配中です。関西空港発着の航空座席の確保は致しておりません。正式にご依頼を頂いてから手配・解答となります。航空便名及び出発・到着時刻は2013年3月14日現在の運航スケジュールに基づいて作成致しております。なお、スケジュールによっては設定航空便が運航されないこともございます。それぞれの発着地において、人数が割り込んだ場合は料金が異なります。また出発便や帰国便の変更に関しましても記載の最低参加人数が必要になります。その他の航空会社、旅程に関しましては直接、お問い合わせください。

【大連での移動手段】

7月4日 大連空港-ホテル : 関西空港からご参加の皆様には、旅行社によるバス、成田空港と福岡空港からご参加の皆様には大連大学のバスをご利用いただきます。

7月7日 ホテル-大連空港まで : 成田空港へ向かわれる皆様には、旅行社によるバス、関西空港と福岡空港へ向かわれる皆様には、大連大学のバスをご利用いただきます。

7月5日、6日 : 大連大学のバスにより空港とホテル、大連会場、研修地の間を移動します。

大連大学(Dalian University)は、中華人民共和国遼寧省大連市にある大学であり、略称は「連大」。

◆ 大連大学のある大連市は中国東北遼東半島の最南端にあります。東は黄海、西は渤海、南は山東半島、

朝鮮半島と海を隔て向かい合っています。緯度は日本の仙台市とほぼ同じです。近年大連は港、貿易、工業、観光都市として大きく発展してきました。また大連は海水産物が豊かで美味しい魚介類を楽しめます。

◆ 大連大学は、他に大連理工大学、大連交通大学、大連外国語学院などが集まる学園都市にあり、
哲学、法律、経済、教育、文学、歴史、理科、工学、医学、マネジメントの10学部を有する総合大学です。
こちらのホームページに写真が載っていますが、新しい校舎が多く、自然に囲まれた美しい大学です。

http://www.dlu.edu.cn

◆ 大連市内の交通と観光について
公共バスだけでなく、路面電車、トロリーバス、夜景観光バスなど交通網が発達しています。
交通に関しましては、こちらをご参考にしてください。

http://www.kankandl.net/dwnorim.htm

◆ こちらのサイトは最終日の観光の参考にしてください。

http://www.kankandl.net/dwkanm.htm

第七回運営委員会(東西統合)開催のお知らせ

第七回運営委員会(大連国際大会・定期総会準備委員会)開催のお知らせ

第七回運営委員会(東西統合)の開催をお知らせします。
西日本部会での意見集約を踏まえ、6月15日に東京多摩市にて開催します。
陪席ご希望の会員は、それぞれの開催前日までに事務局にお知らせください。

       記

西日本運営委員部会 平成25年6月9日(日) 14時〜 姫路獨協大学サテライト講義室2

第七回運営委員会西日本部会議事録

第七回運営委員会  平成25年6月15日(土)14時〜 リバーサイド山王下203

多摩市鶴牧1丁目5−6

京王相模原線 多摩センター 徒歩5分

第46回東京大会

PDFファイル 第46回東京大会

第46回東京大会

第46回日本臨床心理学会大会(東京)へのご案内

大会委員長 高橋 晶子(錦糸町カウンセリングルーム)

今年の大会は、会員の自主的な参加が多い大会となりました。1日目午前の個別発表は計9件の応募があり、ここ数年の大会の中では一番多い数となりました。また1日目午後には会員による自主企画「デイケアのちょっといい話し」も催されます。会員の皆さんのこうした形での大会参加の増加は、会員と共に作る学会を感じる、良い機会となります。当日は皆さんが日頃行っている地道な臨床実践報告や、長年追い続けているテーマなどを、発表者の人となりを含めながらお聞きし、会員相互の交流を楽しみたいと思います。
運営委員会主催のラウンドテーブルは、「医療観察法での治療を問う」や、「心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ」など、様々な角度から「心理療法・治療」について検討する場を設けました。いずれも現実の「場」で起きている現象をどのように捉えるか、多角的に検討していければと思います。
2日目午前は、昨年発行した当学会編の『地域臨床心理学』と、この秋発行予定の『幻聴の世界』(いずれも中央法規出版)の内容を元に、更なる議論の深まりを目指すセッションを企画しました。どちらも地道な臨床実践の中から見出された見解をまとめたもので、臨床に携わる人はもとより関係者の方々にとっても有意義な内容と考えています。書き下ろしのこれらの書籍を元に、より深い議論が展開していければと思います。
2日目午後の全体会パネルディスカッションは少し趣を変え、やや抽象的で幅の広いテーマでの企画を立てました。内容はパネラーの皆さんそれぞれの人となり(個人史)をベースに、ユーザーとの間で展開された臨床実践の中から見出された「理論のエッセンス」を語って頂きます。その話しを通して「臨床実践の理論は、机上の学びからではなく、臨床家が自らの人生の流れの中で選択されていくものであり、それは出会うユーザーの方と共に展開しながら、最終的には臨床家自身のスタンスを確立していくものである」ということを、フロアの皆さん一人ひとりに感じていただければと思います。そして臨床活動の有り方を再確認・再検討することを通して、明日への力が見いだされていければと思います。
初秋の東京代々木での大会、参加された皆様一人ひとりにとって実り多き会となることを期待したいと思います。どうぞ皆様お誘いあわせの上、秋のよき日を共に過ごしましょう。

日時:2010年9月25日(土)~26日(日)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3番1号)

午   前 午    後
9/25(土) 8:30 受付【センター棟509室】
9:00~10:00 定期総会
10:10~12;00個別発表
A: 山岸竜治、松岡倫子・原千恵子
B: 村松健司、滝野功久
C: 藤澤三佳、有留照周
D: 太田裕一、氏家靖浩・森谷就慶・
佐藤俊彦、亀口公一
1:30~4:30
ラウンドテーブルディスカッション
Ⅰ.医療観察法での治療を問う
― 強制構造の中での治療の意味 ―
Ⅱ.心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ
- うぶすなの神、拝み、唄 ―
自主企画
・デイケアのちょっといい話  企画者:百田 功
5:00~7:00情 報
交換会
9/26(日) 8:30 受付【センター棟509室】
9:00~12:00
パネルディスカッション
・『幻聴の世界』出版を記念して
声がきこえる体験を多角的にみる
ラウンドテーブルディスカッション
Ⅲ.『地域臨床心理学』を読む
―「第3章」心理的視点からの
生活支援を考える―
12:40 受付【センター棟413室前】
1:00~4:45 全体会パネルディスカッション
・臨床心理学の理論と実践
―臨床の場における関係性と、
様々な臨床スタンスを超えてー
パネリスト:丸田俊彦
(メイヨ・クリニック医科大学  精神科名誉教授)
岡村達也(文教大学)
宮脇 稔 (ナカノ*花クリニック

指定討論者:島薗 進 (東京大学)

※本大会はどなたでも参加できます。なお、今回は会場の都合で、原則事前登録となります。
登録方法は2頁をご覧ください。
<大会参加費>【郵便振込】会員:4,500円 非会員:5,000円 学生、ユーザー・家族:2,000円

【当日払い】会員:5,000円 非会員:5,500円 学生、ユーザー・家族:2,500円
<全体会パネルディスカッションのみの参加>【郵便振込】1,000円  【当日払い】1,500円
<情報交換会> 【郵便振込】4,000円   【当日払い】4,000円

【日本臨床心理学会事務局】〒110-0003 台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201
TEL&FAX 03-3847-9164 (電話は木曜日10:00~16:00のみ。他、留守電対応)
学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp

【会場までの交通案内と周辺地図】       【最寄駅から会場までの地図】

【JR東京駅より電車利用の場合】
JR中央線下り方面に乗り新宿駅で下車。西口にある小田急電鉄新宿駅地下1階⑦⑧番線から各駅停車に
乗り換え約3分、参宮橋駅下車、徒歩7分

【食事について】
会場には4つのレストランがあります。また会場周辺には数件の飲食店があります。会場内での飲食は全面禁止となっておりますので、これらの施設をご利用下さい。

【宿泊について】
学会事務局では会場までの移動や宿泊先のあっせんはしておりませんので、各自でご予約下さい。

【開催に支障のある不測の事態・自然災害について】
状況によってプログラムの部分中止の可能性があります。詳しい情報は、学会事務局留守番電話、もしくは学会HPで常時、公開いたします。

【事前登録について】
今年度の大会は会場の都合上、事前登録をお願いすることになりました。氏名、住所等連絡先を明記の上、9月17日(金)までに下記のいずれかの方法で登録をお願いします。
①郵便振込みでの登録:通信欄に会員の種別、参加内容、あればEメールアドレスをご記入ください。
②Eメールでの登録:nichirinshin@yahoo.co.jp
③Faxでの登録:03-3847-9164
④郵送での登録:〒110-0003
台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201 日本臨床心理学会
☆記載内容:<氏名(フリガナ)、住所:電話番号(FAX番号)もしくはEメールアドレス)>
<会員の種別:会員/非会員/学生/当事者・家族>
<参加内容:大会/全体パネルディスカッションのみ/情報交換会>
☆②~④の場合は、登録後次の郵貯銀行振込口座に必要な金額を振り込んでください。
口座番号:00140-2-425522   ☆加入者:日臨心

【諸注意】
①事前振込み後の参加費の返金は出来ませんので、ご了承ください。
②登録完了後、郵便振込で参加費をお支払い頂いていない方は、当日払いの金額を受付でお支払い頂くことになります。

<大会プログラム>

9月25日(土)9:00a.m.~10:00a.m. 定期総会  【センター棟510室】

9月25日(土)10:10a.m.~12:00a.m. 個別発表  【センター棟413・510・512・514室】

A:ひきこもり研究の問題点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・山岸 竜治
セクシャルマイノリティ(性的少数者)の受容過程に関する一考察・・・・・・・松岡 倫子、原千恵子
B:入所施設における高校生グループの活動について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・村松 健司
臨床心理の専門家を養成するということ - 教育現場の諸問題から考える -・・・・・・・滝野 功久
C:精神病院における「自己表現」としての絵画活動
― H精神病院における絵画活動の事例より ー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・藤澤 三佳
発癌理論と治療並びに予防法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有留 照周
D:臨床フィールドとしての大学キャンパス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太田 裕一
不登校の家族支援を問う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・氏家 靖浩、森谷就慶、佐藤俊彦
子どもの心理発達と感情コントロール ― 発達臨床の現場から -・・・・・・・・・・・・亀口 公一

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅠ 【センター棟109室】

医療観察法での治療を問う ― 強制構造の中での治療の意味 ―
企 画 者:藤本 豊(東京都立中部総合精神保健福祉センター)

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下医療観察法)が施行されて5年を経た現在、様々な課題が浮かび上がっている。
医療観察法の指定入院医療機関では、「社会復帰」に向けての各種の心理教育プログラムが実施されている。プログラムは処遇計画で本人合意のもとで作成しており、参加の強制はないとしている。しかし、参加を拒否することは治療を拒否することであり、病状が良くないと考えられ退院できない構造にある。こうした強制治療構造での「治療プログラム」について議論をしたいと考えている。
当日は、実際の治療を受けた対象者の家族の方の参加も予定している。皆様の参加をお待ちします。

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅡ 【センター棟514室】

心の癒しを沖縄の相談関係に学ぶ - うぶすなの神、拝み、唄 ―
企 画 者:實川 幹朗(姫路獨協大学)
話題提供者:佐藤 壮広(明治大学大学院情報コミュニケーション研究科、他)

臨床心理学は「心の癒やし」を業とします。これは人類史からは<祀り>の一部です。わが国の臨床心理学はほとんどが西欧起源で、心理的風土が異なる利用者を戸惑わせます。近代心理学の差別的、抑圧的な性格も反省しなければなりません。この企画では、沖縄の土着信仰を研究する人類学者を招きます。沖縄には、古い魂の癒やしが今も生きていますし、「正常」の幅が広く取られます。また「ユタ」と呼ばれる伝統的な治療者は、社会的には権威がありません。クライエントは判定や助言を一方的に「される」者ではなく、「判じ」の妥当性を厳しく評定します。なお発題者は、ギターを爪弾き「非常勤ブルース」を熱唱する「歌う人類学者」でもあります。

9月25日(土)1:30p.m.~4:30p.m. 自主企画 【センター棟510室】

デイケアのちょっといい話
企 画 者:百田  功 (浅香山病院)
発 題 者:山﨑 勢津子(浅香山病院)ほか

メインテーマ(プログラム運営や治療論)とは別の”現場で働くデイケアスタッフならではの実感ややりがい、悩みというもの”があって、それらはささやかであるがゆえに学会や本などで大っぴらに取り上げられていない(または取り上げにくい)というのが現状です。そういったことについて、当日は現場のスタッフで話し合えるような内容にしたいと考えています。このような趣旨に賛同していただける方々の参加をお待ちしています。

9月25日(土)5:00p.m.~7:00p.m. 情報交換会 【D棟9階 レストランさくら】

9月26日(日)9:00a.m.~12:00a.m. パネルディスカッション 【センター棟514室】

<『幻聴』(仮題)出版を記念して> 声がきこえる体験を多角的にみる
パネリスト:朝田  隆 (筑波大学臨床医学系精神医学)
佐藤 和喜雄(NPO福祉会菩提樹)(企画コーディネーター)
松王  強 (ヒアリング・ヴォイシズ研究会)

人がそこに居なくても「声がきこえる」現象/体験は、精神医学では「幻聴」という症状として、薬物療法で対処しようとします。一方ヒアリング・ヴォイシズでは、これを本人の体験として重視し、「声」への対処とその意味を生活状況の中から探り、新しい生き方を探求します。「声」にかき乱されるだけでなく、「声」から学ぶ人もあり、また古代より、「声」を神の啓示として受け、社会的に価値ある行動に導かれた場合もあります。
本学会編『幻聴』の執筆者3名が、この現象/体験をどうとらえていくかをそれぞれの視点で提示します。これを受け、どのような対処やサポートが導かれるのかについて、フロアと共に討論したいと考えます。

9月26日(日)9:00a.m.~12:00a.m. ラウンドテーブル・ディスカッションⅢ 【センター棟512室】

『地域臨床心理学』を読む -「第3章」心理的視点からの生活支援を考える ―
企     画:日本臨床心理学会研修委員会
発  題  者:高島 真澄(社会福祉法人光風会)
コメンテーター:栗原  毅 (世田谷区北沢保健福祉センター)

~ ホームヘルパーが行くと、彼女の居間の隅には、必ず布団が敷いてあります・・・そのとき何をすべきか ~
人間は同じ対象物を前にしても一人ひとり「見ているもの」が違い、同じ音楽を聞いても「聞いているもの」は異なる、これは心理学の「知覚」の課題です。ものごとの受けとり、理解等の「認知・認識」も当然異なり、異なる社会環境、生活状況の中で様々な感情や思いを抱きながら日々を生きています。当学会は、こうした一人ひとり異なる’ユーザーのくらし’の視点を大切にした地域生活支援について、『地域臨床心理学』を昨年出版しました。今回は第3章の執筆者の高島さんに、「ユーザー協働の社会資源調査活動」への支援、ピアサポーターによる精神科病院内での「お茶飲み会」といった活動実践の現状を語ってもらい、参加者と自由に意見交換しつつ、「ユーザーの心理的視点を踏まえた地域生活支援」について考えたいと思っています。

9月26日(日)1:00p.m.~4:45p.m. 全体会パネルディスカッション【センター棟417室セミナーホール】

臨床心理学の理論と実践 ― 臨床の場における関係性と、様々な臨床スタンスを超えて -
パネリスト:丸田 俊彦(メイヨ・クリニック医科大学精神科名誉教授)
岡村 達也(文教大学)
宮脇  稔 (ナカノ*花クリニック)
指定討論者:島薗  進 (東京大学)
司   会:高橋 晶子(錦糸町カウンセリングルーム)
實川 幹朗(姫路獨協大学)

現在、世界には数百種類に及ぶ臨床心理学の理論や技法があります。これら無数にある理論や技法の中から、私たちはどのようにして自らの立場を選び、学び、自らの臨床スタンスを作り上げているのでしょう。また、立場が異なるにもかかわらず、優れた臨床家なら流派を問わずに臨床活動の成果が上がるのは何故なのでしょう。このような臨床活動の中で、理論と技法はどのように働いているのでしょう。
今大会の全体会では、長年臨床活動を行ってきた3名の臨床家に、それぞれの臨床スタンスに至る個人史を語って頂きます。そしてお三方が支持される理論や技法のうち、「クライエント/ユーザー/当事者/される側」との「関係性」をめぐる部分が、臨床活動にどのように生かされているかを主軸に、お話し頂きます。それにより、それぞれの臨床活動の共通点や相違点はどのようなものか、また、それぞれの臨床スタンスの違いが「クライエント/ユーザー/当事者/される側」との「関係性」にどのような影響を及ぼすのかなどについて、検討したいと思います。
一方、このように無数に広がる臨床心理学の理論や技法は、ややもすると立場の違う者同士の対立につながり、互いの非難・攻撃をも招きかねません。また、「○○療法を行うことが臨床家の仕事である。故にその理論と技法さえ身につければ、専門家になれる」といった、マニュアル的な発想にもつながりかねません。このような現象は、心の癒しを求める宗教の世界における、様々な宗派が乱立している現象と非常に似通っています。このような現象をどのように捉えれば良いのか。いかにしたら互いの対立やマニュアル化を避け、諸流派を協調、発展させることが出来るのか。このあたりを、宗教の研究者からご助言頂きます。そこから、臨床心理学の新たな展開が見いだされていければと思います。
参加者一人ひとりにとってこの全体会が、臨床活動の有り方を再確認・再検討する機会となり、「クライエント/ユーザー/当事者/される側」にとってより良い臨床活動を行う助けとなることを期待します。

 

第44回日本臨床心理学会 徳島大会

第44回日本臨床心理学会大会(徳島)のご案内

大会委員長 樫田 美雄(徳島大学)

本年の大会長を引き受けました樫田美雄と申します。11年前から徳島におります。徳島は、山も海もあるよい所で、食べ物もおいしいです。「地方だと、名物にうまいものあり、といえる」。これが、私が徳島に来ての最初の感想でした。スダチは、お刺身用だけでなく、寿司酢にもなりますし、味噌汁にも絞ります。うどんは、さぬき系のこしの強いものが味わえます。「楽天」にも出店している八万町の「おおさかや」は地酒専門店ですが、特級品のわかめも扱っていて秀逸です。9月ならあちこちで「鳴門金時」を箱で売っています。そもそも、普通のスーパーで売っている生ワカメやアジが、十分においしいです。徳島といえば、「お遍路」と「阿波踊り」以外は、「眉山」が映画タイトルになったためにちょっと知られている位で、他のものはあまり知られていませんが、食べ物・見物等、いろいろあります。是非、この機会にご来徳下さって、存分に楽しんでいってください。
大会会場(徳島大学常三島キャンパス)は、徳島市の市街地にありますから、駅前のホテルからでも、バスで10分の道のりです。徳島大学には本学会の会員は2名おります。2名はともに「社会学研究者」ですが、いずれも、精神保健や発達障害に強い関心を持っております。今回の大会を機に、地域の臨床心理関係の諸機関と連携を深めていきたいとも考えておりますので、地域見学会等のご希望がありましたら、ご意見を電子メールでお寄せ下さい(樫田:kashida@ias.tokushima-u.ac.jp)。検討いたします。〝日本臨床心理学会は、絶えず「社会との関係」での「臨床心理学」を考えてきました〝と、昨年の藤本豊大会長が大会案内チラシに書いていらっしゃいました。医療観察法も特別支援教育も社会的な問題と深く関わっています。これらの問題を、社会学者も心理学者も医者もユーザーもユーザーの家族も、ともに参加して議論できるところに、本学会のよさがあると思っております。その良さを実践し、伸ばしていく大会にしていきたいと思っています。
本大会最終日(9月20日)の午後には、全体会として「シンポジウム:特別支援教育と発達障害-その構造と論理の批判的検討-」の開催を予定しています。このシンポジウムは、「発達障害」に関わる諸事象を、当事者を含む4パネリストの発題で考える、という企画です。本学会らしい企画であると自負していますので、どうか皆様、ふるってご参加のうえ、活発な討論をよろしくお願いいたします。

日時:2008年9月18日(木)~20日(土)
場所:徳島大学工学部キャンパス内 新・共通講義棟5階・6階(徳島県徳島市南常三島町2-1)

9/18 13:30 受付開始

14:00-15:30 事務総会
15:30-17:30 総会報告

9/19
(金)
9:30 受付開始
10:00-12:30 ●個別発表 A・B・C13:30-16:30 ●分科会Ⅰ 早期・発達療育と児童デイサービス事業のあり方
学習会 医療観察法の現状と問題  情報交換会9/20
(土)
9:00 受付開始
9:30-12:30 ●分科会Ⅱ 地域支援と臨床心理PartⅡ
●ワークショップ 
ヒアリング・ヴォイシズ13:30-16:30 ●地域貢献特別公開シンポジウム

特別支援教育と発達障害 -その構造と論理の批判的検討-

【地域貢献特別公開シンポジウム】

日本臨床心理学会 文科省科研「特別支援教育のビデオエスノグラフィー」合同開催
【大会参加費】会員3,500円 非会員4,000円 ユーザー・学生2,000円

【情報交換会】4,000円

【地域貢献特別公開シンポジウムのみ参加の非会員】500円(資料代)

○徒歩の場合:徳島駅より徒歩30分

○バス利用の場合:徳島駅より10分
徳島駅より徳島市営バス「島田石橋」行、「商業高校」行に乗車し、「助任橋」又は「徳島大学前」下車、徒歩5分
○大会会場:工学部キャンパス内・新・共通講義棟5階・6階
(大会受付:5階エレベーターホール前)
○情報交換会会場:工業会館2階「セミナー室」
【宿泊について】
徳島市内では本大会と同じ会期で、他の学会の開催が予定されています。 そのため大会間近
での宿泊や交通機関等の混雑が予想されます。
本大会に参加予定の方は、早めの宿泊予約・フライト予約をお勧めします。
宿泊先は「徳島コンベンションビューロー」
(Tel:088-652-8814)の宿泊案内などをご利用下さい。会場付近の宿泊施設は、プラザイン徳島、徳島グリーンホテルなどです。
なお、学会事務局での宿泊先斡旋はしておりませんのでご了承下さい。

【台風の際の対応】
状況によってプログラムの部分中止の可能性があります。詳しい情報は、学会事務局留守番電話、もしくは徳島大学総合科学部人間社会学科地域システムコース・地域社会サブコースサイト内のHPで、常時、公開いたします。

<大会プログラム>

☆総会報告 臨床心理職国家資格化について

9月18日(木)3:30p.m.~5:30p.m. 【5階・502教室】
話題提供者:藤本  豊(日本臨床心理学会運営委員)
心理の国家資格化は未だに目処が立っていません。2005年3月に「医療心理師」が国家資格として成立する所まで進みましたが、臨床心理士国家資格化をめざす「臨床心理職の国家資格化を通じ国民の心のケアの充実を目指す議員懇談会」が2005年4月に発足し、7月に「医療心理師法」「臨床心理士法」の二法案を無理矢理一本化した「臨床心理士及び医療心理師法案」が出されました。しかし、医療関係団体を含め「臨床心理士法」の部分を認めることが出来ないとの反対声明が出される中で、頓挫し現在に至っています。2008年4月には日本学術会議から「学士課程における心理学教育の質的向上とキャリアパス確立に向けて」が公表され、「職能心理士」としての国家資格化が提言されました。また、日本心理学諸学会連合の「心理学検定」が、今年からスタートしました。
当日は、資格化の最新情報をお伝えし、会員諸氏と議論を深めたいと考えております。

☆個別発表

9月19日(金)10:00a.m.~12:30p.m. 【5階・503教室、504教室、505教室】
A.中学校卒業後を展望した適応指導教室(教育支援センター)の実践課題 ―自我形成の視点からの支援プログラムの点検―・・・・・・・・・・・菅野 聖子
軽度発達障害者支援のあり方についての一考察 ―ある専門学校における取組みを通して-・・・・・・・・・・・・・・波多野大介
B.「最重度」知的障害のある人のグループホーム入居決定要因に関する一考察 ―3家族の親へのインタビュー調査を通して―・・・・・・・・・・・・谷奥 克己
禅仏教における自我形成援助方略 3 一参禅の意義― ・・・・・・・・・・・・・・・吉田 昭久
C.スペシャリストと体験者のスペシャリストとの関わり合い ―ヒアリング・ヴォイシズ運動にみる援助者と非援助者の関わり合い― ・・・・・・中恵真理子
正常と異常についての基準―何を以って異常と見なすか、その基準を探る― ・・・・・・武藤 麻美

☆分科会Ⅰ 早期・発達療育と児童デイサービス事業のあり方

9月19日(金)1:30p.m.~4:30p.m. 【5階・503教室】
発題者:亀口 公一(NPO法人アジール舎 児童デイころぽっくる) 椎野 広久(NPO法人こどもの発達研究室きりん) 渡辺三知雄(乙訓ポニーの学校)
本学会では、1980年、第16回大会でシンポジユウム「『障害児』の早期発見・早期療育をめぐって」を開催し、1987年には、本学会編著「『早期発見・治療』はなぜ問題か(現代書館)」を出版しています。その中で、「早期発見・治療」が、「障害児者」の存在を否定する可能性を指摘しています。しかし、約30年後の現在、時代状況は大きく変化しています。戦後の医療、教育、福祉の諸制度は介護保険法、障害者自立支援法、発達障害者支援法等によって再編され、「する側-される側」の関係性にも大きな変化をもたらしています。今回、分科会の進行は亀口が行い、合わせて今年4月開業した「児童デイころぽっくる」に関する発題も兼ねます。椎野さんには、大会開催地の徳島で実践されているNPO法人による早期発見、発達支援の活動を紹介していただき、渡辺さんには障害者自立支援法に取り込まれた児童デイサービス事業の問題点を検討していただきます。
改めて現在の少子高齢化社会、情報化社会の中で、「障害とは何か」「発達支援とは何か」を考えてみたいと思います。

☆学習会 医療観察法の現状と問題―医療観察法は本当に必要か 矛盾だらけの法と現実―

9月19日(金)1:30p.m.~4:30p.m. 【5階・504教室】
講師:李マリジャ(光愛病院・医療観察法.NET 制作委員)
医療観察法が施行され3年が経過し、様々な問題が浮き上がってきました。その中には、指定入院医療機関を退院し通院処遇となるものが、居住地から通院できる指定通院医療機関がないために居住地にある精神科に通院して処遇終了となった例。それとは逆に、近くに指定通院医療機関がないために入院継続となった例。また、逮捕・釈放後半年近く経過してからの医療観察法の申し立てで鑑定入院となり保護室に隔離された例などがあります。
これらを見ると、本当に医療観察法が必要なのか?と考えてしまいます。本学習会では、医療観察法の成立当初から鋭く問題を指摘し続けている李マリジャさんに講師をお願いしました。李さんから医療観察法についての解説の後、それぞれの現場で生じている問題点についての意見交換と討論ができればと考えております。

☆分科会Ⅱ 地域支援と臨床心理PARTⅡ-関係機関との連携からー

9月20日(土) 9:30a.m.~12:30p.m. 【5階・503教室】
発 題 者:渡辺三知雄(乙訓ポニーの学校)
髙島 眞澄(〔社福〕光風会生活支援センター「風(FOO)」)
昨年、「地域支援と臨床心理」の分科会では、地域支援における「臨床心理」を担う者としての具体的実践・役割とは何かについて、精神障害者の地域活動支援センターや援護寮での具体的な取組みをとおして検討しました。議論の中では、精神障害者の生きるペースや障害者独自の認識の仕方を尊重し合える「居場所」が、地域支援には重要であること。その中で、臨床心理の関わりが、精神障害者同士が「自ず」から語り出すような関係性や、当り前に地域で生きる上での「社会性」を育む関係性をつくり出していることを確認しました。
今回は、地域支援には不可欠な関係機関との連携のあり方をとおして、「臨床心理」の実践・役割について検討していきます。連携のあり方は、援助・支援の「質」や「量」として具体的に現れ、障害児・者の生き方に影響を及ぼします。それは、障害児・者が施設や精神科病院に「隔離・収容」「抱え込み」されているといった人権侵害が未だに続いていることに如実に現れています。私たちは、「障害」をどのように捉え、援助・支援の内容を共有するか。療育現場と精神障害者の地域支援現場からの報告を踏まえて、みなさんと議論を進めたいと思います。

☆ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ(HV)―解説と映画「キチガイの一日」上映-

9月20日(土) 9:30a.m.~12:30p.m. 【5階・504教室】
解説と進行:佐藤和喜雄(福祉会菩提樹) 宮本昌子(目白大学)
語り:吉澤  毅(上記映画主演、声体験者)山本 明子(上記映画監督、こらーる岡山)
他の人には聞こえない声に怯えたりするのは病気だと考え、「聞こえ」を向精神薬で抑えようとするのが一般的精神医療です。しかし多くの人が声の苦しみ・薬の副作用から容易に解放されません。ヒアリング・ヴォイシズは、声が聞こえる体験に耳を傾け、声による困難への対処を体験者と支援者が学びあい、さらに声にまつわる情緒的・社会的な状況を探求して、その人らしい生き方を求めようとする方法と理念です。ワークショップでは、ヒアリング・ヴォイシズの基本的解説に続いて、映画「キチガイの一日」を鑑賞し、主演の吉澤さんと監督の山本さんが語ります。吉澤さんは声に生活をかき乱されて精神科医にかかる体験をしながら、出会いを通して人生を探求し…。山本さんはある日「映画を撮れ」と声が聞こえて驚き悩みつつも映画を撮り始めた…。フロアに参加の声体験者をはじめ参加者多数との交流を期待します。

映画「キチガイの一日」パンフレット

地域貢献特別公開シンポジウム 特別支援教育と発達障害―その構造と論理の批判的検討―

(日本臨床心理学会 文科省科研「特別支援教育のビデオエスノグラフィー」合同開催)
9月20日(土) 1:30p.m.~4:30p.m. 【6階・創成学習スタジオ】
発 題 者:高森  明(アスペルガー当事者  氏家 靖浩(東北文化学園大学) 山本 智子(奈良女子大学)  山本真由美(徳島大学)
司   会:樫田 美雄(徳島大学)
「特別支援教育」は、昨春(2007年4月)から正式に実施された新しい学校教育の形です。本シンポジウム(特別支援教育と発達障害)は、好意的に受け取られることが多い、この新しい取り組みに関して、あえて批判的に、かつ、臨床心理学会的に根源的に、考えることを志向して企画されました。以下簡単に、その企画の枠組みを解説いたします。
上述の「特別支援教育」に対する批判には、「現実批判」と「理念批判」の2種類がありうると樫田は考えています。前者は「理念はよいが、現実=予算、準備、資格制度等=が不十分である」という言い方になるでしょう。この重要な論点については、今回のパネリストでは、第2報告の氏家さんが十分な問題意識をもって触れてくれる手はずになっています。けれども、もう一種類の批判の形があり得ます。「理念そのものへの批判」です。具体的には、「特別支援教育がよって立つ理念そのもの=例えば<共生>=に問題がある」という批判の形になるでしょう。こちらの論点については、今回のパネリストでは、第1報告の高森さんが、アスペルガー当事者としての立場から論じて下さる手はずになっています。
ところで、じつは、この2種類の批判は、画然と区別できるものではないようにも思われます。現実は複雑で、理念はその複雑な現実の中で様々な予想外の振る舞いをするものだからです。たとえば、「当事者」といっても一枚岩ではありません。<共生>を希望している当事者もいるでしょう。<障害者家族>と<障害者>の<社会参加イメージ>が食い違っている場合もあるでしょう。どのような理念的立場に立つにせよ、具体的事例のなかで理念の現れを点検する必要があります。第3報告と第4報告は、この作業のための素材として、有意義なものになるはずです。山本智子さんの第3報告は、統合的アプローチについて、なされます。山本真由美さんの第4報告は、徳島県の場合について、の報告です。
さいごに、司会者から会員の皆さんにお願いがあります。今回のシンポジウムでは、視点の多様性が重要になります。どうぞ積極的な参加と発言を宜しくお願いします。皆さんと一緒に、このシンポジウムを、特別支援教育検討史に画期をなすものにしていきたく思っています。

 地域貢献特別公開シンポジウム

イベント名: 第44回日本心理学会 徳島大会 地域貢献特別公開シンポジウム
「特別支援教育と発達障害-その構造と論理の批判的検討-」
登壇者及び演題: 高森 明氏
(アスペルガー当事者、『アスペルガー当事者が語る特別支援教育』著者)
「<人間としての承認><共生><理解><支援><社会参加>は支援者が望んでいること?:アブノーマライゼーションのすすめ」氏家 靖浩氏(東北文化学園大学教員)
「なぜ誰も専門職養成を問わないのか?
-障害に関する心理学・福祉学担当者の不安-」

山本 智子氏
(奈良女子大学大学院博士後期課程,臨床発達心理士会関西支部役員)
「特別支援教育における統合的アプローチの在り方-事例検討から」
山本 真由美氏(徳島大学教員)
「特別支援教育:徳島県の場合」

日時: 9月20日(土曜日)13時30分から16時30分まで
場所: 徳島大学常三島キャンパス 共通講義棟6階 創成学習スタジオ
司会: 樫田 美雄(徳島大学)
参加費: 500円(資料代として)
ただし、日本臨床心理学会非会員の方で、シンポジウムのみご参加の方のみ
申込方法: 電子メールまたはファクシミリにて
(申込みメールアドレス等の詳細は下記ポスターへ)
申込締切日: 平成20年9月18日(木曜日)15時まで
徳島大学総合科学部 樫田 美雄

第43回日本臨床心理学会大会(東京)

第43回日本臨床心理学会大会(東京)

―どなたでもご自由にご参加下さい-
大会委員長 藤本 豊(東京都立中部精神保健福祉総合センター)

京都、姫路とこのところ関西での大会の開催でしたが、今大会は東京地区での開催となりました。会場は池袋の立教大学です。巨大都市東京では「おいでやす京都へ」とか「瀬戸内海の幸を満喫してください」などといった大会のキャッチコピーもなく、東京での開催は毎回参加者が少なく大会運営に苦労します。
「ようこそ国際都市東京へ」と表現したらいいでしょうか? 東京には世界各国から様々な人々が集まり、暮らし、膨大な情報が集中しています。都心のオフィスビルでは深夜でも明々と明かりがともり、人々が忙しく働いています。「国際都市東京」は、24時間休みなく働く人工空間都市です。そんな東京にありながら大会会場の立教大学はレンガ作りの瀟洒な建物に囲まれホッとする空間を醸し出しています。
一方都心のオフィスで働く人々は、小泉内閣での市場原理の導入と規制緩和政策に代表される「新自由主義」の下で効率を重視する企業の中で疲弊し、「うつ病」が増加しています。そして、年間3万人を越す「自殺」が社会問題化しています。ヒルズ族に代表される一部の富裕層と「ネットカフェ」で寝起きする「負け組」といったニ極化した格差が進行しています。混迷する現代社会で、「心の問題」が注目され、「健康な心」を一人ひとりの個人の中に求めるようになって来ました。しかし、「病んだ心」は人々の中に単独で存在するのではなく、「社会」との関係で「病んで」いるわけです。そうした意味で「臨床心理学」は社会との関係を無視して考えることは出来ません。日本臨床心理学会は、絶えず「社会との関係」での「臨床心理学」を考えてきました。
本大会では、混迷する「心理の国家資格化」についての討論を初日に、またニ日目以降では「コミュニティ」「教育」「精神障害」の各々の分野で、社会との関係を含めた様々な角度からの検討を深め日々の臨床活動のヒントが得られる分科会を設定しました。最終日に、公教育問題を軸に鋭い視点で現代社会が抱える「心」の問題について切り込んでこられた、三宅晶子さんをお招きしての講演と討論を企画しました。
一人でも多くの方々のご参加をお待ちしています。

日時:2007年9月6日(木)~8日(土)
場所:立教大学池袋キャンバス(東京都豊島区西池袋3-34-1)

午     前 午   後
9/6(木) 2:00~3:30 事務総会・役員改選3:30~5:30 総会討議 国家資格について
9/7(金) 10:00~12:30個別発表 1:30~4:30分科会I コミュニティの中での心理ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ 懇親会
9/8(土) 9:30~12:30分科会II 今、教育現場で何が起きているのか分科会III 「精神障害者」の地域支援と臨床心理 1:30~4:30講演と討論 格差社会と心-新自由主義と新国家主義を見据えて-講師:三宅 晶子さん

【大会参加費】会員3,500円 非会員4,000円 ユーザー・学生2,000円【懇親会】4,000円
【講演会のみ】一律1,000円 ※学会員以外の方の参加もお待ちしています。

【日本臨床心理学会事務局】〒110-0003 台東区根岸1-1-24 鶯谷日伸ハイツ201

?&FAX 03-3847-9164 IP-TEL 050-1092-1615(電話は月曜日のみです)
学会HP:http://www.geocities.jp/nichirinshin/  e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp

総会討議 臨床心理職国家資格化について

9月6日(木)3:30p.m.~5:30p.m.
話題提供者:宮脇 稔(日本臨床心理学会運営委員)
司   会:奥村 直史(日本臨床心理学会運営委員)
国家資格「臨床心理士及び医療心理師法案」は「2資格1法案」として生きています。2006年末、2007年始にかけて、日本心理学諸学会連合および日本精神科病院協会から臨床心理士サイドに臨床心理士の名称の変更等を要請しました。しかし、臨床心理士サイドは2資格1法案を無修正で国会提出するとの方針を採っており、通常国会への法案提出の可能性はほとんどなくなっている現状です。
こうした現状を踏まえ、学会として何をなすべきか討論していただきたいと考えます。

個別発表

9月7日(金)10:00a.m.~12:30a.m.(部屋割りは大会当日に発表いたします)
トポスとしてのこころ(spirit)に臨む心理学モデル -アジア的臨床心理学を求めて-・・亀口 公一
軽度発達障害者支援に関する一考察 ―ある専門学校における取組みを通して-・・・・波多野 大介
「生きづらさ」を抱える若者が「アートによって自己表現する」ということ・・・・・・藤澤 三佳
長期在院患者の退院促進にかかわる実践的研究
~退院促進モデル病棟の展開プロセスと課題~・・・・・・・・・・・古屋 龍太
禅仏教における自我形成援助方略? 一粒の飯(めし)の「問い」・・・・・・・・・・・・吉田 昭久

分科会I

9月7日(金)1:30p.m.~4:30p.m.
コミュニティの中での心理
発 題 者:栗原 毅(国立精神・神経センター国府台病院デイケア)
亀口 公一(アジール舎 子ども心理発達相談所)
指定討論者:箕口 雅博(立教大学)
私たちは多くの場合、施設や機関の職員(心理職)として位置づいています。そして目の前のクライエントに対する援助・サポートを行うとともに、関係機関や関わりのある人たちと一緒に考える(連携する)事でクライエントを取り巻く状況に対して働きかけています。また、日本臨床心理学会では、関わりのある分野の法律や諸制度のあり方についても、批判的な視点を含みつつ、検討してきています。
今回は、私たちが所属している施設や機関ではなく、私たちが暮らしている地域社会=コミュニティに対して心理を専門とする者の視点と人との関わり方をもって、どのように接点を持ち、位置付き、働きかけて行こうとするのか、その際の課題は何なのか、という事を、ともに考えたいと思います。
当日は、地域でNPO法人を立ち上げて心理的な支援の拠点を作る活動を始めた亀口さんと、市民として市民運動や行政の委員会に参加し始めた栗原さんに、各々の活動の中で心理(職)として意識して行っている事について報告していただき、それに対してコミュニティ心理学を専門とする箕口さんからの指定討論を受けて、全体の議論につなげて行きたいと思っています。

地方分権や市民参加・自治が徐々に進められる中、コミュニティにおける心理(職)のあり方・求められ方も、改めて考えてみる・・そういう事を、自由に話し合える場にしましょう。

ワークショップ ヒアリング・ヴォイシズ(HV)―概要解説とHV面接法のロールプレイによる模擬面接など-

企画者:佐藤 和喜雄(NPO法人福祉会菩提樹、HV研究会)
藤本 豊 (東京都立中部総合精神保健福祉センター)
ヒアリング・ヴォイシズ(以下HV)は、「幻聴」といわれる現象を、「聞こえる」人の体験そのものを原点として、互いにかかわろうとする「態度・方法・理念」を探求する実践・研究であり、オランダで発祥し世界に広がっています。従来の精神医学では「幻聴」を症状として、薬で抑え消そうとします。HVでは、この考え方から180度転換し、聞こえる体験(以下聴声)をありのままに語ってもらい、その苦しみ・恐怖や体験世界そのものを一緒に理解することに努めます。そうすることで本人が孤立を乗り越え、声の脅迫や非難に対処し、自分の真に望む生活と生き方を取戻すのを手助けします。その過程で、マイナスの声ばかりでなくプラスの声も聞こえることが自覚され、どちらの声にも対処し、生活状況との関連で声の意味を探求し、周囲と自分自身の偏見を克服して、この体験を活かした生活と生き方を再構築することも可能になってきます。これが我々の目指す、人間としての回復です。
本ワークショップでは、聴声とはどんなものかをロールプレイによって擬似体験し合います。そして、聴声の体験をありのままに本人が自覚し、また周囲の人がその体験を理解するのを助けるHV面接法を紹介し、この面接法のハイライト部分を企画者の藤本と佐藤がロールプレイ的に実演し、参加者とともに発見・学習・討論に努めたいと思います。

分科会II 今、教育現場で何が起きているのかー発達障害者支援法、特別支援教育施行のもとでー

9月8日(土) 9:30a.m.~12:30p.m.
発題者:菅野 聖子(茨城県那珂市教育支援センター)
石川 憲彦(林試の森クリニック)
片桐 健司(大田区立西六郷小学校)
司 会:谷奥 克己(社会福祉法人 インクルーシヴライフ協会)
2005年に発達障害者支援法が施行され,今年4月に学校教育法が改正されることにより,文部科学省により推進されてきた特別支援教育は,学校内に特別支援コーディネーターが配置されるなど具体的に展開しています。文部科学省は,特別支援教育が必要な根拠として,2002年に実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国調査」の結果の「約6%の割合で,学習障害(LD),注意欠陥/多動性障害(ADHD),高機能自閉症等の特別な教育支援を必要とする児童生徒が在籍している『可能性』」を挙げています。しかし、この調査の方法は,教師がチェックリスト(例:「指示に従えず,また仕事を最後までやり遂げない」)に基づき,子どもを見て評価・回答するというものであり,医師の診断によるものではありません。それでも教育現場では,「6%も障害児がいるというじゃないか」という声や,対応が難しい子どもがいると,「あの子は医療につないで,薬を飲ませたほうが…」という声を聞くようになりました。本人への個別的対応の点検や対応システムの整備を怠り,薬の副作用等の知識もないまま,「即医療,薬」となる風潮が強まっていくのではないかという危惧を感じる状況です。当日は,教育支援センターの現場のお話を菅野聖子さんに、教師の立場から障害児も普通学級で共に生活することを実践してきた片桐健司さんに,そして小児科・精神科医の立場から石川憲彦さんに現状についてお話をお聞きし,ともに考える場にしたいと思います。

分科会III 「精神障害者」の地域支援と臨床心理

発題者:高島 真澄(社会福祉法人光風会)
宮脇 稔 (浅香山病院 社会復帰施設「アンダンテ」)
司 会:奥村 直史(東洋学園大学・南八幡福祉作業所)
古くは病院の中、しかも、心理室の中だけの「心理テスト」や「心理療法」という形での個人的接点が精神科領域に関連した臨床心理活動の場であった頃もあります。しかし臨床心理的活動は、次第に、病棟でのグループ活動やデイケアにおける関わりへと拡がり、更に病院外の共同作業所・生活支援センター・グループホーム等における活動をも含む地域支援活動へと広げてきている歴史があります。活動領域が拡がり、しかも集団場面での関わりが増える中で、共に活動する他職種も、医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、社会福祉士等々と多様になっています。そうした中で「臨床心理」を担う者としての具体的実践・役割はどのようなものかを考える機会としたいと思います。
社会復帰施設に勤務するお二人に、現場で担う役割・機能・活動を具体的に語って頂くと共に、更に目指すべき方向や現状に於ける問題点にも触れて頂きたいと思います。加えて、他の職種の人々と、視点や、関わり方や、重きの置き方に違いがあるのか、あるとすれば、どのような所が独自なものなのかを共に検討したいと思います。

講演と討論 「格差社会と心」-新自由主義と新国家主義を見据えて-

9月8日(土) 1:30p.m.~4:30p.m.
講演者:三宅 晶子(千葉大学)
司 会:藤本 豊 (東京都立中部総合精神保健福祉センター)
2002年4月に、文部科学省は、教科書でも副読本でもない「補助教材」という位置付けで、「心のノート」を全国の小・中学生全員に配布しました。日本臨床心理学会は「心のノート」の使用が公教育で実質的に強要されようとする中、子どもの心をのぞき込み.心に優劣の価値をつけて、あるべき心を描いていること、また、現状の心の問題に向き合っていないばかりではなく、心と道徳を意図的にすりかえているといった問題点を指摘してきました。それは「心のノート」というソフトな言葉の陰に潜む「あるべき心」としての「愛国心」教育に危機感を抱いたからです。
いま「心の時代」とか「心」を大切に「心」の栄養などといったソフトな語り口の中で、一人ひとりの「心」が目に見えない何かによってコントロールされています。コントロールするのが「親」「学校」「会社」「国」であると同時に、私たちも「心」をコントロールしなければいけないものとの錯覚に陥った結果、「自己決定」できる自分を作るため、「自己責任」を取れるようにするために「心」をコントロールしなければと感じているといえます。一方では年間の「自殺」者が3万人を越える中で、よりよい「メンタルヘルス」を保つこと、そのためにも「心」を上手くコントロールすることが大切とも語られています。
教育現場でも「心のノート」を発端に、昨年末の「教育基本法改定」で「心」の管理化が進行しています。また、ヒルズ族に代表される「勝ち組」と、ネットカフェに漂流する「負け組」といった経済「格差」も進行し、「負け組」には自助努力が足らない、「自己責任」だから仕方がないといった風潮も見受けられます。
本講演では「心のノート」以降の公教育問題に鋭い視点で切り込んでこられた、三宅晶子さんをお招きして、「新自由主義」と「新国家主義」を糸口に現代社会の様々な「心」のありようについて問題提起をして頂き、参加された方々との有意義な討論が出来ればと考えております。多くの方々のご参加をお待ちしています。

第42回日本臨床心理学会大会(姫路)

第42回日本臨床心理学会大会(姫路)へのご案内

―どなたでもご自由にご参加下さい-
大会委員長 亀口 公一(乙訓若竹苑)

暑い日が続きます。本学会に関心を寄せる皆様、如何お過ごしでしょうか。今回、私の暑く寝苦しい夏の夜の夢がみごと的中し、初めて大会委員長の大役をお引き受けすることになりました。つきましては、ご挨拶を兼ねて歴史ある本学会大会へのご案内を申し上げます。
本大会は1964年の学会創設以来42回目の年次大会となりますが、人間のライフサイクルで言えば最も充実した年齢であり、変化の激しい年代でもあります。この42年間、臨床心理学が抱えた諸課題の深さは、本学会が経験した二度の自己変革の危機によって、如実に物語られております。
また、本学会は35年前、心理学の良心(Conscience)を当事者から鋭く問われ、その後、1・心理職にとって必要な資格とは何か、2・「する側-される側」の関係性から逃げることなくどう真摯に向き合うか、を問い続けてきました。しかし、残念なことに若い研究者や学生にはほとんど知らされていません。今や「する側」の専門家が自らの居場所を求めて自分探しをしている時代でもあります。
今回、「人間の諸問題をすべて個人の内面に還元する心理主義」を主要なテーマにして、充実したプログラムができました。特に「心理学分野の国家資格」、「私という病」、「虐待家族へのまなざし」など臨床心理学が避けて通れない問題や「障害者自立支援法と心理支援」など社会的にタイムリーな企画も用意されています。参加者とともに学びたいと思います。
なお、本大会は、会場提供を仲介していただきました会員の實川さん始め、姫路獨協大学と姫路観光コンベンションビューローの多大なご協力で開催することができました。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。その結果、一人でも多くの方が参加しやすくなるように、第1報でお知らせした参加費をさらに低額に変更することにしました。変更のお詫びとともに関係者への周知をよろしくお願いします。
自由な競争によって個人や専門に分断され生きにくい世の中ですが、本学会はどなたでも参加できます。秋の一日、姫路城から天下を眺めるこころのゆとりを求めて多くの方々がご参加されますよう心よりお待ち申し上げます。
日時:2006年10月27日(金)~28日(土)
場所:姫路獨協大学(兵庫県姫路市上大野7-2-1)

午   前

午   後

夕 べ

10/27

(金)

9:30~12:00個別発表A個別発表B 1:00~2:00 定期総会2:00~3:30総会討議「国家資格について」 3:45~5:45自主企画 6:30~8:30懇親会
10/28 

(土)

9:30~12:30分科会I医療における心理支援を考える分科会II「DV・児童虐待」家族を見るまなざし 1:30~4:30全体会シンポジュウム現代社会の心理主義化を問う

大会参加費 会員3500円 非会員4000円 学生・当事者2000円
懇親会参加費   4000円
事前振込登録先(金額は同じです。振込後のキャンセル・返金は出来ませんので、ご注意ください。)
<郵便振替口座:00150-6-371927 加入者名:日本臨床心理学会大会・研修口座>
日本臨床心理学会事務局
〒192-0064八王子市田町4-4  tel&fax 042ー624-1615(電話は月曜日のみです)
e-mail:nichirinshin@yahoo.co.jp  HP: http://www.geocities.jp/nichirinshin/

個別発表A (西館会議室1)

10月27日(金)9:30a.m.~12:00a.m.
インターンシップとして精神保健福祉センターに入って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堀田 翼
京都DARCにおける薬物依存症者支援について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・波多野大介
身体症状を抱えるクライアントへの臨床心理的支援II
―身体疾患・障害とその周辺を巡って―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・目加田敏浩
個別発表B (西館会議室4)
子どもの個性と不登校―軽度発達障害を巡って―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・高橋 晶子
心理専門職が教育現場に入っていくとき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戸田 弘子
禅仏教における自我形成援助方略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・吉田 昭久

定期総会 (西館会議室3)

10月27日(金)1:00p.m.~2:00p.m.
第17期運営委員会活動中間報告 05年度決算案06年度予算案 その他

総会討議 国家資格について(西館会議室3)

10月27日(金)2:00p.m.~3:30p.m.
話題提供者:宮脇 稔、佐藤和喜雄、亀口 公一(日本臨床心理学会運営委員)
遠く1960年代からあった臨床心理職の資格化の動きは、3つの大きな節目を経ています。一つ目は1960年代に当時あった心理学系6学会が「協会認定」の資格を作ろうとした動き。二つ目は1980年代終わり頃より、精神医療に関連した医学会や厚生省(当時)から、医療での心理スタッフの国家資格化の動きが生まれた動き。三つ目はここ1~2年の、国会議員を含めた心理職の国家資格法案作成の具体的な動きです。法案の提出には未だ至っていませんが、状況は緊迫し錯綜し不安定です。医療心理師国家資格制度推進協議会副会長の宮脇稔、日本心理学諸学会連合理事の佐藤和喜雄、日本心理学諸学会連合の国家資格小委員会ワーキンググループ委員の亀口公一から国家資格化の現状を語ってもらい、共に国家資格化問題を再度考えたいと思います。

自主企画I 「私」という病―臨床の現場から考え始めるー(西館会議室1)

10月27日(金)3:45p.m.~5:45p.m.
企   画:日本臨床心理学会関東委員会
話題提供者:小濱 義久(精神障害者共同作業所パオ)
栗原  毅(国立精神・神経センター国府台病院デイケア)
宮脇  稔(浅香山病院社会復帰施設「アンダンテ」)
近年「私」ということが強調されすぎて、そのために様々なひずみが生まれています。イラクで捕虜になった青年が「自己責任」を問われ、福祉現場では「自己決定」が強調され、臓器移植の領域では身体が「私」のモノのようにやりとりされています。心理臨床の核とも言うべき「理解」「共感」等の側面でも、社会的状況や「関係」ではなく、対象者の個人内心理を一方的に「理解」し、「共感」する傾向が強まっています。しかし、臨床現場で起こっていることは本当にそんなことなのでしょうかーそこから考え始めようと思っています。

自主企画Ⅱ グループホームとは何か-精神障害者グループホームに関する実態調査結果と実践報告を踏まえて-(西館会議室4)

話題提供者:高島 真澄(NPO茨城県精神障害地域ケアー研究会)
障害者の地域生活支援において、グループホームは重要な社会資源の一つとなっていますが、その生活は施設や入院時とほとんど変わらない所が多いのが現状です。そこで今年の夏に、当会は精神障害者のグループホームに関する実態調査を行いました。今回は、実態調査に協力参加のあったグループホーム関係者からの具体的な課題提起に基づき、当会の実態調査結果との照合を踏まえて、「グループホームとは何か」について皆さんと議論を深めていきたいと思います。

自主企画Ⅲ 障害者自立支援法を知ろう!-法制度と問題点―(西館会議室3)

話題提供者:藤本  豊(東京都立中部総合精神保健福祉センター)
佐藤和喜雄(福祉会菩提樹)
亀口 公一(乙訓若竹苑)
4月から自立支援法が施行されましたが、様々な問題が現場では噴出しています。金銭的負担が増えたことで生活がしにくくなっている現状があります。10月からの福祉サービスに関しても、障害程度区分認定のあり方やその手続きと費用負担等について、数々の疑問の声が出ています。
当日は、法の簡単な解説と問題点について藤本が、「知的障害」「精神障害」の領域での問題点について亀口・佐藤が発題し、参加者との意見交換を考えています。

分科会I 医療における心理支援を考える(西館会議室4)

10月28日(土) 9:30a.m.~12:30p.m.
シンポジスト:小西 紀一(京都大学)
坂後 恒久(福井県小児療育センター・福井大学教育実践総合センター)
森谷 就慶(東北文化学園大学)
精神疾患に限らず「病気」「けが」そして「障害」というものには、多かれ少なかれ心が関わり合っています。もっと正確に言えば、医療の場で繰り広げられる出来事には、あらゆる場面において、日常生活よりも深く心の問題が絡み合うものであるとも考えられます。この分科会では医療現場に限定して、心理的な要素が色濃くかかわる支援について、それぞれの立場から話題を提供してもらい、心理学的な考え方が医療現場に及ぼしている功罪について検討してみたいと思います。
心理学に詳しい作業療法士の小西さん、障害児療育の最前線で心理的な側面について常に配慮を持つ小児科医の坂後さん、精神科病院・精神科デイケアの勤務を経て福祉専門職養成において心理的な知識を教える大学教員の森谷さんからの話題提供を受けて、参加者のみなさんと意見交換を深めていきたいと考えています。
またこの分科会では、医療分野に心理職の国家資格化がなぜ必要か?ここ数年の間に各医学部で医療心理に関する講義と実習が急激に増えたのはなぜなのか?そして、実は古典的に医学心理学は確立されていたこと、など現代の医療と心理学を取り巻く様々な話題についても、可能な限り触れてみたいと思っています。

分科会Ⅱ 「DV・児童虐待」家族を見るまなざしを検証する(西館会議室3)

コーディネーター:井上摩耶子(ウィメンズカウンセリング京都)
シンポジスト:上野加代子(徳島大学) 吉村 智子(大阪樟蔭女子大学)
竹之下雅代(ウィメンズカウンセリング京都)
ドメスティックバイオレンス(以下、DV)・児童虐待は社会的問題と捉えられるようになり、児童虐待防止法やDV防止法などの一応の法整備もなされてきましたが、果たして被害者救済や防止予防の現状はどのようなものなのでしょうか?
本分科会では、三者三様のユニークな視点から「家族」を切り口にしながら、DV・児童虐待をラジカルに考えたいと思います。社会学者上野加代子さんは、「心理療法アプローチ」と「保険数理的なリスクアセスメント・アプローチ」から児童虐待問題を分析し、新たな家族統治について問題提起します。吉村智子さんは、障害者のQOLを研究中ですが、この面接調査から見えてきたアセスメント評価の問題、そして家族による成人障害者への虐待問題を考えます。竹之下雅代さんは、ジェンダーの視点から、ともすれば母親役割の不適切さという「母性」問題や被虐待児童の「発達障害」問題にすり替えられる傾向について、DV被害当事者の声を代弁します。
みなさまからの積極的参加・発言によるユニークな議論展開を期待しています。

全体会シンポジュウム 現代社会の心理主義化を問う(講義棟303D)

10月28日(土) 1:30p.m.~4:30p.m.
シンポジスト:浜田寿美男(奈良女子大学)
杉万 俊夫(京都大学)
實川 幹朗(姫路獨協大学)
近年アンチエイジングをキーワードとして、健康管理が注目されています。健康については、メタボリック症候群に象徴される「身体」の健康と、「うつ病」や「自殺」に代表される「心」の健康に分けて考えられています。そして「心の健康」が大切とされ、育児・教育・労働などの現場で「心理学」的な関わりの重要性が説かれています。また、「心」の動きを知ることで、虐待や子どもの関係する事件が防げるかのような錯覚を現代社会は持っています。そして、「心のノート」に象徴される「心の教育」の必要性が説かれ、「いい心」「健康な心」を作るための心理学や、「身体を鍛える」と同列に「心を強くする」ための心理学に期待が寄せられています。しかし、現代社会の複雑な「心」の問題を心理学のみでの解決が可能かは大きな疑問です。
本シンポジュウムではこの様な現在の心理学の流れを点検し、ノーマライゼーションの視点に立った「心理学的」支援についての発題を頂きます。姫路獨協大学の實川さんから思想史を通した心理学史の視点で、「子ども」や生活世界を大切にする心理学のあり方を考えてこられた奈良女子大の浜田さんから「一人ひとりが違っていい」といった視点で、また社会心理学的な立場から京都大学の杉万さんからの発題を受け、参加した皆さんとの討論をしたいと思います。

第41回日本臨床心理学会大会

 

2005年9月15日(木)~17日(土) 第41回日本臨床心理学会大会(大阪)のお知らせ
第41回日本臨床心理学会大会(大阪)のお知らせ

―第2報―第41回日本臨床心理学会大会委員長 谷奥 克己会員各位第41回日本臨床心理学会大会の概要が以下の通り決まりましたのでお知らせします。臨床心理学研究43巻第1号でお知らせしたプログラムでは公開特別講演が17日の午後になっていましたが、17日午前に変更となりましたのでご注意ください。

日時:2005年9月15日(木)~17日(土)

場所:大阪教育大学天王寺キャンパス(大阪市天王寺区南川堀町4-88)

午   前
午   後

15日木
2:00~3:00
事務総会・役員選挙
3:00~5:00
心理の国家資格について

16日金
9:30~12:00 個別発表
①「心理職の専門性」
②「知的障害をもつ中高年の人たちのQOLについて」
③「伝承遊びと心理療法Ⅲ」
④「精神障害者ピアホームヘルパー実践活動から位置づけられる「精神福祉」」
⑤「日本臨床心理学会を個人的にひもとく」
⑥「ラジコンアートによる自己表現」
⑦「身体症状への臨床心理的支援 -心身症とその周辺を巡って-」
⑧「生活訓練施設での4年で見えてきたこと -アンダンテで行きましょう-」
1:00~3:45  分科会シンポジュウム
①不登校から視えてくること
②障害者支援の動向(障害者自立支援法の問題点)
③ヒアリング・ヴォイシズ -面接法を通して得られるもの-
4:00~5:45 自主企画
①「軽度発達障害」「不登校」「学業不振」を原点から考える
-臨床心理学史を学ぶ/臨床心理学史から学ぶ-
②精神障害者ピアホームヘルパーが「精神福祉」を作り出す
③「事例検討を検討する」関東委員会

懇 親 会(YMCA高等学院)
17日土
10:00~1:00
公開特別講演
講師:インゲマール・エマニュエルソンさん
(スウェーデン・国立イエテボリ大学教員)
演題:「インクルージョンの時代」 -インクルーシヴ教育への展望-
2:00~5:00
全体会シンポジュウム
「日本におけるインクルーシヴ教育への課題」
シンポジスト
文部科学省特殊教育調査官 島  治伸さん (初等中等教育局特別支援教育課)
大阪市立大学大学院教員 堀 智晴さん
大阪市立小学校教員   藤田 修さん
「障害」児・者の生活と進路を考える会  鈴木留美子さん

大会参加費 (*1・*2は非会員のみに摘要です)
会員6000円 非会員7000円 学生・当事者3000円
公開特別講演のみ5000円〈*1〉(午後のシンポジュウムも参加の場合は非会員7000円となります。)
事前振込登録(振込後のキャンセル・返金は出来ませんので、ご注意ください。)
会員5500円 非会員6500円
公開特別講演のみ4500円〈*2〉(午後のシンポジュウムも参加の場合は非会員6500円となります。)
<郵便振替口座:00150-6-371927 加入者名:日本臨床心理学会大会・研修口座>
懇親会4000円(YMCA学院高等学校)
発題要旨・事前登録方法など詳細については、7月初旬に会員の方には郵送でご案内します。